7月29日（火）、「第19回全日本女子ユース（U-15）サッカー選手権大会 presented by NIKE」は準々決勝を開催しました。

ピックアップマッチ

浦和レッズレディースJr.ユース　1-1（前半1-0、後半0-1、PK5-4）　青崎サッカークラブHanako Clover's

浦和レッズレディースJr.ユース（関東1／埼玉）と青崎サッカークラブHanako Clover’s（中国1／広島）の一戦、先に見せ場をつくったのは浦和でした。中盤の選手たちが積極的にボールを引き出し、「県外のチームと対戦する機会が少ないので、特に序盤に戸惑うことがある」（戸根徹典監督）という青崎を押し込みます。8分には左サイドでボールを受けた高山のはら選手のシュートで先制。その後もサイド攻撃からゴールを狙うものの追加点はならず、浦和が1点をリードして折り返します。

後半は流れが一変。「青崎の勢いに押された。焦って前線に蹴ってしまい、それを拾われてカウンターを受けた」という浦和・永井良明監督の言葉通り、青崎は堅い守りでボールを奪うと相手守備陣の背後を狙い、原田結奈選手らがスピーディーな攻撃を繰り出します。45分には武澤菜美子選手がCKをヘディングで合わせ、試合は振り出しに。青崎は逆転を狙って攻勢を強めますが、対する浦和はGK伊能真弥選手を中心にこれを死守。勝負の行方はPK戦へと委ねられました。

ここで2人目のキッカーが失敗した青崎に対し、浦和は全員が成功。接戦を制した浦和が、目標とする優勝に一歩近づきました。

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監督・選手コメント

永井良明 監督（浦和レッズレディースJr.ユース）
1点リードで前半を折り返したので、ハーフタイムに「『一歩、戻らなくてもいいだろう。一歩、頑張らなくてもいいだろう』という気持ちがあると負けるよ」と話しました。後半に追いつかれてしまいましたが、ゴール前でのピンチを凌ぎ切るなど、選手たちはハーフタイムの言葉を頭に入れてよく頑張ってくれたと思います。

三浦晴香 選手（浦和レッズレディースJr.ユース）
体力があった前半は、落ち着いてボールを回すことができました。それでも、試合の終盤はチーム全体の運動量が落ち、前に急いでしまう場面が多くなりました。逆にカウンターを受ける回数が増えたので、次の試合では修正したいです。相手はサイドから突破するだけではなく、中央の選手もゴール前に入ってくる良いチームだったと思います。

戸根徹典 監督（青崎Hanako Clover’s）
力の無さを露呈したゲームでした。特にメンタルの弱さが目立ちました。本来ならば失点しても追いつくだけの力はありますし、そのまま逆転できるチームだと思っていたのですが、実際は試合を決め切れなかった。3試合を戦うことができた点は良かったけれど、本当はさらに上へと勝ち進みたかった。悔しいです。

加藤希 選手（青崎Hanako Clover’s）
前半はリードされていたので、後半に2点を奪うぞという気持ちで挑みました。特に後半、全員が一つになって戦えたのは良かったですが、PK戦では気持ちの弱さが出てしまったと思います。相手に仕掛けられてからでないと自分たちのサッカーができなかったですし、私たちにはまだ課題が多い。その課題は、今後に向けて改善したいです。

その他の試合結果

ANCLASユース（九州2／福岡）0-7（前半0-4、後半0-3）日テレ・メニーナ・セリアス（関東2／東京）

栃木サッカークラブレディース（関東5／栃木）2-0（前半2-0、後半0-0）日置シーガルズFC（九州4／鹿児島）

アルビレックス新潟レディースU-15（北信越1／新潟）0-0（前半0-0、後半0-0、PK7-6）ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-16（関東3／千葉）

その他の試合結果一覧

JFA-TV　準々決勝戦ハイライト

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第19回全日本女子ユース(U-15)サッカー選手権大会　presented by NIKE

2014/7/26(土)～2014/8/1(金)
J-GREEN堺
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