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アパマンショップPresents 平成27年度第64回全日本大学サッカー選手権大会 前回大会の決勝カードは関西学院大が雪辱をはたす
2015年12月14日
「アパマンショップPresents 平成27年度第64回全日本大学サッカー選手権大会」はベスト8が出そろい、12月13日(日)にベスト4をかけた準々決勝戦が行われました。
準々決勝戦ピックアップマッチ
流通経済大学 1-2(前半0-0、後半1-1、延長前半0-1、延長後半0-0) 関西学院大学
町田市陸上競技場で行われた第2試合は、昨年度大会の決勝と同カードとなりました。関西学院大にとって流通経済大は、昨年の総理大臣杯決勝、そして本大会の決勝でも敗れている因縁の相手。「今年のチームは昨年の決勝で負けた、その悔しさからスタートしています」と成山一郎監督が言えば、エースの呉屋大翔選手も「流通経済大に勝って、インカレに優勝して初めてチームとしても個人としても前に進めると思います」と語るなど、この対戦には並々ならぬ思いをもっています。一方、昨年度優勝校の流通経済大にとっても、今夏のチャンピオン・総理大臣杯優勝校の関西学院大は、インカレ連覇のためには絶対に倒さなければならない相手です。
注目の一戦は、ボールを奪ってから速く仕掛ける流通経済大と丁寧につないで崩す関西学院大、双方の持ち味が出る展開となりました。しかし「前半はお互いに集中力も体力もあるので、そう決定機はないだろうと思っていました」という関西学院大・成山一郎監督の言葉どおり、前半はスコアレスで折り返します。試合が動いたのは、後半も半ばを過ぎた70分でした。ジャーメイン良選手が左サイドを突破しゴール前にマイナスのパスを送ると、星野秀平選手がこれを押し込んで流通経済大が先制点をあげます。
昨年の決勝同様にビハインドを負った関西学院大ですが、すぐにベンチが動きます。81分、森信太朗選手をピッチに送り出すと、2分後の83分にはその森選手が左サイドでボールをキープ。「森がボールを持った瞬間、相手のセンターバック2枚がボールウォッチャーになっていた」(成山監督)というチャンスを見逃さなかったのが呉屋選手。森選手のクロスに体勢を崩しながらも右足をミートさせて、関西学院大が同点に追いつきます。
試合は1-1のまま延長戦に突入し、両チームともに積極的に選手を代えて主導権を握ろうとしますが、流れは追いついた関西学院大にありました。97分、小野晃弘選手のフリーキックに、ゴール前の混戦の中で米原祐選手が頭で合わせて関西学院大が逆転に成功します。その後、流通経済大も中村慶太選手が決定的なシュートを放ちますが、関西学院大GKの上田智輝選手がファインセーブでこれを防ぎ、得点を許しません。
結局2-1のまま延長戦が終了し、関西学院大が昨年の決勝の雪辱を果たし、夏・冬の全国大会2冠に向けて準決勝へと駒を進めました。
監督・選手コメント
成山一郎 監督(関西学院大)
今日の試合は、流通経済大さんと戦うということで自分たちも思いきってできましたし、良さを引き出してもらえたと思います。流通経済大さんに勝てた満足で、うっかりすると準決勝で気の抜けたプレーをしてしまいがちですが、次の相手は総理大臣杯の決勝の相手だった明治大です。明治大相手だからこそ、また集中力を高めて次戦に臨むことができます。
中野雄二 監督(流通経済大)
今日の試合で流通経済大は負けてしまいましたが、まったくダメな試合をしたというわけではありません。80点くらいの試合はできていたと思いますが、関西学院大さんがそれ以上のサッカーをしたと思います。
呉屋大翔 選手(関西学院大)
去年は完璧に流通経済大の守備に押さえ込まれていて、この試合でもそうチャンスは多くなかったのですが、その中でワンチャンスを決められたことで、個人的にもレベルを上げることができたのではないかと思います。正直、ゴールシーンはあまり覚えていません。4年生の思い、みんなの気持ちが取らせてくれたゴールだと思います。
アパマンショップPresents 平成27年度第64回全日本大学サッカー選手権大会
2015年12月8日(火)~2015年12月19日(土)
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