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アパマンショップPresents 平成27年度第64回全日本大学サッカー選手権大会 2回戦はシード校が出場
2015年12月11日
「アパマンショップPresents 平成27年度第64回全日本大学サッカー選手権大会」は12月10日(木)に2回戦を迎え、シードの関東・関西・九州リーグの上位8チームが登場。1回戦を勝ちぬいた8チームとベスト8をかけて熱い戦いが繰り広げられました。
2回戦ピックアップマッチ
順天堂大学 2-1(前半1-0、後半1-1) 福岡大学
川口市青木町公園総合運動場では、1回戦で関西第4代表の大阪学院大学に逆転勝ちした順天堂大学と、九州リーグ王者の福岡大学が対戦しました。順天堂大学はこの大会で3回の優勝経験があるものの、昨年は初戦敗退。今年はその雪辱を果たして初戦に勝利し、2回戦へと駒を進めました。一方の福岡大学はシード校としての出場のため、この試合が初戦となります。「個々の能力は過去10年間でもっとも低い」と乾真寛監督は今年の福岡大を評しますが、「相手が強ければ強いほど燃える」というチーム力を武器に、初戦突破を狙います。
互いに丁寧にボールを動かす慎重な立ち上がりとなった試合は、思わぬ形で順天堂大が先制点のチャンスを得ました。23分、ゴール前に抜け出した佐野翼選手に、福岡大GK・永石拓海選手の手がかかり、順天堂大がPKを獲得。これをキャプテンの長谷川竜也選手が落ち着いて決め、順天堂大学が1-0とリードします。
「失点するまでは、自分たちのペースでプレーできていた」(木本恭生選手)という福岡大ですが、先制点を許したことでベンチが早めに動きました。31分に瓜生昴勢選手を左サイドに投入して中盤の建て直しをはかると、後半は積極的に長いボールを前線に入れてゴールを狙います。しかし順天堂大も、センターバックの矢部純也選手と宮本和輝選手きっちりと相手FWを押さえてゴールを許しません。
67分には、長谷川選手の右からのクロスを、佐野選手がダイビングヘッドで突き刺して順天堂大が追加点を挙げます。2点を追う福岡大はセンターバックの木本選手を前線に上げ、長身の門司涼佑選手を投入。パワープレーでゴール前に攻め込みますが、順天堂大は冷静な試合運びでこれに対応します。終了間際の88分に、クリアミスを福岡大の中野圭一朗選手に拾われてゴールを許しますが、福岡大の反撃もここまで。2-1で順天堂大で大会2勝目をあげ、ベスト8進出を決めました。
監督・選手コメント
堀池巧 監督(順天堂大)
立ち上がりは少し重いと思いましたが、福岡大は連動した攻撃をしているわけではないので「怖がるな」と言い続けました。フィニッシュの形もできていたので心配はしていませんでしたが、今日のような相手ならもっと背後を狙えたと思うし、ボールをつなぐだけではなく、切り替えの部分からもゴールを狙えるようになってほしい。次に対戦する明治大は関東を代表するような強豪です。リーグ戦で唯一連敗をしている相手なので、今度は勝ちたいと思います。
長谷川竜也 選手(順天堂大)
苦しい試合になるとは思っていましたが、前半に失点しなかったことが大きいと思います。今日はボランチではなくトップ下での出場でしたが、自分が前にいることで後ろのスペースが空くという狙いもありました。結果的に裏でうまく攻撃の起点を作れたと思います。去年は2回戦で敗退して悔しい思いをしているので、今年は日本一という目標に向かってがんばりたいです。
木本恭生 選手(福岡大)
順天堂大には自分と同じ静岡出身の選手が多く、対戦前からうまいチームだとわかっていました。それでも自分の特長を出せば抑えられると思っていたのですが、結果的に彼らに局面を打開されてしまった。今年はIリーグのチームが全国大会で優勝しました。この大会ではスタンドで応援してくれている彼らを、決勝の場に連れて行きたいと思っていたのに、それがかなわず責任を感じています。
アパマンショップPresents 平成27年度第64回全日本大学サッカー選手権大会
2015年12月8日(火)~2015年12月19日(土)
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