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昇格1年目の柏が初優勝! 高円宮杯U-18プレミアリーグEAST
2014年12月01日
ピックアップマッチ
柏レイソルU-18 0-0(前半0-0、後半0-0) 青森山田高校
高円宮杯U-18プレミアリーグは11月30日(日)にEAST第17節を行い、首位・柏レイソルU-18(千葉)は青森山田高校(青森)と対戦しました。この一戦の前に他会場で2位・清水エスパルスユース(静岡)が市立船橋高校(千葉)に敗れたため、試合開始前に柏のEAST優勝が決定。プレミアリーグ昇格1年目で初のEAST制覇を成し遂げた柏は、12月14日(日)にEASTとWESTの覇者が日本一を争うチャンピオンシップの出場権を獲得しました。
試合は序盤、青森山田ペースで試合が進みます。19分には野口雄輝選手のクロス気味のFKがゴールポストを直撃するなど、柏ゴールに迫ります。対する柏も細かくパスを出し入れして相手を揺さぶるものの、自陣に引きこもる青森山田の守備陣を崩すには至りません。逆に39分、木戸隆生選手に突破を許すと、最後はフリーの野口選手にシュートを打たれ、肝を冷やしました。
後半も、自陣を固める青森山田に対し、柏がボールを動かしてじわじわと攻め立てます。しかし、「引いて守る相手に対し、もっとミドルシュートを打ってもよかった」と会津雄生選手が語る通り、敵陣深くまでボールを運ぶものの決定打は出ず。青森山田の体を張った守備もあって、なかなかフィニッシュに持ち込めません。終盤、積極的に交代のカードを切った柏は後半ロスタイム、途中出場の山本健司選手がドリブル突破から相手ボックス内に進入して決定機を迎えるも、シュートはゴールポストに嫌われました。結局、このままスコアレスドローで試合終了。両チームが勝点1を分け合いました。
監督・選手コメント
下平隆宏 監督(柏レイソルU-18)
自分たちのスタイルを貫いてきたことがEAST優勝の要因だと思います。われわれはボールを持つことにこだわっていますし、そのこだわりが裏目に出ても、一貫して主導権を握るサッカーに取り組んできました。今日は試合開始前にEAST優勝が決まったこともあって、心理的に難しいゲームになりました。序盤、自分がヒーローになるんだという選手が数人いて、攻撃が機能しない時間もありました。ただ、後半は修正できましたし、悪い部分がチャンピオンシップの前に出て良かったです。
中山雄太 選手(柏レイソルU-18)
今日の一戦は、あくまでもプレミアリーグの一つの試合と捉えて準備を進めてきました。無失点で勝点1を獲得しましたが、守備時には危ないシーンがあり、課題も残りました。この先、チャンピオンシップを控える中で、EAST優勝は一つの通過点だと考えています。僕は中盤でもCBとしてもプレーできるので、まずは足元の技術、そしてキャプテンシーを見てもらいたいです。チャンピオンシップではこれまで取り組んできたポゼッションサッカーで勝ちたいと思います。
会津雄生 選手(柏レイソルU-18)
引いて守る相手を崩し切れず、少しフラストレーションが溜まった試合でした。ボールを持っていれば、失点することや負けることはありませんが、チャンピオンシップでは勝たないといけません。勝つためには、パスだけではなく、最後はミドルシュートやドリブル突破も必要かなと感じました。僕の持ち味は試合終盤の運動量なので、高校生活3年間の最後、チャンピオンシップではこれまで努力してきた成果を出したいです。最後の舞台で輝きたいと思っています。
黒田剛 監督(青森山田高校)
前線、中盤、最終ラインがコンパクトに距離を保ち、相手を深追いせずに守ることができました。少しプレッシャーをかけると相手がバックパスで逃げたこともあって、こちらはその間に最終ラインを押し上げられました。柏はEAST優勝が決まっていたから、少し気を使ってくれたのかなと感じています(笑)。ともあれ、今季はシーズン前半から取りこぼしが続いていた中で、この一戦ではその教訓を少しは生かすことができたと思います。選手の自信につながるはずです。
JFA-TV
その他の試合結果
市立船橋高校 3-0(前半0-0、後半3-0) 清水エスパルスユース
東京ヴェルディユース 2-1(前半0-0、後半2-1) 鹿島アントラーズユース
三菱養和SCユース 3-0(前半2-0、後半1-0) コンサドーレ札幌U-18
JFAアカデミー福島 1-1(前半1-0、後半0-1) 流通経済大学付属柏高校
前半を0-0で折り返した市立船橋高校(千葉)と清水エスパルスユース(静岡)の一戦は、後半に動きます。50分の鵜澤恵太選手を皮切りに市立船橋が69分までに3得点を挙げ、清水を下しました。降格が決まっている東京ヴェルディユース(東京)は、オウンゴールによる2得点で鹿島アントラーズユース(茨城)に勝利。三菱養和SCユース(東京)は下田悠哉選手の2得点などでコンサドーレ札幌U-18(北海道)を3-0で退けています。JFAアカデミー福島(静岡)と流通経済大学付属柏高校(千葉)の一戦は、1-1の引き分けに終わりました。
チーム紹介
高円宮杯U-18プレミアリーグに参加する全チームの普段の練習模様を取材。
コンサドーレ札幌 『 これぞ育成の札幌。未来を見据えたチーム作り 』
流通経済大学付属柏高校 『 個性と個性がせめぎ合う場所 』
京都サンガF.C.U-18 『 サッカーも学校生活も、常に全力で打ち込む日々 』
柏レイソルU-18 『 刺激的な環境で、たくましさを育むポゼッション集団 』
富山第一高校 『 自主性を重んじ、互いに刺激し合うのが富一流 』
東山高校 『“怖い”指揮官が慕われる理由』
市立船橋高校 『 グラスポの日常に、強さの真髄を見る 』
JFAアカデミー福島 『 環境に感謝しながら、サッカーに打ち込む日々 』
ヴィッセル神戸U-18 『悩み、戦い、そして帰る憩の我が家へ』
東京ヴェルディユース 『 ヴェルディをヴェルディたらしめる成長サイクル 』
京都橘高校 『 京都橘を“大人”に変える大事な日常 』
セレッソ大阪U-18 『 “走るセレッソ”が見据える、世界基準という未来 』
青森山田高校 『厳しい日常の中から、青森山田の強さが生まれる』
名古屋グランパスU18 『 好調・名古屋U18の、“叱らない”指揮官と意識の高い選手たち』
ガンバ大阪ユース 『今季のG大阪ユースに共存する"明るさと厳しさ" 』
三菱養和SCユース 『プレミア唯一の街クラブ、そのたくましさの秘密』
サンフレッチェ広島F.Cユース 『 誇りと伝統の広島ユース。プロを夢見て研鑽を積む日々』
鹿島アントラーズユース 『 トップチームと下部組織、縮まった両者の距離』
清水エスパルスユース 『変幻自在の清水ユース、頂点に立つために必要なこと』
東福岡高校 『 高校総体優勝。伝統に裏打ちされた”ヒガシ”の強さ 』
第1回みんなが選ぶ高円宮杯プレミアリーグベストゴール賞
出場20チームが自チームのベストゴール動画を選出し、その再生回数より20ゴールの中からプレミアリーグのベストゴールを決定いたします。
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