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メニーナが女王の座に就く JFA 第28回全日本U-18 女子サッカー選手権大会

2025年01月12日

メニーナが女王の座に就く JFA 第28回全日本U-18 女子サッカー選手権大会

JFA 第28回全日本U-18 女子サッカー選手権大会は1月11日(土)、J-GREEN堺(大阪府堺市)で決勝が行われました。両チームの選手たちはリスペクトフラッグとともに入場し、キックオフ前には両キャプテンによるリスペクト宣言が行われ、サッカーができることへの感謝の言葉や、対戦相手や審判、関係者に対する敬意などが述べられました。

決勝

INAC神戸レオンチーナ 1-3(前半1-2、後半0-1) 日テレ・東京ヴェルディメニーナ

決勝は、初めてファイナルの舞台にたどり着いたINAC神戸レオンチーナ(関西1/兵庫県)と、過去10回の優勝を誇り、3大会連続の決勝進出となる日テレ・東京ヴェルディメニーナ(関東1/東京都)の顔合わせとなりました。

立ち上がりはI神戸が主導権を握ります。アンカーの寺田心春選手が後方からのパスを受けてシンプルにさばき、チーム全体で丁寧につなぎながらアタッキングサードまで攻め込んでいきます。メニーナの坂口佳祐監督はこの展開について「フィジカルに差があるので、最初に押し込まれるのは想定内」と考えていたようで、選手たちは慌てずに対応していきます。

すると19分、鈴木温子選手が左サイドの深い位置まで攻め上がり、クロス気味に中央に入れます。「何かが起こればいいなと思いながら蹴った」(鈴木選手)というボールはGKの頭上を越えてネットに吸い込まれ、意外な形でメニーナが先制します。さらにメニーナは26分にPKを獲得すると、眞城美春選手が「コースは決めていたので、自信を持って蹴った」という言葉どおり冷静に沈め、27分に追加点を奪います。

2点ビハインドとなったI神戸でしたが31分、ゴール前でボールを受けた小島爽選手が鋭い切り返しでマーカーを外すと、右足を振り抜いて追撃の得点を奪い、1点差で前半を折り返します。

後半に入り立ち上がりの51分、須長穂乃果選手が栗田七海とのワンツーから右足のシュートを決め、メニーナが再び突き放します。盛り返したいI神戸はここから猛反撃。終盤にかけて多くのチャンスをつくりましたが、89分の衣川杏樹選手のミドルシュートがゴールポストに嫌われるなど惜しいシーンが続き、谷奥優作監督は「チャンスは自分たちの方が多くつくれたが、決め切るところで差が出てしまった」と悔やみました。2分間のアディショナルタイムの後、試合終了のホイッスルが鳴り響きます。3-1で勝利したメニーナが、2年ぶりに女王の座に就きました。また、今大会のフェアプレー賞はメニーナに贈られました。

監督・選手コメント

谷奥優作 監督(INAC神戸レオンチーナ)
メニーナは技術や判断の能力が高いので、自分たちが前から奪いにいく守備で対応しようと考えていました。その部分での手応えはありました。自分たちの方がシュート数は多かったかもしれませんが、決め切る部分での差が出てしまいました。しっかり決めていれば違う展開になっていたかもしれないと考えると、まだまだだな、と思います。昨年が3位、今回が準優勝なので、来年こそ優勝できるように取り組んでいきたいです。

寺田心春 選手(INAC神戸レオンチーナ)
相手がボールを持って攻めてくる中で、前からプレスをかけて奪いにいくという姿勢は試合を通じて見せられたので、やりたかったことはできたと思います。相手の間に顔を出してボールを受け、前進してゴールに向かうプレーも意識してできました。初の決勝進出で歴史をつくることはできましたが、ここまで来たからには勝ちたかったです。大会を通じて成長させてもらったので、この悔しさを次のステージで晴らしていきたいです。

坂口佳祐 監督(日テレ・東京ヴェルディメニーナ)
相手が良い立ち位置を取ってきたのですが、自分たちがやってきたことを変えず、頭を使いながら対抗しました。こちらは中学生が多く、フィジカルの差は感じましたが、立ち上がりにボールを回されるのは想定どおりで選手たちはしっかり耐えてくれましたし、勝負どころでは確実にゴールを決めてくれました。内容的に課題もありますが、メニーナとしてはどんな試合でも勝負強さを発揮することが大切なので、勝ち切ったことは収穫です。

眞城美春 選手(日テレ・東京ヴェルディメニーナ)
メニーナの一員として最後の試合が決勝戦で、優勝できたので、すごくうれしいです。相手の布陣が自分たちにとってやりづらい形で、対策は練ってきたのですが、主導権を握られてしまいました。内容は良くなかったかもしれませんが、決めるべきところでしっかり決められたので、その意味では良いペースで試合を進めることができたと思います。PKは少し不安もありましたが、コースは決めていたので、自信を持って蹴ることができました。

大会期間:2025年1月3日(金)~2025年1月11日(土)
大会会場:大阪府/J-GREEN堺
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決勝戦のオンデマンド配信は、後日JFA公式アプリ「JFA Passport(無料)」にてご覧いただけます。
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