AFCチャンピオンズリーグ2014は4月22、23日にグループステージ最終節を迎えます。各グループ上位2位までが次のラウンド16へ進むことができますが、これまでに東アジア地区4グループで進出が決まっているのはEグループの浦項スティーラーズ（韓国）のみ。4グループ中3グループで現在4位のチームまでステージ突破の可能性がある大混戦で、日本の4クラブも例外ではありません。

川崎、5年ぶりの突破へ

川崎フロンターレは勝点を9に伸ばしてHグループ2位に浮上。引き分けでも2009年以来初の突破が決まります。22日にホームに迎えるのは勝点2差で3位につける蔚山現代（韓国）です。12年大会の覇者ですが、前節ホームでウェスタンシドニー・ワンダラーズ（オーストラリア）に0-2で負けて現在2連敗で、ACLを含めて4月の公式戦6試合では2分け4敗と勝ちがありません。川崎はDF井川祐輔選手が累積警告で出場停止も、FW小林悠選手が怪我から復帰しました。週末のJリーグでは浦和に敗れたものの、速いパスワークの攻撃的サッカーは健在で、ACLでは2連勝中の勢いを活かしたいところです。

横浜F・マリノスは同22日にアウェイで現アジア王者の広州恒大（中国）と対戦します。Gグループは全チームが勝点7で並ぶ大混戦で、横浜FMも4位ながら勝てば次へ進出できます。広州はアウェイ2連戦で連敗し、今節はDF廖力生（リャオ・リーション）選手が出場停止ですが、マルチェロ・リッピ監督が率いるチームは、ホームでは今季国内4連勝を含めて公式戦6勝1敗と強さを発揮しています。また、郜林（ガオ・リン）選手が国内リーグ2戦で3得点と要注意です。横浜FMはMF齋藤学選手が前節2得点と好調ですが、守備力も試されそうです。

C大阪、アウェイで大一番

Eグループ3位のセレッソ大阪は23日に山東魯能（中国）のホームに乗り込み、勝てば突破が決まります。引き分けても、もう一方の試合が引き分けの場合はノックアウトステージへ進出できます。ただ、前節ホームで浦項に負けて公式戦6試合で勝ちなしと元気がありません。また、前節退場・退席処分を受けたFW南野拓実選手が出場停止、ランコ・ポポヴィッチ監督がベンチ入りできませんが、攻撃陣の奮起に期待したいところです。山東はACLでは2連敗中ですが、国内リーグは連勝で2位に浮上。ＦＷバグネル・ラブ選手がリーグ戦2試合で4得点、ACLもここまで4得点と好調で、警戒が必要です。

Jリーグ王者のサンフレッチェ広島は、同23日にホームでセントラルコースト・マリナーズ（オーストラリア）と戦います。Fグル―プ首位のFCソウルが勝点8で一歩リード中ですが、他3チームが勝点6で突破圏内。4位の広島も勝てば初のグループステージ突破が決まります。マリナーズは、国内リーグのレギュラーシーズンを3位で終えてプレーオフ準決勝進出を決めましたが、ACLでは前節ホームでソウルに敗れた上、今季アウェイでは連敗中です。広島はアウェイ2連戦を粘り強く引き分けて、現在公式戦7試合負けなしです。前節出場停止だったDF水本裕貴選手も戻り、MF柏好文選手やFW石原直樹選手らが好調を維持しています。

Jクラブの大一番での闘いにご期待ください。

■広州恒大 vs 横浜Ｆ・マリノス
日時：4月22日（火）19:00　キックオフ ※現地時間
会場：広州天河体育中心

■川崎フロンターレ vs 蔚山現代
日時：4月22日（火）19:00　キックオフ　
会場：等々力陸上競技場

■山東魯能 vs セレッソ大阪
日時：4月23日（水）19:00　キックオフ ※現地時間
会場：済南奥林匹克体育中心

■サンフレッチェ広島 vs セントラルコースト・マリナーズ
日時：4月23日（水）19:30　キックオフ　
会場：広島広域公園陸上競技

JリーグもACLを全力サポート!!