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組み合わせが決定! 第29回全日本高等学校女子サッカー選手権大会
2020年11月28日
日本サッカー協会(JFA)は27日(金)、高校女子サッカーの日本一を決める「第29回全日本高等学校女子サッカー選手権大会」の組み合わせ抽選を行い、2021年1月3日(日)から始まる大会の対戦カードが決定しました。
例年は各校のキャプテンが一堂に会して抽選会が行われていましたが、今回は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、代表者による抽選、そしてオンラインでのライブ中継となりました。岩上和道JFA副会長はあいさつの中で、「日常もそうですが、サッカーをやる環境も変わって、選手の皆さんも思うようにプレーができない年だったと思います」と選手を慮りつつ、東京オリンピックの開催、WEリーグの開幕が控える来年に目を向けて「大事な2021年の1月に行われる大会が、良いものになってほしいと思っています」と話しました。
抽選を行ったのは、選手たち憧れの存在でした。抽選箱からチーム名や番号の書かれた札を引いていったのは、元なでしこジャパン(日本女子代表)の大野忍さんと海堀あゆみさんです。最大で約2000人が同時視聴するなど、オンライン中継も注目を集めました。
第1シードの常葉大学附属橘高校(東海1/静岡)などシード4校のスポットが決まった後、次々とカードが決まっていきました。その第1シードと初戦を戦うのは、岡山作陽高校(中国1/岡山)です。大商学園高校(関西1/大阪)をシード校として準決勝進出を争う山には、星槎国際高校湘南(関東/神奈川)、常盤木学園高校(東北3/宮城)、日ノ本学園高校(関西2/兵庫)と優勝経験のある強豪校が並び、激戦が予想されます。
前回優勝の藤枝順心高校(東海2/静岡)は、北海道大谷室蘭高校(北海道2)との初戦から連覇への挑戦をスタートさせます。一方で、神村学園高等部伊賀(東海3/三重)は初出場など、フレッシュな顔もあります。いずれのチームも、現在のメンバーで臨むのは、この大会が最初で最後。1年間の集大成となる選手たちの熱い戦いに、どうぞご注目ください。
登壇者コメント
岩上和道 JFA副会長
日常もそうですが、サッカーをやる環境も変わって、選手の皆さんも思うようにプレーができない年だったと思います。この状況はしばらく続くかもしれません。withコロナの世界で試合をして、皆さんに楽しんでもらえる環境をつくっていくことは大事だと思っています。2021年はJFAができて100周年であり、東京オリンピックが予定されています。なでしこジャパンにはメダルを取ってほしい。WEリーグという新しいプロリーグも始まります。そういう大事な2021年の1月に行われる大会が、良いものになってほしいと思っています。
大野忍 さん
抽選の結果、厳しいブロックもできてしまい、やってしまったと思いました(笑)。それでも選手たちには楽しんでもらえたらいいなと思います。このコロナ禍の状況で、大変な時期を過ごしたと思いますが、この大会は全てのチームに優勝のチャンスがあるので、全力を尽くして悔いなく戦ってほしいです。
海堀あゆみ さん
責任を持って抽選をさせていただきました。皆さんに本当に頑張ってほしいなという思いでいっぱいです。夏の大会はコロナの影響でなくなり、選手の皆さんもいろいろな思いがあったと思いますが、その思いをこの大会に存分にぶつけてもらうとともに、プレーだけではなくたくさんの方にいろいろな思いを届けられるようなプレーをしてもらいたいので、応援しています。
第29回全日本高等学校女子サッカー選手権大会
大会期間:2021年1月3日(日)~2021年1月10日(日)
大会会場:三木総合防災公園(兵庫県三木市)、五色台運動公園(兵庫県洲本市)、いぶきの森球技場(兵庫県神戸市)、ノエビアスタジアム神戸(兵庫県神戸市)