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連覇を目指すメニーナと王座奪還を狙うC大阪が決勝進出! JFA 第27回全日本U-18 女子サッカー選手権大会準決勝
2024年01月07日
JFA 第27回全日本U-18 女子サッカー選手権大会は1月6日(土)、J-GREEN堺(大阪府堺市)で準決勝の2試合を行いました。キックオフ前には、準決勝に臨んだ4チームのキャプテンよりリスペクト宣言が行われ、対戦相手や審判、関係者への敬意と、サッカーができることに感謝する言葉などが述べられました。
準決勝1
日テレ・東京ヴェルディメニーナ 3-0(前半1-0、後半2-0) INAC神戸レオンチーナ
立ち上がりから主導権を握ったのは、日テレ・東京ヴェルディメニーナ(関東1/東京)。巧みなパスワークから相手陣内に入り、ゴールに迫ります。29分には、須長穂乃果選手が先制点を挙げました。序盤は様子をうかがっていたINAC神戸レオンチーナ(関西2/兵庫県)も、徐々に前線での守備から反撃を仕掛けていきますが、メニーナが1点リードのまま前半を終えました。
後半は、メニーナが50分に伊藤風葵選手が追加点を挙げ、85分には武内明香里選手がコントロールショットを決めて点差を広げます。追う神戸も国本結月選手のボール奪取から田中さら選手がシュートを打つシーンなどもありましたが、スコアを動かせないままタイムアップ。大会連覇を狙うメニーナが3-0で決勝へと勝ち進みました。
準決勝2
ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ 3-4(前半1-2、後半2-2) セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18
第2試合は、攻守の切り替わりの速いタフなシーソーゲームとなりました。ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ(関東3/神奈川)は17分、小高夢選手のシュートで先制します。前線からの圧をさらに強めたセレッソ大阪ヤンマーガールズU-18(関西1/大阪)は、30分に古田麻子選手が右足を振り抜き、同点に。さらに36分には、裏に抜け出した中村心乃葉選手が追加点を奪い、C大阪が1点リードして折り返しました。
相模原は52分、木竜有姫選手のクロスボールを小高選手がダイレクトで合わせ、振り出しに戻します。しかしそのわずか2分後、C大阪は丸井優奈選手のゴールで再びリード。ノジマは73分に市川未悠選手の同点弾がありましたが、その3分後、C大阪は牧口優花選手のゴールで三度目の勝ち越し。4-3で、C大阪が2大会ぶりの決勝進出をつかみ取りました。
決勝戦は、1月8日(月・祝)11時よりJ-GREEN堺・S1ピッチで行われます。
選手コメント
伊藤風葵 選手(日テレ・東京ヴェルディメニーナ)
体格差もあるので簡単な試合ではないと思い、前半を見ていました。後半からの交代出場では、まずは守備から入り、チャンスがあれば点を取りたいと思っていました。点は取れましたがミスもあったので、決勝では簡単なミスを減らし、周りとサポートしあって、優勝したいです。
奈須遥 選手(INAC神戸レオンチーナ)
前半は押し込まれる時間が長かったですが、後半はチャンスを何度かつくることができました。この大会で(決勝が行われる)S1ピッチに立つということを目標に、出場メンバーだけでなく、メンバー外の選手も含め、みんなで切磋琢磨してきました。思うように試合で勝てない時期もありましたが、全員で諦めずに頑張り、ここまで来ることができました。
高橋姫花 選手(ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ)
昨年果たせなかった優勝を目標とし、チーム一丸となってここまで来ました。ハードな練習に毎週取り組んできたからこそ、今日も自分たちのサッカーができ、内容には後悔がありません。キャプテンに指名されたとき、自分にはできないと思いましたが、支えてくれる人がたくさんいたから最後まで務めることができました。
牧口優花 選手(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18)
点の取り合いの中、自分が防ぐべきところを防ぎきれず失点したので、絶対に取り返したいと思っていました。攻撃に多く関わり決勝点が取れて良かったです。前線からの守備と連動は積み重ねてきたことなので、決勝でも相手に怯まず自分たちの守備と攻撃を徹底して戦います。
大会期間:2024年1月3日(水)~2024年1月8日(月・祝)
大会会場:大阪府/J-GREEN堺