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第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会 7/12(土)、13(日)に2回戦を開催
2014年07月11日
2回戦ピックアップマッチ
第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会の2回戦が7月12日(土)、13日(日)の両日(コンサドーレ札幌 対 北海道代表対tonan前橋サテライトの勝者、のみ8月6日実施)、全国各地で開催されます。
2011年のJ1制覇から2012年の第92回天皇杯、2013年のヤマザキナビスコカップと3年連続でタイトルを獲得している柏レイソルは、岡山県代表のファジアーノ岡山ネクストと12日(土)16時か日立柏サッカー場で対戦します。
2014 FIFAワールドカップの開催に伴って中断されたJ1では、AFCチャンピオンズリーグの関係で順延された12節の2試合が15日(火)開催のため、柏レイソルは現在暫定ながらも5位と好位置につけていますが、この中断期間には、チームの得点源だったMF田中順也選手のスポルティング・リスボン(ポルトガル)への移籍が大きな話題となりました。
また、6月には同じく攻撃の核であり、2011年J1 MVPを獲得したMFレアンドロ・ドミンゲス選手の名古屋グランパス(J1)への移籍も発表されており、今シーズンから加わったFWレアンドロ(・モンテイラ)選手とFW工藤壮人選手の二人の点取り屋にかかる責任が大きくなっています。チームメイトでGK菅野孝憲選手も、「攻撃面での新たな部分を見てほしい」と期待を口にします。
「守備面は安定している」(DF渡部博文選手)というのはチーム共通の考え方のようですが、誰が先発し、どのようなシステムで戦うかは、選手たちも蓋を開けてみなければわからないという状況です。
対するファジアーノ岡山ネクストは、J2で21節終了現在4位につけているトップチーム(ファジアーノ岡山)への昇格を狙う、20代中心の若手チームです。
2009年のチーム結成後、岡山県社会人リーグからスタートし、着実に力を蓄えてきました。今シーズンはJFLを戦い、前期終了時点での成績は10位。7月21日からスタートする後期での巻き返しを図っています。
今回の天皇杯1回戦ではFC今治(愛媛県代表)を破って、2回戦に進出を決めました。岡山県のみならず、対戦したFC今治の思いを受けた愛媛県の代表として、J1クラブの柏レイソル相手にいい試合をして、チームに勢いをつけたいと意気込みも十分です。
そのほかの2回戦では、現在インテル・ミラノで活躍中の日本代表DF長友佑都選手が在籍時に、Jリーグ勢を次々と破った明治大学(東京都代表)がヴァンフォーレ甲府と対戦(12日(土)15時 山梨中銀スタジアム)するなど、大学勢とJ1クラブの対戦が5試合あります。
さらに名古屋グランパス 対 トヨタ蹴球団(愛知県代表)戦(12日(土)15時、名古屋市瑞穂公園陸上競技場)、J2の大分トリニータ 対 ヴェルスパ大分(大分県代表)戦(13日(日)16時 大分スポーツ公園大分銀行ドーム)、J1の川崎フロンターレ 対 Y.S.C.C.横浜(神奈川県代表)戦(12日(土)19時 等々力陸上競技場)、J2のジュビロ磐田 対 藤枝MYFC(静岡県代表)戦(12日(土)18時 ヤマハスタジアム)と同県対決も多く、大きな盛り上がりを見せそうです。
コメント
ネルシーニョ 監督(柏レイソル)
ワールドカップ開催によって中断していたJ1の再開を1週間後に控えた天皇杯の2回戦は、久々の公式戦になります。試合勘の部分で難しいところはあると思いますが、しっかりと準備をして、自分たちの基準となるサッカーを見せたいと思っています。相手はJFLのチームですが、プロでもアマでも関係ありません。われわれのやるべきことをやって、次のラウンドに勝ち進みたいと思います。
MF 狩野健太 選手(柏レイソル)
16時キックオフという暑い時間帯の試合であることや、相手がJFLのチームであることなど、天皇杯には独特の難しさがあるのは事実です。それでも試合に出たならば、自分の持ち味をしっかりと出して戦えるように準備しています。トーナメントの一発勝負ではセットプレーが勝敗を分けるポイントになると思うので、しっかりと得点源になれるようにしていきたいです。
牧内辰也 監督(ファジアーノ岡山ネクスト)
J1でも実力があり、組織的で攻守にスキのない柏レイソルと公式戦で戦えることは良い機会だと思います。われわれは失うものはないので、自分たちの時間帯を多く作り出したい。われわれとしては、アグレッシブに攻守にわたってどこまで挑戦できるかがポイントになると思うので、若さを強みに、ひたむきに戦いたいと思っています。
DF 西原誉志 選手(ファジアーノ岡山ネクスト)
柏レイソルはタイトルの取り方、勝ち方を知っているチームだと思います。そんな相手に全国の舞台で、自分たちのサッカーがどういうものなのか、未来像や方向性を示すことのできるチャンスです。フレッシュさや運動量、切り替えの早さで勝負して、後ろから見てもワクワクする『意図を持って崩す攻撃』を、J1相手に見せられたらと思います。
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