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名古屋が4試合ぶりの勝利! 高円宮杯U-18プレミアリーグWEST
2014年09月22日
ピックアップマッチ
東山高校 1-2(前半1-0、後半0-2) 名古屋グランパスU18
3連敗中の東山高校(京都)と名古屋グランパスU18(愛知)が激突。どちらが先に連敗を脱出するのか注目の一戦は、最後まで白熱した展開となりました。
先手をとったのはホームの東山。高い位置でのプレッシングでボールを奪うとチャンスにつなげ、鎌田大地選手らが何度も名古屋ゴールを脅かします。対する名古屋はカウンターに反撃の糸口を見出そうとするものの、フィニッシュに持ち込むことができません。均衡を破れたのは、前半アディショナルタイム。鎌田選手がG大阪ジュニアユース時代から互いをよく知る守屋諒選手との連係でゴールに迫り、相手GKのファウルを誘ってPKを獲得。これを鎌田選手自らが冷静に決め、東山が1点をリードして前半を折り返します。
後半、何としてでも追い付きたい名古屋は、積極的に東山の両サイドバックの背後を突いていきます。66分、68分と、前線にスピードのある選手を続けて投入。徐々に試合のリズムをつかむと、73分には梶山幹太選手が思い切りの良いシュートを決めて同点にします。この1点で息を吹き返した名古屋は84分、相手のマークがルーズになったところを見逃さず、桜井昴選手が左サイドからのパスに反応。ボールがこぼれたところに飛び込み、渾身のシュートを決めると、勝利から遠ざかっていた間も応援し続けたサポーターのもとに駆け寄り、喜びを爆発させました。この後、名古屋は最後まで粘り強い戦いで相手の反撃を阻止、待望の勝利を手に入れました。
監督・選手コメント
福重良一 監督(東山高校)
前半は良い内容だったので、後半も冷静にプレーすること、攻撃の回数を増やすことを選手たちに伝えました。無失点で抑えたかったのですが、力のある相手に最後のところで対応できなかった。それでも90分間、集中を切らさずよく頑張った。負けはしましたが、チームの状態は上向きなので悲観していません。
鎌田大地 選手(東山高校)
内容は悪くなかったです。守備陣も頑張ってくれていたのに、自分たち攻撃陣が決定機で外してしまい、勝てた試合を逃してすごく悔しいです。先制点の場面は練習通りのコンビネーションでチャンスをつくることができ、PKは強い気持ちで決めました。今後は90分間、走り続けられるように修正していきたいでと思います。
高田哲也 監督(名古屋グランパスU18)
相手は守備重視の戦い方をするかと思っていましたが、前からボールを奪いにきて、僕たちはバタバタしてしまいました。カウンターで1点取れればもっと楽になったと思いますが、フィニッシュまでいけず、逆に自分たちの守備意識が低くなったところを突かれて先制されました。後半は、全員がハードワークした結果、意図していることが少しずつできるようになり、結果として勝利に結びつきました。
桜井昴 選手(名古屋グランパスU18)
先制され、(連敗中の)悪い流れを引きずるのではという嫌な雰囲気になりかけました。それでも後半、全員で戦って同点にすることができ、だいぶ気が楽になりました。シュートを決めたら、負けているときもずっと応援して力をくれたサポーターのところに行こうと決めていました。この勝利をきっかけに勝点を積み重ねられるよう、練習に取り組もうと思います。
その他の試合結果
サンフレッチェ広島F.Cユース 5-0(前半1-0、後半4-0) 富山第一高校
京都橘高校 0-1(前半0-0、後半0-1) セレッソ大阪U-18
東福岡高校 1-2(前半0-2、後半1-0) ヴィッセル神戸U-18
ガンバ大阪ユース 2-1(前半2-0、後半0-1) 京都サンガF.C. U-18
サンフレッチェ広島F.Cユース(広島)は異なる5選手がゴールを奪い、富山第一高校(富山)に5-0と大勝して5位に浮上。セレッソ大阪U-18(大阪)は西本雅崇選手が挙げた1点を守り切り、京都橘高校(京都)に勝利。2位をキープしています。東福岡高校(福岡)は、ヴィッセル神戸U-18(兵庫)のエース米澤令衣選手に2得点を許した後半、1点を返して粘ったものの、あと一歩及びませんでした。ガンバ大阪ユース(大阪)は、8試合負けなしの京都サンガF.C. U-18(京都)と対戦。前半のうちに岩本和希選手と髙木彰人選手の得点で2点のリードを奪うと、相手の反撃を1点で抑え、4連勝で首位をキープしています。
チーム紹介
高円宮杯U-18プレミアリーグに参加する全チームの普段の練習模様を取材。
コンサドーレ札幌 『 これぞ育成の札幌。未来を見据えたチーム作り 』
流通経済大学付属柏高校 『 個性と個性がせめぎ合う場所 』
京都サンガF.C.U-18 『 サッカーも学校生活も、常に全力で打ち込む日々 』
柏レイソルU-18 『 刺激的な環境で、たくましさを育むポゼッション集団 』
富山第一高校 『 自主性を重んじ、互いに刺激し合うのが富一流 』
東山高校 『“怖い”指揮官が慕われる理由』
市立船橋高校 『 グラスポの日常に、強さの真髄を見る 』
JFAアカデミー福島 『 環境に感謝しながら、サッカーに打ち込む日々 』
ヴィッセル神戸U-18 『悩み、戦い、そして帰る憩の我が家へ』
東京ヴェルディユース 『 ヴェルディをヴェルディたらしめる成長サイクル 』
京都橘高校 『 京都橘を“大人”に変える大事な日常 』
セレッソ大阪U-18 『 “走るセレッソ”が見据える、世界基準という未来 』
青森山田高校 『厳しい日常の中から、青森山田の強さが生まれる』
名古屋グランパスU18 『 好調・名古屋U18の、“叱らない”指揮官と意識の高い選手たち』
ガンバ大阪ユース 『今季のG大阪ユースに共存する"明るさと厳しさ" 』
三菱養和SCユース 『プレミア唯一の街クラブ、そのたくましさの秘密』
サンフレッチェ広島F.Cユース 『 誇りと伝統の広島ユース。プロを夢見て研鑽を積む日々』
鹿島アントラーズユース 『 トップチームと下部組織、縮まった両者の距離』
清水エスパルスユース 『変幻自在の清水ユース、頂点に立つために必要なこと』
東福岡高校 『 高校総体優勝。伝統に裏打ちされた”ヒガシ”の強さ 』
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