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第95回天皇杯 シード勢登場で上位争いが激化

2015年11月10日

第95回天皇杯 シード勢登場で上位争いが激化

「第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会」は11月11日(水)、14日(土)、15日(日)にラウンド16(4回戦)を開催。ここから、Jリーグ推薦シードチームの浦和レッズ、ガンバ大阪、FC東京、柏レイソル(いずれもJ1)が登場します。

ラウンド16に残った唯一のJ3勢、FC町田ゼルビア(東京都代表)は浦和と対戦。チームは明治安田生命J3リーグにて6戦連続完封で6連勝を挙げるなど、直近の7試合でわずか2失点と堅守が光ります。チームの特徴は「自陣中央を固めた守備と素早い攻守の切り替え」(相馬直樹監督)。ワイドに揺さぶられても、DFの増田繁人選手や深津康太選手が中心となってクロスボールを跳ね返します。今回の一戦も守備から入り、チャンスにつなげたいところです。対する浦和はリーグ戦ここ5試合で2勝2分け1敗と停滞気味。また、この一戦はSAMURAI BLUE(日本代表)に帯同している西川周作選手、槙野智章選手、柏木陽介選手抜きで戦わなければなりません。攻守のキープレーヤーを欠く中で、どのように相手ゴールをこじ開けるか注目です。

川崎フロンターレ(J1)対G大阪は、組み合わせ抽選会で対戦が決まった際、会場で最も大きなどよめきを生んだカードです。カップ戦を含む直近5試合の対戦成績は、2勝1分け2敗と全くの五分。ともに攻撃的なサッカーを志向しており、明治安田生命J1リーグ2ndステージ第13節では5-3(川崎Fの勝利)という撃ち合いを演じています。川崎Fは中村憲剛選手らベテラン勢に中野嘉大選手をはじめとする若手が加わり、初のタイトル獲得に向けてバランスの良い陣容を整えています。一方のG大阪は先のヤマザキナビスコカップで準優勝に。この一戦に勝利して、シーズン終盤への勢いをつけられるでしょうか。

サンフレッチェ広島(J1)はアウェイで徳島ヴォルティス(J2)と顔を合わせます。広島はパワフルなドウグラス選手、俊足の浅野拓磨選手、そして佐藤寿人選手と前線に異なるタイプのFWを擁し、J1首位となる68得点を記録(2ndステージ第16節終了時)。13年まで徳島に所属していた柴﨑晃誠選手も中盤で攻撃を司っています。

対する徳島はリーグでは14位と苦戦を続けていますが、今大会では3試合を消化して10得点1失点と充実の内容で勝ち上がってきました。アルビレックス新潟(J1)との3回戦では津田知宏選手や長谷川悠選手らJ1経験者が存在感を発揮。J1クラブ相手に一歩も引かず、勝利をつかみました。過去5戦全敗と広島を苦手にしていますが、一発勝負のカップ戦では何が起こるか分かりません。徳島はホームの声援を背に金星を狙います。

第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会

2015/8/29(土)~2016/1/1(金・祝)
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