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開幕まであと1週間! 第21回全日本フットサル選手権大会
2016年02月25日
フットサルの日本一を決する第21回全日本フットサル選手権大会が3月4日(金)にいよいよ始まります。大会開幕に先立ち前回大会をプレーバックします。
第20回大会には、Fリーグに所属する12チームと、地域予選を勝ち抜いた14チームの計26チームが参加。Fリーグの順位によってシード権を獲得した名古屋オーシャンズとシュライカー大阪を除くFリーグ10チームと地域チームが、4チームずつ6グループに分かれて1次ラウンドを行いました。
近年、Fリーグと地域リーグ間のレベル差が開きつつある中で、グループBのゾット 早稲田 フットサル クラブ(関東1)がアグレミーナ浜松に劇的な勝利を収め、グループDのFC mm(関東3)がバサジィ大分を相手に0-5から引き分けに持ち込むなど、地域チームも意地を見せました。しかしFリーグの安定感は高く、6グループすべてでFリーグのチームが突破を果たしました。
舞台を東京に移して行われた決勝ラウンドは、準々決勝の4試合のうち3試合が1点差以内で決着する緊迫した戦いとなりました。そして、ペスカドーラ町田、デウソン神戸、バルドラール浦安、名古屋オーシャンズがそれぞれ準決勝へと駒を進めました。
町田と神戸による準決勝第1試合は白熱の展開になります。町田が1-0とリードして試合を折り返しますが、24分に神戸が同点に追い付き、延長戦でも決着の付かず、試合はPK方式へ。最後は、3人全員が決めた神戸が競り勝ち、クラブ初の決勝戦進出を決めました。続く浦安と名古屋の準決勝第2試合は浦安が先制したものの、地力に勝る名古屋が3-1で逆転勝利を収めました。
決勝戦では、結束力の強さを見せて勝ち上ってきた神戸が2連覇中の王者・名古屋に挑む構図となりました。試合は互いに攻守両面で集中力を保ち、スコアレスのまま前半が終了。30分にようやく先制点が生まれました。名古屋のセルジーニョ選手が右サイドを突破してシュートを放つと、DFに当たって角度が変わったボールはゴールへ吸い込まれたのです。リードを許した神戸も黙ってはいません。すぐさま山元優典選手がゴールを奪い返し、試合は再び振り出しに戻ります。
試合は終盤へと突入し、次の1点が勝敗を大きく左右するという緊迫感の中、36分に名古屋のエース・森岡薫選手が強烈なシュートを突き刺しました。神戸はその後、GKをフィールドプレーヤーと交代させてパワープレーで逆転を狙ったものの、一歩及ばず。最後はラファエル サカイ選手のダメ押し弾も決まって3-1で決着。名古屋が大会3連覇を達成しました。
第21回大会は、果たしてどんな結末を迎えるのでしょうか。名古屋の4連覇となるのか、王者を打ち破るチームが出現するのか、大会の開幕まであと1週間と迫っています。
第21回全日本フットサル選手権大会
1次ラウンド 2016年3月4日(金)~6日(日)
静岡県/エコパアリーナ、大阪府/府民共済SUPERアリーナ、兵庫県/グリーンアリーナ神戸
決勝ラウンド 2016年3月11日(金)~13日(日)
東京都/国立代々木競技場第一体育館
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