11月22日(日)、第39回全国地域サッカーリーグ決勝大会決勝ラウンド最終日の2試合を行い、ラインメール青森が優勝を決めました。

ブリオベッカ浦安 (Aグループ1位) vs ラインメール青森 (Bグループ1位)

第1試合はブリオベッカ浦安(関東/千葉)とラインメール青森(全社*/青森)の対戦。前日の試合で2連勝したチーム同士の対戦で、事実上の決勝戦となったこの試合。両チームが互角の戦いを見せ、前半を0-0で折り返します。後半16分、青森の7番、金井洵樹選手のフリーキックに22番の種市真太選手が頭で合わせて先制します。浦安はセットプレーなどでチャンスを作り全員で攻撃に入りますが、ゴールを奪えず、1点を守りきったラインメール青森が1-0で見事勝利。優勝を掴み取りました。

サウルコス福井 (Cグループ1位) vs FC刈谷 (2位最上位)

3位決定戦となった第2試合は、サウルコス福井(北信越/福井)とFC刈谷(東海/愛知)が対戦しました。前半は、刈谷にチャンスが多く生まれますが、得点につなげることができません。福井もチャンスを決めきれず、0-0で後半を迎えます。後半11分に8番・今井昌太選手と11番・畦地健太選手のパス回しから、最後は17番・山田雄太がボールとともにゴールに飛び込んでゴール。福井にとって、待望の決勝ラウンド初得点が生まれます。FC刈谷も何度も福井ゴールに攻め入りますが、ゴールを割れず、試合は1-0のまま終了。悲願の一勝を勝ち取ったサウルコス福井が第3位に入賞しました。

*注：全社および全社枠 … 全国社会人サッカー選手権大会 上位チームによる出場枠。詳細は大会要項を参照。

順位

優勝　ラインメール青森
準優勝　ブリオベッカ浦安
第3位　サウルコス福井
第4位　FC刈谷

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監督・選手コメント

葛野昌弘 監督（ラインメール青森）
チームとして次のステージに行けたということが嬉しいです。全国社会人大会から、一回でも負けたらシーズン終了という状況でここまできたので、選手の頑張りをすごく感じました。決して上手いチームではないですが、今シーズンはどの試合に対しても「この試合は絶対に勝つ」という気持ちで選手達には臨ませてきました。メンバーが変わっても、一試合一試合、目の前の相手を倒していくという勝負強さをストロングポイントとしてきたことでここまでこれたと思います。
全国社会人大会の１回戦から今日まで公式戦を重ねる中で、選手が成長し、勝ち進んでる部分が大きな自信になったと思います。勝つために、戦術的な部分や日頃から積み重ねたチーム力以外でも、勢い、モチベーションなど短期決戦に向けて100%の力を出せるかに気を遣い、選手達も張りをもって取り組んでくれました。

阿達亮介 選手（ラインメール青森）
今年、リーグが始まった当初は下位のチームに引き分けたりするチーム状況でした。苦しい時期もありましたが、全社などの公式戦を他よりも多くこなしたので、一試合一試合、チームとして成長していき、チーム力が高まっていったと思います。昨日の2位以内確定を決めた試合では、「一番長くやってきた自分が決めて昇格してやる」という気持ちがあったので、狙っていました。また、青森からわざわざ来て下さったサポーターの方々の応援も、本当に力になりました。
来シーズンからはカテゴリーが上がるので、今までのサッカーに向き合う気持ちや姿勢をもっとシビアにし、さらにサッカー中心で考えて頑張りたいです。

齋藤芳行 監督（ブリオベッカ浦安）
「今年昇格しなければ」という強い気持ちでやってきました。今シーズンは、メンバーの入替えもほとんどせず、「地域リーグ決勝大会を知ってる選手＋新しい選手」という浦安の魂を持っている者同士で、ぶれずに一体感を持ってできたと思っています。昨年はできませんでしたが、今年はピークの時に一次ラウンド・決勝ラウンドを迎えられたことが大きかったですし、嬉しいです。関東リーグ優勝後に全国社会人大会に出られたことも大きかったです。一回戦負けでしたが、みんなで移動・合宿ができて、浦安に帰ってきた後にこの大会に向けて一致団結できたと思います。
本当は、今年最後の名誉ある「地域リーグ決勝大会」で優勝し、全勝で終わりたかったのでいまは昇格の喜びよりも、悔しくてしょうがないとい思いが大きいです。クラブや自分、選手たちが2年越しでやってきたことが、またクラブとして30年目標としてやってきたことが達成できたのは心にくるものがあります。監督としても、結果が出たことでほっとしています。
全国社会人サッカー連盟、高知県協会や一次ラウンドの主管協会がきめ細かい運営をし、素敵な芝生を用意してくださったことが結果につながったと思って、本当に感謝しています。

清水康也 選手（ブリオベッカ浦安）
昨年の一次ラウンドで負け、また自分自身は大きな怪我をしたので、一年間悔しさを忘れたことはありませんでした。リーグ戦はほとんど出ていないので、今大会はみんなが連れてきてくれたという思いが強く、なんとしても地域リーグ決勝大会までには戻ってきて、結果を出したいと思っていました。
JFLに昇格できる権利を得られたことは、自分がこのチームにきて5年間やってきたことが形になったということですごく嬉しいです。もちろん、最後の試合に勝ってみんなで喜びたかったですが、また次もう一つ上の目標があるので、その時にみんなで試合に勝って、大喜びをしたいです。これからも、とにかく少しでも上に行けるように頑張っていきます。

第39回全国地域サッカーリーグ決勝大会

2015年11月6日（金）～11月23日（月・祝）
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