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柏の底力が試される 高円宮杯U-18プレミアリーグEAST

2014年09月11日

柏の底力が試される 高円宮杯U-18プレミアリーグEAST

高円宮杯U-18プレミアリーグは、9月13日(土)と14日(日)にEAST第13節を開催します。

勢いに乗っている2チームが青森で激突。シーズン後半戦に入ってから3連勝中の青森山田高校(青森)と、2勝1分けの清水エスパルスユース(静岡)が凌ぎを削ります。青森山田は攻撃陣がここ3試合10得点と好調。第10節は後半に5得点、直近の2試合は前半に複数得点を挙げるなど、たたみかけるような攻撃を見せています。対する清水は平岡宏章監督の下で最後まで走り抜き、体を張って戦う約束事を徹底。核となる選手がトップチームに帯同したり、年代別の代表に招集される中で、限られたメンバーが奮闘を続けています。

三菱養和SCユース(東京)と対戦する流通経済大学付属柏高校(千葉)は、「まずは走り負けないこと」(本田裕一郎監督)を念頭に勝点3獲得を狙います。ここ3試合で10失点と守備に課題を残すものの、前節はその弱点を補う攻撃力で、柏レイソルU-18(千葉)に4-1の勝利。前節の首位チームを叩いたことでチームの士気が上がっています。現在9位に甘んじている三菱養和も、チーム状態はそれほど悪くありません。「前半を無失点で抑え、後半に攻撃する回数を増やしていく」と池田樹雷人選手が話すプランが機能すれば、勝利に近づきます。

現在4位の鹿島アントラーズユース(茨城)は、3位の市立船橋高校(千葉)とホームで対戦。シーズン序盤は「どうしても勝ち切れない」と各選手が試合運びの拙さを嘆いていましたが、ここ数試合は勝負強さを発揮。前節に1点を守り抜いて勝利するなど勝ち切れるチームへと成長しています。今節は同じく堅守が持ち味の市立船橋を相手にどのような戦いを見せるか注目です。

前節に5失点を喫したコンサドーレ札幌U-18(北海道)と、ここ3試合で13失点の東京ヴェルディユース(東京)による一戦は、守備陣の出来が勝敗を左右しそうです。東京Vの安在達弥選手は「ケガ人が多く、下級生が出場せざるを得ない状況だが、遠慮している場合じゃない」とコメント。チームメイトに危機感を持つように促しています。敵地に乗り込むこの一戦で勝利し、これまでの悔しさを晴らすことはできるでしょうか。


[EAST第13節の注目試合]
柏レイソルU-18 vs JFAアカデミー福島

柏レイソルU-18(千葉)がホームにJFAアカデミー福島(静岡)を迎えます。柏は前節の流経大柏戦で今シーズン初の複数失点を喫して連敗。それでも下平隆宏監督は「攻撃時はゴール前での一工夫が必要だと分かったし、守備面ではセットプレーの際の対応に課題が見えた。良い勉強になった」とポジティブな姿勢を崩しません。シーズン前半戦を首位で折り返したチームは連敗を止めることができるか。底力が試されます。一方のアカデミー福島は、前節の札幌戦で5得点を挙げて快勝するなど勢いに乗っています。草野侑己選手、加賀山泰毅選手が軸となるスピーディーな攻撃は迫力満点。今節は守備の時間が長くなることが予想されますが、限られたチャンスを得点に結び付けて勝点を積み重ねたいところです。

■柏レイソルU-18 vs JFAアカデミー福島
日時:9月14日(日)16:00キックオフ
会場:日立柏総合グラウンド 人工芝
アクセス:JR常磐線、東武野田線「柏」駅東口より徒歩20分。
「柏」駅東口1番乗り場より東武バス「緑ヶ丘」または
「日立柏サッカー場前」下車、徒歩1分

チーム紹介

高円宮杯U-18プレミアリーグに参加する全チームの普段の練習模様を取材。

 コンサドーレ札幌 『 これぞ育成の札幌。未来を見据えたチーム作り 』 
 流通経済大学付属柏高校 『 個性と個性がせめぎ合う場所 』
 京都サンガF.C.U-18 『 サッカーも学校生活も、常に全力で打ち込む日々 』 
 柏レイソルU-18 『 刺激的な環境で、たくましさを育むポゼッション集団 』
 富山第一高校 『 自主性を重んじ、互いに刺激し合うのが富一流 』 
 東山高校 『“怖い”指揮官が慕われる理由』 
 市立船橋高校 『 グラスポの日常に、強さの真髄を見る 』
 JFAアカデミー福島 『 環境に感謝しながら、サッカーに打ち込む日々 』
 ヴィッセル神戸U-18 『悩み、戦い、そして帰る憩の我が家へ』
 東京ヴェルディユース 『 ヴェルディをヴェルディたらしめる成長サイクル 』
 京都橘高校 『 京都橘を“大人”に変える大事な日常 』 
 セレッソ大阪U-18 『 “走るセレッソ”が見据える、世界基準という未来 』
 青森山田高校 『厳しい日常の中から、青森山田の強さが生まれる』
 名古屋グランパスU18 『 好調・名古屋U18の、“叱らない”指揮官と意識の高い選手たち』
 ガンバ大阪ユース 『今季のG大阪ユースに共存する"明るさと厳しさ" 』
 三菱養和SCユース 『プレミア唯一の街クラブ、そのたくましさの秘密』
 サンフレッチェ広島F.Cユース 『 誇りと伝統の広島ユース。プロを夢見て研鑽を積む日々』
 鹿島アントラーズユース 『 トップチームと下部組織、縮まった両者の距離』
 清水エスパルスユース 『変幻自在の清水ユース、頂点に立つために必要なこと』
 東福岡高校 『 高校総体優勝。伝統に裏打ちされた”ヒガシ”の強さ 』

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