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I神戸とメニーナが決勝へ JFA 第28回全日本U-18 女子サッカー選手権大会
2025年01月07日
JFA 第28回全日本U-18 女子サッカー選手権大会は1月6日(月)、J-GREEN堺(大阪府堺市)で準決勝の2試合が行われ、決勝に進出する2チームが決まりました。
準決勝1
INAC神戸レオンチーナ 1-0(前半1-0、後半0-0) マイナビ仙台レディースユース
初の決勝進出を目指すチーム同士の一戦は、テンポよくパスを繋ぎながら多彩な攻めを見せるINAC神戸レオンチーナ(関西1/兵庫県)に対し、マイナビ仙台レディースユース(東北/宮城県)は津田愛乃音選手や渡邊衣織選手の突破力を生かしつつ縦に速い攻撃を仕掛けるなどお互いが持ち味を発揮し、激しい攻防を繰り広げます。そしてI神戸が押し込む回数が増えた31分、衣川杏樹選手が池田春菜選手とのワンツーで抜け出すと、GKとの1対1を冷静に制してゴール右隅に流し込み、I神戸に先制点をもたらします。
後半、仙台LYは右サイドバックに投入された菅原千嘉選手が果敢な攻撃参加からのクロス供給を繰り返し、チャンスメークを図ります。しかしI神戸は5バック気味の布陣でゴール前への侵入を許しません。最後まで緊張感のある攻防が繰り広げられた一戦を制したI神戸が、チームとして初めて決勝の舞台にたどり着きました。
準決勝2
日テレ・東京ヴェルディメニーナ 3-1(前半1-0、後半2-1) セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18
前回大会決勝の再戦となった試合は、日テレ・東京ヴェルディメニーナ(関東1/東京都)が立ち上がりから高い技術力を発揮し、攻め込んでいきます。対するセレッソ大阪ヤンマーガールズU-18(関西2/大阪府)も2試合で14得点と攻撃力は引けを取りませんが、メニーナに対しては堅守速攻の割り切った戦い方を選択します。スコアレスのまま進み迎えた前半アディショナルタイム、メニーナの西尾咲希選手が左からのクロスを頭で合わせて先制点を奪います。
後半もメニーナが主導権を握る中、52分には左サイドの高い位置で起点をつくり、折り返しを受けた伊藤風葵選手がコースを狙ったミドルシュートを沈めてリードを広げます。C大阪は60分ごろから相手陣内に攻め込む回数が増え、80分にはキャプテンの木下日菜子選手が得意の左足でミドルシュートを決めて追い上げムードとなりましたが、その3分後、メニーナは再び伊藤選手がミドルシュートをねじ込んで勝利を手繰り寄せました。
選手コメント
衣川杏樹 選手(INAC神戸レオンチーナ)
相手は前からのプレスが強いチームでしたが、それを受け止めるのではなく、自分たちでプレスをかけて主導権を握ろうというゲームプランで臨みました。個人としては、自分がゴールを決めてチームを勝たせることを目標に掲げて挑んだので、実際に決めることができてよかったです。GKと1対1でしたが、冷静に決められました。後半は守備に回る時間が長い中、全員で守り切ることができました。決勝でも気を抜かずに戦いたいです。
菅原千嘉 選手(マイナビ仙台レディースユース)
自分たちの力を最大限に発揮すれば上を目指せるチームなのですが、今回の試合では自分たちらしさを出せていない部分があったので、後半から入ったときには自分の持ち味である攻撃参加をしながら全員でゴールに向かうことを意識しました。結果として負けてしまいましたが、自分たちの力を出し切ることはできたと思います。悔しさもありますが、これを糧にして前を向いていくしかないですし、後輩たちにはこの悔しさを来年につなげてほしいです。
伊藤風葵 選手(日テレ・東京ヴェルディメニーナ)
相手は自分たちよりフィジカルが強く、スピードもあったので、コンビネーションで崩していくのが大変でした。追加点がほしいところで得点を決めることができてよかったです。自分の1点目は、コースが見えたので思い切って狙いました。2点目はニアサイドを狙ったのですが、少しズレて内側のコースに行ってしまいました。得点にはなりましたが、もっと練習が必要だと思いました。決勝ではミスを減らしてチームの勝利に貢献したいです。
木下日菜子 選手(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18)
相手は技術力の高いチームなので、粘り強く守備をして、カウンターからの得点を狙っていたのですが、前半の最後に先制されて、後半、盛り返そうとしていたところでも失点してしまい、苦しい展開になりました。もっと落ち着いてシュートを打つべき場面もありましたし、リードされた展開で焦ってしまった部分もあったので、改善していきたいです。みんなに支えてもらいながらここまで来た中で、チームを勝たせることができず、とても悔しいです。
大会期間:2025年1月3日(金)~2025年1月11日(土)
大会会場:大阪府/J-GREEN堺
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