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第95回天皇杯 横浜FMとMIOびわこ滋賀の一戦は豪雨により中止、10月11日に再開試合を実施
2015年09月09日
マッチレポート
横浜F・マリノス(J1) 1-1試合中止(前半0-1、後半1-0試合中断) MIOびわこ滋賀(滋賀県代表)
第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会は9月6日(日)に2回戦5試合が各地で開催され、ニッパツ三ツ沢球技場では、横浜F・マリノス(J1)とMIOびわこ滋賀(滋賀県代表)が対戦しました。
JFLで戦うMIOびわこ滋賀は、J1クラブを相手に序盤から果敢に挑み、攻める姿勢が早速実を結びます。開始2分、中盤で國領一平選手が相手からボールを奪うと、すぐさま前線にロングボールを送ります。これが2人の横浜FMのDFの間に走り込んだ村上聖弥選手にピタリと合うと、胸でワントラップした村上選手は飛び出してきたGK飯倉大樹選手の動きをよく見て、ゴール左隅にシュートを決めました。
大きな先制点を奪った滋賀は、この後も懸命なプレーを続けます。相手選手に対してしっかりマークに付き、圧倒的にボールを持たれながらも決定機をつくらせません。高い集中力で守備を続けてリードしたままハーフタイムに入りました。
後半開始にあたって、横浜FMは2人の選手を投入します。すると後半からピッチに送り出された仲川輝人選手が起用に応えます。相手のFKから決定機を許した直後の53分、ロングパスに反応してペナルティーエリア内に走り込み、ファウルを誘発してPKを獲得。これをアデミウソン選手が決めて横浜FMが1-1の同点に追いつきました。勢いに乗る横浜FMは、57分にも三門雄大選手の強烈なミドルシュートで滋賀のゴールを襲いますが、これは天候に水を差されます。後半から降り始めた雨が非常に強くなり、ピッチには水がたまり、ボールがまともに動かない状況となりました。
それでも両チームの選手は厳しいコンディションの中でも必死にボールを奪い合いますが、74分に試合が中断され、14分後に選手の安全のために中止が決定されました。
なお、この試合の取り扱いについては9日に発表され、10月11日(日)13時より日産スタジアムに場所を変えて、試合が止まった後半28分16秒より再開されることが決まりました。
第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会 2回戦 横浜F・マリノス vs MIOびわこ滋賀(マッチナンバー【40】)
試合の取り扱いについて
選手コメント
仲川輝人 選手(横浜F・マリノス)
出場したときにはビハインドの状況だったので、監督に言われたように相手最終ラインの裏を狙うことを意識してプレーしました。(PK獲得の場面は)良いボールが送られてきたので、相手GKが出てくるのを見て、かわしにいきました。その動きが結果的にPK獲得につながったのですが、自分としては得点できなかった悔しさもあります。(プロ初出場を果たしたことについては)良い緊張感を持ってピッチに出ていくことができました。それが良かったのかなと思っています。
村上聖弥 選手(MIOびわこ滋賀)
(先制点の場面は)齋藤達也選手が前に出て相手DFの注意を引きつけてくれたので、その裏から前へ出て行きました。右利きではないのですが、思い切って足を振り抜きました。大雨で中止になりましたが、僕らは雨でもやりたいと思っていました。ほとんどの選手が仕事をしていますし、移動もしんどいし、サポーターもいろいろなところから来てくれているんです。でも、試合中は自分たちのやりたいことができていたし、対等にできているという自信がありました。どんな形で再試合が行われるか分かりませんが、その中で全力を尽くします。
第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会
2015年8月29日(土)~2016年1月1日(金・祝)