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ベスト4出そろう 第11回全日本女子フットサル選手権大会
2014年11月09日
第11回全日本女子フットサル選手権大会は11月8日(土)、北海道釧路市で大会第2日目を行い、決勝ラウンドに進む4チームが出そろいました。
大会初日に各チームが2試合を終えていたグループAでは、ともに連勝していた初出場のシュートアニージャ(関東2/神奈川)とFC アレグリカミーニョ(九州2/佐賀)がグループ首位を懸けて直接対決しました。得失点差で上回っていたシュートアニージャは、開始3分で先制すると、その1分後に追加点を奪います。後半に1点を返されたもののリードを手放すことなく、決勝ラウンド進出を決めました。もう1試合では、ウノフットディオーネ(中国/岡山)が2点差を逆転して、今大会を勝利で締めくくりました。
こちらも第2戦まで終えていたグループBでは、連覇を狙うアルコイリス神戸(関西/兵庫)が3戦目も勝利で飾り、ベスト4進出をつかみ取りました。その試合では、前回大会女王に4分までに3点を奪われながら2ゴールを返すなど、レイナージョ(開催地/北海道)も健闘を見せました。逆転突破を信じて最終戦を戦ったアヴェントゥーラ川口(関東4/埼玉)は、フロンティアFC(東海1/静岡)と激しい戦いを繰り広げた末、スコアレスドローとなりました。
グループCでは大会初日にビークス トーキョー レディース(関東3/東京)に逆転勝ちしていた丸岡ラックレディース(北信越/福井)が、その勢いを緩めませんでした。第2戦もアストゥーロ(九州1/鹿児島)に開始直後に先制されますが、後半に4得点するなどしてまたも逆転勝利。続く第3戦でも5得点と爆発し、昨年は手が届かなかった決勝ラウンドへとたどり着きました。
グループDの最終戦は、劇的な展開となりました。昨年4強のバルドラール浦安ラス・ボニータス(関東1/千葉)と、コルミージョ(北海道/北海道)がともに全勝で対決。昨年4強の浦安が開始3分で先制しますが、その2分後にコルミージョが追いつき、さらに16分には試合をひっくり返すことに成功します。それでも浦安は19分に追い付き、その時点で再び得失点差によりグループ突破に近づきます。ひるまないコルミージョにクロスバーを叩くシュートを浴びる場面もありましたが、24分には3点目を追加。粘るコルミージョを振り切り、浦安が3年連続のベスト4入りを果たしました。
大会最終日となる9日(日)には、準決勝でシュートアニージャとアルコイリス神戸、丸岡ラックレディースとバルドラール浦安ラス・ボニータスがそれぞれ顔を合わせます。さらには決勝を行い、今年の女王が決定します。
選手コメント
丸本佑実 選手、丸本明奈 選手(ウノフットディオーネ/岡山)
今日は全国大会で1勝を挙げるため、個人技を生かした自分たちのプレーをすることを心がけました。大会初日には、第1戦が終わった後で帰らければならない選手がいましたし、今日は最年長の選手を試合に出してあげたかった。全国大会へとやって来るのも大変な中で、全員を試合に出してあげられるよう、点を取ることを考えていました。一番年下の中学3年生から主婦まで、チームは週2回の練習に土日の試合と、懸命にフットサルをしています。忙しいですが、皆で集まるのが楽しいし、ストレス発散しています(笑)。未経験からスタートした選手もいましたが、初の全国大会を勝ち取りました。でも、まだまだ体力もスピードも足りないと実感しました。来年もこの大会に戻ってこられるよう、また頑張ります。
小池未慧 選手(FC アレグリカミーニョ/佐賀)
このチームは普段はサッカークラブとして活動しています。この大会に向けてフットサルの練習をして、私が中学生になって以降、毎年全国大会に進んでいますが、決勝ラウンドには一度も進めていなかったので、そこを目指して練習をしてきました。マークの受け渡しや切り替えの速さが、サッカーとは全然違うと感じます。足元の技術なども含めて、そうした点が向上したと思います。戦術も増えてきたし、九州大会ではミスが多かったパスの精度が上がってきました。私はフットサルを始めてまだ3年ほどなので、学べることがたくさんあり過ぎて楽しいです。フットサルをするのは、高校を卒業してまたこのクラブに戻ってからになるのかな、と思います。
小林心 選手(丸岡ラックレディース/福井)
昨年はバルドラール浦安さんなどと対戦して、負けてはいないのですが引き分けばかりで悔しい思いをしていたので、今年は勝利への意識をしっかり持ってきました。2年前に2-9で負けてしまったビークスさんに初戦でしっかり勝つなど、3戦全勝で気持ち良く準決勝に臨めるのは、チームのレベルが上がっているからだと思います。いろいろな方にたくさん教わり、一生懸命練習してきたフットサルの動きや守り方を、しっかり本番で出せているのが、今年一番成長した点だと思います。あとは、若さで勝負です(笑)。このチームは幼稚園や小学校年代から一緒にサッカーをして、中学・高校年代からフットサルをやってきた仲間です。他の大会でも全国優勝を狙える年代の選手たちもいたのですが手が届かず、今年こそはという気持ちが強いです。優勝を狙う気持ちでいきます。
徳永真紀 選手(アストゥーロ/鹿児島)
このメンバーで臨む、初めての全国大会でした。フィジカルの能力を上げようと、コーチが工夫して練習メニューを考えてくれました。1年間それを継続し、攻守の切り替えの意識を積み上げてきた成果が出ました。失うものは何もないので、すべてを出し切り、日本一になるという目標を掲げて、この大会に向けて取り組んできました。こういう高いレベルの選手たちと試合をする機会がなかったので、経験を積んでいけばまたチャンスが来ると思います。チームには、2時間近くかけて練習にやって来る選手もいます。フットサルは、人としても成長していける競技だと思います。技術が高いだけではなく、トータルの力で勝つチームになっていきたいと考えています。全国大会に来ると、まだまだ上を目指したいという気持ちが強くなっていきます。来年、決勝ラウンドに上がれるように頑張りたいです。
JFA-TV
第11回全日本女子フットサル選手権大会
2014年11月7日(金)~11月9日(日)
北海道/湿原の風アリーナ釧路
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