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ガンバ大阪、清水に圧勝で決勝進出 第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会 準決勝

2014年11月27日

ガンバ大阪、清水に圧勝で決勝進出 第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会 準決勝

ガンバ大阪(J1) 5-2(前半3-2、後半2-0) 清水エスパルス(J1)

第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会の準決勝2試合が11月26日に開催され、東京・味の素スタジアムではガンバ大阪(J1)が清水エスパルス(J1)を5-2で退け、大阪・ヤンマースタジアム長居ではモンテディオ山形(J2)がジェフユナイテッド千葉(J2)に3-2で競り勝ち、12月13日に横浜・日産スタジアムで行われる決勝へ進みました。

G大阪は第92回(2012年度)大会以来の決勝進出で、前身の松下電器時代を含めて4度目となる優勝を目指し、一方の山形は初の決勝進出になります。

Jリーグヤマザキナビスコカップに優勝し、リーグ戦の優勝争いでも首位の浦和レッズに勝点2差で迫る勢いのG大阪は、試合開始14分で2得点を挙げる好調な滑り出しを見せます。前半9分、FWパトリック選手が前線で落としたボールをFW宇佐美貴史選手が右足で振り抜き、10月9日以来となるゴールを決めて先制。その4分後には、MF遠藤保仁選手の左CKにパトリック選手が頭で合わせて2点目を奪いました。

清水は前半20分に公式戦初出場のFW加賀美翔選手の得点で1点を返し、前半24分にはMF村田和哉選手のパスを受けたMF高木善朗選手が2点目を決めて同点にします。2ゴールを得てパスがつながるようになった清水はピッチを広く使って攻撃を展開しますが、前半37分、G大阪はパトリック選手のヘディングで3-2と勝ち越しました。

後半からFWリンス選手を投入したG大阪は再び攻撃のリズムを取り戻し、宇佐美選手やMF今野泰幸選手らがゴールを脅かします。そして72分、パトリック選手からパスを受けた宇佐美選手が、相手GKの頭上を抜く技ありのゴールでチームのリードを4-2に広げました。

清水は77分に高木選手がカウンターからシュートを放ちますが、ポストに阻まれます。
G大阪は85分に交代出場のFW佐藤晃大選手が相手パスを奪って攻め上がり、佐藤選手からパスを受けたリンス選手がミドルシュートで5点目を決めました。

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監督・選手コメント

長谷川健太 監督(ガンバ大阪)
決勝に行くために戦てるメンバー18人を選んできました。90分で勝てて良かったと思います。2点獲って2点獲られてという難しい展開の中でしっかりリードして折り返すこともできましたし、後半もしっかりと入って集中して、清水の攻撃を受けた場面もありましたが、きちっと点を獲って90分で勝ち切ったというのは選手のたくましさだと思います。違う意味で強いチームにならなければと思っていましたので、この準決勝にしっかり勝てたのは非常によかったと思います。宇佐美選手も久しぶりに公式戦で点を獲って少し楽になって、これで乗ってくれればと思います。次のリーグ戦にも、肉体的な疲労はあると思いますが、勝ったことで精神的疲労は軽減されると思います。ホーム最終戦ですし、全員で力を合わせて最後まで良い結果でいけるようにしたいと思っています。

パトリック 選手(ガンバ大阪)
ガンバは歴史もある常勝チームなので、そのチームの一員として試合で貢献して勝ちたいと思っていたので、それができて良かったです。(結果を出せているのは)普段のトレーニングから集中して取り組んで、監督の言うことを聞いて吸収して、トレーニングから出せているからだと思います。宇佐美選手への2アシストも、彼がそれで得点できれば彼も自信になりますし、僕たちFWの連係が良いことを示すことにもなります。タイトルを獲るためにも、続けていけたらと思っています。3冠は簡単ではないですが、意識はしていますし、自信あります。

宇佐美貴史 選手(ガンバ大阪)
1点目が入ったことでリラックスしてプレーできました。2点目も1点目があったから、ああいうタッチが出ました。どんな形でも点が欲しかったですし、数字が一つ付くだけですが、気が楽になりました。3冠はまだ意識していません。リーグ戦では浦和の方が勝点で上にいますから。次を獲ったら意識します。

大榎克己 監督(清水エスパルス)
失点が最後まで響いてしまいました。2失点した後に、狙い通りの形で得点して2点追いついて、選手たちががんばってくれましたが、自分たちのミスから3失点ぐらいあったのは、もったいないと思います。サッカーにミスはつきものですが、ミスを減らさないと勝てません。ガンバのような、サッカーを分かっている選手が多い相手には、隙を見せると失点につながってしまうと改めて感じました。若い選手で戦いましたが、ボールを中心にプレッシャーをかけることを心がけて、それが出来ている時は自分たちの形になっていましたが、出来ない時には押し込まれて、セットプレーでも相手の高さにやられてしまいました。決勝を狙っていたので非常に残念な結果ですが、気持ちを切り替えてリーグ戦へ臨みたいと思います。

高木善朗 選手(清水エスパルス)
結果的に負けたので残念という気持ちしかありません。日ごろ試合に出ていないメンバーもいましたが、コンビネーションはうまくいきましたし、個人的には良い部分も見せられたので、個々でやれることを見せることができたと思います。でも、もっと点につながるプレーができたら良かったと思います。

決勝

マッチ
No.
試合日キックオフ対戦カード会場
87 12/13(土) 14:00 ガンバ大阪
(J1)
14:00 モンテディオ山形
(J2)
日産スタジアム

第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会

2014/7/5(土)〜2014/12/13(土)
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