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神戸が首位奪取! 高円宮杯U-18プレミアリーグWEST
2014年11月24日
ピックアップマッチ
京都サンガF.C. U-18 3-4(前半2-3、後半1-1) ヴィッセル神戸U-18
優勝のためには一敗もできない京都サンガF.C.U-18(京都)と、前日にガンバ大阪ユース(大阪)が敗れた結果、勝利を奪えば首位に浮上するヴィッセル神戸U-18(兵庫)の一戦は、激しい打ち合いとなりました。
「試合の入り方が悪かった」とMF宅野海里選手が悔やんだ京都に対し、神戸は立ち上がりからピッチを広く使ったパスサッカーで主導権をつかみ、チャンスにつなげていきます。35分にはペナルティーエリアの左でボールを持った米澤令衣選手がシュート。一度は相手GKに阻まれたものの、こぼれ球を藤本裕豪選手が押し込んで先制します。この後、神戸は39分に南島彰人選手、41分には米澤選手が加点し、リードを3点に広げました。しかし、野田知監督が「3点を奪うまでは良かったが、その後の2失点が余計だった」と振り返ったように、3-0とした直後に連続失点。44分に宅野海里選手、45+1分に平山悠大選手と京都に立て続けにゴールを決められ、1点差で前半を終えました。
前半終了間際の2得点で息を吹き返した京都は後半、積極的に交代のカードを切って同点を狙います。しかし、なかなか決定打を打てずにいると、DFとGKの連係が乱れて思わぬ形で失点します。73分、相手のロングフィードを京都DFが背走してヘディングでGKに戻そうとした結果、ボールがそのままゴールネットに吸い込まれ、スコアは2点差となりました。それでもあきらめない京都は、84分にゴール前で細かくパスをつなぎ、最後は永島悠史選手がフィニッシュ。再び1点差に詰め寄ったものの、反撃もここまで。計7ゴールが乱れ飛ぶ一戦を制した神戸が、首位に立ちました。
監督・選手コメント
川勝博康 監督(京都サンガF.C. U-18)
リーグ優勝の可能性が少なくなり、降格もなくなった状態でメンタル的に難しい部分がありました。どのようなモチベーションで試合に臨むかが大事だと思っていましたが、逆転優勝を目指す神戸の勢いに飲まれてしまいました。残り2試合も難しい試合になると思いますが、成長するには貴重な場となりますので、無駄にしないように挑んでほしいです。
平山悠大 選手(京都サンガF.C. U-18)
先週、Jユースカップの準々決勝で負けた後に、気持ちを切り替えるつもりだったのですが、なかなか切り替えることができませんでした。それが、今日の試合の入り方にも影響してしまったと思います。前半に3失点したことによって、「このままではダメだ」という気持ちになり、その後2点を返すまでは良かったのですが、それを後半も続けることができず、悔いが残ります。
野田知 監督(ヴィッセル神戸U-18)
3失点を喫するなど、苦しい試合でした。特に後半終了間際はバタバタしてしまいましたが、今の時期は結果が非常に大事ですし、今日の勝利によって首位に立てたことは評価したいと思います。ただし、次節のセレッソ大阪戦で敗れると、再び順位が入れ替わるので、また気を引き締めて次も勝って連勝を伸ばしたいです。
中井英人 選手(ヴィッセル神戸U-18)
今日はチームの長所であるサイド攻撃が機能した結果、勝利につながってよかったと思います。まだまだチャンスを生かし切れない課題はありますが、今日の勝利によってリーグ首位に立つことができて、とてもうれしいです。これまで練習してきたことをしっかり発揮すれば、今後も勝利する自信がありますし、残り2試合も勝ちにいきます。
その他の試合結果
富山第一高校 3-4(前半1-2、後半2-2) セレッソ大阪U-18
東福岡高校 0-3(前半0-1、後半0-2) 名古屋グランパスU18
ガンバ大阪ユース 2-3(前半2-1、後半0-2) 京都橘高校
サンフレッチェ広島F.Cユース 1-0(前半1-0、後半0-0) 東山高校
富山第一高校(富山)とセレッソ大阪U-18(大阪)の一戦は、後半アディショナルタイムの松岡大智選手の得点でC大阪が勝利しました。シーズン後半戦に入り、勝ち切れない試合が続いていた名古屋グランパスU18(愛知)は、東福岡高校(福岡)に3-0と完勝。守備も10試合ぶりの完封を記録し、優勝に望みをつなぎました。首位のガンバ大阪ユース(大阪)は、リードして前半を折り返しましたが、試合終盤に手痛い2ゴールを許し、京都橘高校(京都)に敗戦。首位の座から陥落しました。サンフレッチェ広島F.Cユース(広島)は1-0で東山高校(京都)を下し、サンガと勝点で並びました。
チーム紹介
高円宮杯U-18プレミアリーグに参加する全チームの普段の練習模様を取材。
コンサドーレ札幌 『 これぞ育成の札幌。未来を見据えたチーム作り 』
流通経済大学付属柏高校 『 個性と個性がせめぎ合う場所 』
京都サンガF.C.U-18 『 サッカーも学校生活も、常に全力で打ち込む日々 』
柏レイソルU-18 『 刺激的な環境で、たくましさを育むポゼッション集団 』
富山第一高校 『 自主性を重んじ、互いに刺激し合うのが富一流 』
東山高校 『“怖い”指揮官が慕われる理由』
市立船橋高校 『 グラスポの日常に、強さの真髄を見る 』
JFAアカデミー福島 『 環境に感謝しながら、サッカーに打ち込む日々 』
ヴィッセル神戸U-18 『悩み、戦い、そして帰る憩の我が家へ』
東京ヴェルディユース 『 ヴェルディをヴェルディたらしめる成長サイクル 』
京都橘高校 『 京都橘を“大人”に変える大事な日常 』
セレッソ大阪U-18 『 “走るセレッソ”が見据える、世界基準という未来 』
青森山田高校 『厳しい日常の中から、青森山田の強さが生まれる』
名古屋グランパスU18 『 好調・名古屋U18の、“叱らない”指揮官と意識の高い選手たち』
ガンバ大阪ユース 『今季のG大阪ユースに共存する"明るさと厳しさ" 』
三菱養和SCユース 『プレミア唯一の街クラブ、そのたくましさの秘密』
サンフレッチェ広島F.Cユース 『 誇りと伝統の広島ユース。プロを夢見て研鑽を積む日々』
鹿島アントラーズユース 『 トップチームと下部組織、縮まった両者の距離』
清水エスパルスユース 『変幻自在の清水ユース、頂点に立つために必要なこと』
東福岡高校 『 高校総体優勝。伝統に裏打ちされた”ヒガシ”の強さ 』
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