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皇后杯、いよいよ開幕へ~女子チーム日本一はどこに~(前篇)

2014年11月21日

皇后杯、いよいよ開幕へ~女子チーム日本一はどこに~(前篇)

第36回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会が11月29日、いよいよ開幕します。
なでしこリーグ所属10チームと全国9地域から26チームの全36チームが出場し、1月1日の決勝(東京・味の素スタジアム)まで、日本で最強の女子チームの座をかけて熱い戦いを繰り広げます。

大会5連覇を目指すINAC神戸レオネッサや歴代最多の10大会優勝の日テレ・ベレーザなど、なでしこリーグ所属チームは、2チームを除いて3回戦からの出場ですが、1回戦から登場する高校や大学の強豪がどんな闘いを繰り広げて勝ち進むのか、注目です。
なでしこリーグ・エキサイティングシリーズで1節を残して上位リーグ首位を走る浦和レッズレディースと、なでしこリーグ・レギュラーシリーズに優勝した岡山湯郷ベルは、組み合わせ表の両サイドに分かれ、決勝に進むまで顔を合わせません。
昨シーズン途中から指揮を執る浦和レッズレディースの吉田靖監督は、「攻守一体となったアグレッシブなサッカーで常に目の前の一戦に集中して、元日決勝まで辿りつきたい」と抱負を語りました。
組み合わせ表で浦和のいる上半分のサイドを見ると、INAC神戸が入り、それぞれ順調に勝ち進めば準決勝で対戦することになります。

1回戦では、全日本高校女子サッカー選手権の初代王者で皇后杯には2年ぶり11回目の出場となる聖和学園高校(東北)が、同大会徳島県県予選3連覇中の鳴門渦潮高校(四国)と対戦。なでしこチャレンジリーグ3位で皇后杯3年連続3回目出場のノジマステラ神奈川相模原(関東)は、岡山湯郷の下部組織としても活動する岡山県作陽高校(中国)の挑戦を受けます。
全日本女子選手権7連覇の記録を持つ清水第八プレアデス(東海)は2年連続通算30回目の登場で、初出場のASハリマアルビオン(関西)と2回戦進出を懸けて戦います。また、創設3年目で全日本女子大学選手権への出場も決めている新潟医療福祉大学(北信越)は、2大会ぶり2回目の出場で、チャレンジリーグ6位のスフィーダ世田谷FC(関東)と対戦します。

昨年の全日本高校女子選手権大会準優勝の藤枝順心高校(東海)は6年連続8回目の登場で、同じく昨年の全日本女子大学選手権でベスト8入りした姫路獨協大学(関西)に挑みます。この4チームから3回戦へ勝ち進んだチームが、なでしこリーグのジェフユナイテッド千葉レディースと手合せすることになり、さらに勝ち進めばINAC神戸との顔合わせが実現します。
藤枝順心高校キャプテンのMF杉田妃和選手は、「順心らしいサッカーを出しきって、個々の武器を最大限発揮できるように頑張りたい」と話しています。
ジェフユナイテッド千葉レディースU-18と浦和レッズレディースユースは、共に関東の代表権を得ました。

初出場の千葉U-18は1回戦で静岡産業大学磐田ボニータ(東海)と、また、浦和ユースは7年ぶり2回目の出場で、2回戦でASハリマ対清水第八の勝者と対戦し、そこで勝ったチームが3回戦でINAC神戸に挑戦します。
一方、千葉U-18対静岡産業大学の勝者は、なでしこリーグ残留をかけて入れ替え戦に臨んでいる伊賀くノ一と対戦し、そこで勝ち進んだチームが3回戦でASエルフェン埼玉(なでしこリーグ)と顔を合わせます。

組み合わせ表の岡山湯郷サイドでの注目の対戦については、後篇でお届けします。

大会は11月29-30日の1回戦(福井・テクノポート福井スタジアム、三重・三重交通Gスポーツの杜 鈴鹿サッカー・ラグビー場メイングランド、兵庫・三木総合防災公園陸上競技場)以降、2回戦を12月6-7日(宮城/ユアテックスタジアム仙台、広島/コカ・コーラウエスト広島スタジアム)、3回戦を12月13-14日(静岡/藤枝総合運動公園サッカー場、兵庫/三木総合防災公園陸上競技場)に開催します。
準々決勝は12月21日に香川/丸亀競技場と宮城/ユアテックスタジアム仙台で、準決勝は12月28日に東京/味の素フィールド西が丘で行います。
元日の決勝開催は、天皇杯全日本サッカー選手権大会決勝と同日同会場で開催していた第33回(2011年度)大会以来で、女子大会が単独開催になってからは初めてです。

第36回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会

2014年11月29日(土)~2015年1月1日(木・祝)
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