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第18回全日本女子ユースサッカー選手権大会 ベスト4進出チームが決定!
2015年01月05日
JOCジュニアオリンピックカップ 第18回全日本女子ユースサッカー選手権大会は1月4日(日)、J-GREEN堺(大阪)で2回戦4試合を開催しました。
ピックアップマッチ1
ヴィクサーレ沖縄FC・ナビィータ(九州/沖縄) 2-0(前半0-0 後半2-0) 栃木SCレディース(関東5/栃木)
ヴィクサーレ沖縄と栃木SCの一戦は、本大会初出場のチーム同士による顔合わせとなりました。前半、栃木SCがボールを保持してチャンスに結びつけるものの、ヴィクサーレ沖縄の守備陣を前になかなかゴールを決め切ることができません。中学生主体のメンバーで挑む栃木SCは、父兄の声援を受けてゴールを目指し続けます。「まずは1点!」とグラウンドに声が響き、先制点を目指す両者。ヴィクサーレ沖縄もシュートを放ちますが、前半はスコアレスドローで折り返します。
後半、均衡を破ったのはヴィクサーレ沖縄でした。57分、栃木SCのGKとDFの連係ミスを突いた國吉真梨子選手が、こぼれ球に反応して先制点をマーク。待望のゴールを、沖縄から駆けつけたベンチ外のメンバーとともに喜びます。「必勝!」の声援を受けたヴィクサーレ沖縄は先制点の9分後、セットプレーの流れから交代で入ったばかりの比嘉千尋選手がこぼれ球を決めてリードを2点差に広げます。この後も栃木SCの反撃を必死に阻止。接戦を無失点で制し、ヴィクサーレ沖縄が目標としていたベスト4入りを果たしました。
ピックアップマッチ 2
ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18(関東3/千葉) 8-0(前半4-0、後半4-0) FC VICTORIES(関西2/兵庫)
昨年、3位決定戦で対戦した両者。前回対戦ではジェフU-18が4-1で勝利しており、FC VICTORIESにとってはリベンジを懸けた一戦となりました。先に流れをつかんだのはジェフU-18でした。9分、初戦では出場機会のなかった小澤寛選手がパスを受けると、ドリブルからシュートを決めて、監督の期待に応えます。16分には、10番を背負う鴨川実歩選手がドリブルで持ち込み、GKとの1対1でしっかりと決め追加点をマーク。対するFC VICTORIESは西山皐月選手がスピードを生かして突破を仕掛けるも、ジェフU-18守備陣の堅守に遭い、得点には至らず。この後、2点を加点したジェフU-18が優勢に立ち、4-0で前半を折り返しました。
ハーフタイムに長谷川圭監督から「リベンジしたい気持ちはこの程度なのか!」と喝を入れられたFC VICTORIESの選手たちは、気持ちを切り替えて1点を奪いにいきます。しかし、50分、51分と立て続けにジェフU-18の米盛舞選手に得点を許します。流動的な攻撃に出る相手に対して、体を張って必死に守るFC VICTORIES。ベンチ外の選手たちも声を振りしぼってピッチ上のメンバーを鼓舞しますが、さらに2点を奪われ、0-8で試合終了。昨年4位のFC VICTORIES は2回戦で姿を消しました。
監督・選手コメント
若松佑弥 監督(栃木SCレディース/栃木)
前半は押し込む時間が長く、得点するチャンスもありました。ただ、最後の場面で精度を欠いて決め切ることができず、非常に悔しい内容だったと思います。中学生主体のチームが、格上相手にどこまで通用するか確かめたかったですし、「勝ち続けて最終日まで戦おう」と言っていたのですが、残念です。初戦は接戦の末、強い気持ちを示して勝利したこともあって、今日も「諦めないチームが勝つ」と選手に伝えました。選手たちは果敢に戦ってくれたと思います。
國吉真梨子 選手(ヴィクサーレ沖縄FC・ナビィータ/沖縄)
チームのためにゴールすることができて、「うれしい」の一言です。相手のDFがバックパスを送り、GKがキックしようとしたところを狙っていたら、自分の前にこぼれてきたのでシュートしました。チームメイトの声援は大きな力になりました。中学時代からずっと一緒にプレーしているメンバーと全国大会に出場するのはこれが最後ですし、ベスト4が目標だったので、勝ててよかったです。次の相手も強敵ですが、気持ちで負けないように、みんなで最後まで戦います。
金野結子 監督(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18/千葉)
相手が最終ラインを高く設定してきた中で自分たちのオフサイドに引っかかる回数が多くなり、もう少し工夫しながら、うまく崩せたらと思っていました。相手のオフサイドラインをかいくぐって抜け出し、GKとの1対1を制するという得点が多くなりましたが、もっとサイドから崩しつつクロスを上げて、それに合わせる形も欲しかったです。独力ではなくコンビネーションで崩して、得点することが理想だと思います。次の浦和戦は、必死に頑張りたいと思います。
長谷川圭 監督(FC VICTORIES/兵庫)
昨年、同じ相手に3位決定戦で敗れたこともあって、「今年こそは」とリベンジの気持ちで挑みました。選手たちは頑張っていましたが、緊張で空回りしている部分もありました。1点、2点と失点を重ねるうちに守備陣が下を向くようになり、最終的には大差がついてしまいました。せめて1点だけでも返したいという気持ちはありましたが、選手たちは1回戦の疲労を残しながらも一生懸命戦い抜いたと思います。
JFA-TV
JOCジュニアオリンピックカップ 第18回全日本女子ユースサッカー選手権大会
2015年1月3日(土)〜2015年1月7日(水)
大阪/J-GREEN堺
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