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きっかけは「焼鳥屋でのスカウト」奥寺康彦氏も出場~15回全国シニア(60歳以上)サッカー大会

2015年05月22日

きっかけは「焼鳥屋でのスカウト」奥寺康彦氏も出場~15回全国シニア(60歳以上)サッカー大会

第15回全国シニア(60歳以上)サッカー大会と、シニア(70歳以上)サッカーフェスティバルが5月30日(土)に北海道夕張市で開幕し、全国各地から集結したチームが3日間にわたって技を競います。

今大会には、かつて日本代表で活躍した奥寺康彦さん(横須賀シニアサッカークラブ)も出場。1970年代から80年代にかけてドイツ・ブンデスリーガでプレーし、「東洋のコンピューター」の異名を取った奥寺さんが、大会に懸ける意気込みを語ってくれました。

――シニアサッカーとの出合いについて教えてください。

奥寺氏: 44歳か45歳のときだったと思います。近所に行きつけの焼鳥屋さんがあったのですが、今所属しているクラブの方々が、私がそのお店の常連だと聞きつけ、ある日「横須賀シニアに入りませんか」とスカウトしに来てくださったんです(笑)。

最初は驚きましたが、いざ彼らとボールを蹴ると、楽しかった。楽しみながらも、ある程度、勝負にこだわるチームでしたし、他のメンバーも真剣に取り組んでいたので、「やりがいがあるな」と本腰を入れてプレーするようになりました。

――真剣にプレーしてこそ楽しい、と。

奥寺氏: 全国大会に出場するような方々は、チームではもちろん、個人としても練習しているはずです。強いチームと対戦すると、規律がしっかりしていると感じますし、個々のモチベーションも高いです。私が所属するチームも、真剣に頑張らないと通用しません。私自身、怒られながらプレーしていますから(笑)。

――現役時代にプレーしたドイツのシニア層は、サッカーとどう付き合っていましたか。

奥寺氏: サッカーを生涯スポーツとして楽しもうとするサイクルがあったように思います。週末をひいきのクラブの応援に費やし、平日の夜はみんなと集まってボールを蹴る。このような方たちを何度も見かけました。日本もシニアサッカーを取り巻く環境が整備され、ドイツにも負けない舞台が整ってきたと感じます。シニアサッカーを楽しむチームや人口が増えていると実感しますし、今後もさらに増えていくのではないでしょうか。

――シニアサッカーの魅力は何だと思いますか。

奥寺氏: サッカーが大好きな人たちとボールを蹴ることに尽きます。静岡の時之栖で合宿を行ったり、他県で招待試合に参加したりすることもあるのですが、そのたびに、ボールを蹴る喜びが沸いてきます。試合や練習の後は、アフターマッチと称した親睦会が始まりますし、いろいろな方たちと交流を深められるところがシニアサッカーの魅力だと思います。

――最後に、今大会への意気込みをお願いします。

奥寺氏: 練習好きの監督のもと、日々、鍛錬を繰り返してきました。やるからには優勝を目指しますし、勝利を目指した上で、楽しみたい。異なる地域のチームと対戦することはもちろん、夕張でプレーすることも楽しみです。かつて子どもたち向けのサッカー教室を開いたと記憶していますし、立派な施設でプレーすることを心待ちにしています。

第15回全国シニア(60歳以上)サッカー大会

日程:2015年5月30日(土)〜6月1日(月)
会場:サングリンスポーツヴィレッジ(夕張平和運動公園)
大会情報はこちら

シニア(70歳以上)サッカーフェスティバル

日程:2015年5月30日(土)〜6月1日(月)
会場:サングリンスポーツヴィレッジ(夕張平和運動公園)
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