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JFA 第28回全日本U-18 女子サッカー選手権大会が開幕!
2025年01月04日
U-18年代のクラブチームの女王を決めるJFA 第28回全日本U-18 女子サッカー選手権大会が、1月3日(金)にJ-GREEN堺(大阪府堺市)で開幕しました。
ピックアップマッチ1
サンフレッチェ広島レジーナ ユース 6-0(前半1-0、後半5-0)SASAYURI FC SHIGA
開始早々の3分、サンフレッチェ広島レジーナ ユース(中国/広島)は金子ここな選手がペナルティーエリア内でボールを持つと、思い切りよく右足を振り抜いて先制点を奪います。その後はSASAYURI FC SHIGA(関西3/滋賀)も反撃に転じ、スピーディーな攻撃から何度かチャンスをつくりましたが、決め切ることができません。一進一退の攻防が繰り広げられたまま前半が終了します。
後半が始まってすぐ、広島は金子選手が高い位置でボールを奪い追加点を挙げると、51分に西森咲華選手、58分に田中心結選手と効果的に得点を重ね、キャプテンの大津可蓮選手も個人能力を発揮し2ゴールを奪う活躍を見せます。SASAYURI FCは最前線の小山浩可選手にボールを集めて反撃を試みましたが、広島の守備陣は最後まで集中を切らさずに守り抜きます。今年4月に創設されたばかり、今大会初出場の広島が、記念すべき初勝利を挙げました。
ピックアップマッチ2
大分トリニータ レディース 0-3(前半0-1、後半0-2)スフィーダ世田谷FCユース
ポゼッションスタイルを志向するチーム同士の一戦は、スフィーダ世田谷FCユース(関東3/東京)がボールホルダーへの果敢なプレスと素早い攻守の切り替えを生かして主導権を握る展開になりました。25分には味方のシュートのこぼれ球を中島優里亜選手が押し込み、先制に成功します。対する大分トリニータ レディース(九州1/大分)は相手のハイラインの裏にロングボールを送り、村上叶恋選手の突破力を生かそうとしますが、世田谷のDF陣は冷静に対応します。
後半に入ると大分のパススピードが上がって攻撃に厚みが生まれ、相手陣内でボールを回す場面が増えていきました。しかし決定的な場面をつくれないまま時間が推移すると、終盤に入って世田谷が反撃に転じます。70分、縦パスに抜け出した伴藤那美選手がGKとの1対1を制して追加点を挙げると、87分にはCKの混戦から寒河江ゆめか選手が粘り強く押し込み、勝利を決定づけました。
選手コメント
金子ここな 選手(サンフレッチェ広島レジーナ ユース)
自分がゴールを決めてチームを勝たせることを目指していました。先制点を決めて追加点も奪い、チームも波に乗ることができたのでよかったです。立ち上がりを狙っていたわけではなく、試合を通して点を決められればいいと思っていたのですが、最初からどんどんシュートを狙っていこうという思いはありました。前半は競り合いでボールを奪われてピンチになる場面もありましたが、後半はパスをしっかり回す自分たちのサッカーができました。
小山浩可 選手(SASAYURI FC SHIGA)
立ち上がりがうまく入れず、前半は1失点でしのいだのですが、後半開始早々に追加点を許してからどんどん崩れてしまいました。相手の背後を突いても攻め切れないシーンが多かったです。ハイプレスでボールを奪い、自分たちでポゼッションすることを意識していましたが、相手のプレッシャーが速く、パスが引っかかってしまうことが多かったです。このレベルを知ることができたのは大きいと思うので、この経験を生かしていきたいです。
今村咲羽 選手(大分トリニータ レディース)
自分たちが得意とするワンタッチプレーを生かしたかったのですが、相手のペースが速く、技術も高くて圧倒されてしまいました。つなぐサッカーがなかなかできず、決めるべき場面も生かすことができませんでした。受験などで大会に来られずに悔しい思いをした選手もいましたが、その人たちの分までしっかり走ることができたので後悔はないですし、全国の舞台に来られたことを誇りに思って、今後も頑張っていきたいと思います。
小泉柚紀 選手(スフィーダ世田谷FCユース)
相手がロングボールを蹴ってきて、セカンドボールを拾われる場面もあったので対応に苦しんだ部分もありましたが、自分たちの強みである個々の力を生かして戦い抜くことができました。勝ち切れたことはとてもよかったと思いますが、点を決め切るところや最終局面で課題がたくさん残りました。次の試合では、1年間取り組んできた「走る、戦う」を押し出し、決め切るところや守り切るところをしっかり意識したいと思います。
大会期間:2025年1月3日(金)~2025年1月11日(土)
大会会場:大阪府/J-GREEN堺
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