高円宮杯U-18プレミアリーグは、8月23日（土）と24日（日）にWEST第10節を行います。
京都橘高校は東山高校との「京都ダービー」に臨みます。ここまで勝点ゼロの京都橘ですが、「リーグのプレースピードには慣れてきたので、自らの力に出していきたい」（岩崎悠人選手）と勝利への意欲は十分。開幕戦で東山に黒星を喫しているだけに、この一戦では待望の勝利を挙げるべく意気込んでいます。
京都サンガF.C. U-18（京都）はサンフレッチェ広島F.Cユース（広島）とホームで対戦。優勝を目標に掲げたものの、現在7位と苦戦中、得点ランク1位タイの奥川雅也選手を軸に立て直しを図ります。対する広島も「シーズン前半戦は得点が少ない上に無駄な失点が多かったと感じます」（白岡ティモシィ選手）と4位につけながらも満足のいく内容ではありませんでした。共に勝利を手にして、浮上のきっかけとしたいところです。
8位の富山第一高校（富山）は首位・名古屋グランパスU18（愛知）にチャレンジします。ここまで苦しい戦いが続く富山第一ですが、全国高等学校総合体育大会（インターハイ）の予選後に久保佳哉選手や南田直樹選手ら1年生が台頭。チームに勢いを与えています。名古屋も順調な再スタートを切るために綿密なスカウティングを行うなど、準備は万全。今節も勝点3を加えて首位キープを狙います。
その名古屋を勝点差1で追うセレッソ大阪U-18（大阪）は、東福岡高校（福岡）との一戦に臨みます。確実に勝点を積み重ねているC大阪ですが、今節はケガで離脱中の仲原潤也選手をはじめ主力数名の出場が危ぶまれている状況です。一方の東福岡は、増山朝陽選手など攻撃陣の活躍でインターハイを制覇。その勢いを保って勝利につなげ、上位陣との勝点差を縮めることはできるでしょうか。

［WEST第10節の注目試合］
ヴィッセル神戸U-18  vs ガンバ大阪ユース

後半戦を盛り上げようと目論む2チームが対峙します。ヴィッセル神戸U-18（兵庫）は、「ノーマークだった昨年と違い、今年は警戒されるので戦いにくいと思う」という野田知監督の予想が的中し、序盤は下位に低迷しました。しかし、主力選手がケガから復帰すると徐々に立て直し、現在は6位。3位のガンバ大阪ユース（大阪）との勝点差は「5」と、挽回に向けて十分な位置につけています。対するG大阪は「積極的に守って、攻撃に転じるのが持ち味」と嫁阪翔太選手が語るアグレッシブな戦い方が奏功し、上位争いに加わっています。今節は得点ランク1位タイの髙木彰人選手がU-17日本代表の遠征に帯同しているため不在ですが、平尾壮選手や妹尾直哉選手など力のあるFWが控えています。両チームによる勝点3をめぐる戦いは必見です。

■ヴィッセル神戸U-18  vs ガンバ大阪ユース
日時：8月24日（日）16:00キックオフ
会場：いぶきの森球技場
アクセス：地下鉄西神南駅から市バス「ハイテク4番」下車、徒歩約10分。

なお、この試合の来場者先着300名様に大会オリジナルのネックストラップをプレゼント！
ぜひ、会場へいらしてください。

チーム紹介

高円宮杯U-18プレミアリーグに参加する全チームの普段の練習模様を取材し、掲載していきます。 今回は青森山田高校と名古屋グランパスＵ１８、ガンバ大阪ユースを掲載。

　青森山田高校 『厳しい日常の中から、青森山田の強さが生まれる』

　名古屋グランパスU18 『 好調・名古屋U18の、“叱らない”指揮官と意識の高い選手たち』

　ガンバ大阪ユース 『今季のG大阪ユースに共存する"明るさと厳しさ" 』

前回までに紹介したチーム

高円宮杯U-18プレミアリーグに参加する全チームの普段の練習模様を取材。

　コンサドーレ札幌 『 これぞ育成の札幌。未来を見据えたチーム作り 』
　流通経済大学付属柏高校 『 個性と個性がせめぎ合う場所 』
　京都サンガF.C.U-18 『 サッカーも学校生活も、常に全力で打ち込む日々 』
　柏レイソルU-18 『 刺激的な環境で、たくましさを育むポゼッション集団 』
　富山第一高校 『 自主性を重んじ、互いに刺激し合うのが富一流 』
　東山高校 『“怖い”指揮官が慕われる理由』
　市立船橋高校 『 グラスポの日常に、強さの真髄を見る 』
　JFAアカデミー福島 『 環境に感謝しながら、サッカーに打ち込む日々 』
　ヴィッセル神戸U-18 『悩み、戦い、そして帰る憩の我が家へ』
　東京ヴェルディユース 『 ヴェルディをヴェルディたらしめる成長サイクル 』
　京都橘高校 『 京都橘を“大人”に変える大事な日常 』
　セレッソ大阪U-18 『 “走るセレッソ”が見据える、世界基準という未来 』