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Fリーグクラブが躍動 第21回全日本フットサル選手権大会
2016年03月06日
第21回全日本フットサル選手権大会1次ラウンド2日目を3月5日(土)に開催しました。
大阪/府民共済SUPERアリーナの第1試合は、前日に敗戦を喫したSWH フットサルクラブ(関西1)とヴォスクオーレ仙台サテライト(東北)が対決。負ければ敗退が決まってしまうだけに、互いに緊張感のある攻防を見せ、SWHが2-1とリードして前半を折り返します。後半早々に追加点を挙げたSWHがペースをつかむと、28分に武石高弘選手の連続得点でさらにリード。仙台サテライトはパワープレーから36分に2点を奪って3-5と迫りますが、最後はパワープレー返しから2失点を許してSWHの7-3で決着。SWHの武石選手は4得点を挙げる活躍を見せました。
続く第2試合は、府中アスレティックFC(Fリーグ)とメンバーオブザギャング(東海2)が対決。前日の勝利で勢いに乗るギャングでしたが、前半のうちに0-4と突き放され、25分からパワープレーを開始。しかし逆に失点を重ね、0-10の大差で試合終了となりました。グループCは府中とSWH、ギャングの3チームがグループ突破の可能性を残していますが、勝点6で並んだ場合は、得失点差で大きくリードする府中が優位な状況となります。
第3試合は、グループDの湘南ベルマーレ(Fリーグ)とリガーレ東京(関東3)が激突。互いに前半から積極的な攻撃を見せますが、3-2で湘南がわずかにリードします。迎えた後半、25分に中央でボールを受けた湘南の岡村康平選手がターンから豪快なシュートを突き刺し2点差とすると、リガーレは36分からパワープレーで反撃を開始。しかし決定的なチャンスをつくることができないまま逆に2点を許してしまい、6-2で湘南が連勝を収めました。
第4試合は、シュライカー大阪(Fリーグ)とD.C 旭川 FC(北海道)の対決。6分に一瞬の隙を突いた旭川が石井将太選手のゴールで先制したものの、その後は大阪が試合を掌握し、2-1と逆転して後半を迎えます。大阪がFリーグトップクラスの攻撃力を遺憾なく発揮し、終わってみれば、62本ものシュートを浴びせて8-1で勝利。この結果、2連勝で湘南と大阪が並び、1次ラウンド最終日の直接対決でグループ突破を争うことになります。
その他のグループでも熱戦が続いています。グループEはバルドラール浦安(Fリーグ)が唯一の連勝チームとなり、大会2日目で決勝ラウンド進出を決めました。グループBは3チームが勝点で並ぶ可能性を残していますが、得失点差ではエスポラーダ北海道(Fリーグ)が優勢です。また、グループAはフウガドールすみだ(Fリーグ)と徳島ラパス(四国)、グループFはデウソン神戸(Fリーグ)とバサジィ大分(Fリーグ)が連勝を飾り、グループ突破を懸けて最終日に直接対決を迎えることになりました。
大会は3月6日(日)に1次ラウンド最終日を行い、決勝ラウンド進出チームが出そろいます。
選手コメント
武石高弘 選手(SWH フットサルクラブ)
先週の地域チャンピオンズリーグからチーム状態があまり良くなかったのですが、この試合でしっかりと勝ち切れて良かったです。今シーズンは劣勢の試合がほとんどなかったということもあり、そうなったときに立て直せませんでした。地域のチームはFリーグのチームにコンディションでは勝てないですが、その分、うちはパス回しで補いFリーグクラブを倒そうと練習しています。フィジカルでは及ばなくても、技術面で通用すると感じているので、明日は絶対に勝ちたいです。
日下敬夫 選手(メンバーオブザギャング)
点差が開いてからパワープレーでゴールを狙いましたが、DFを崩せず1点も奪えませんでした。フィジカル面は完全に負けていましたし、やりづらさがありました。それに選手個々やセットプレーでも差があったと感じました。今大会は、1年間積み上げてきたものを出して、グループ突破を狙って臨んできたので、この試合で大敗して得失点差が開き、現実的に可能性が低くなってしまったのは残念です。明日はとにかく勝利を目指して、チームの魅力を伝えられるような試合をしたいと思います。
岡野健 選手(リガーレ東京)
関東リーグを優勝して、この舞台でFリーグのチームを倒すためにトレーニングをしてきましたし、特に湘南は僕が昨シーズンまでお世話になったチームなので「自分がゴールを決めて勝つ」と意気込んでいました。結果を出せずに悔しいです。追い上げてチャンスもあったのですが、もったいないミスから失点してしまいました。グループ突破は果たせませんでしたが、3連敗するわけにはいないですし、関東の誇りを持って全力で戦い、最後は絶対に勝って帰りたいと思います。
石井将太 選手(D.C 旭川 FC)
序盤は良い形で先制してプラン通りに進められたのですが、個人能力の差が大きかったです。1次ラウンド突破を目標に今大会に臨みながらも、やはり北海道では味わえないレベルの違いを感じました。最終戦で戦うリガーレ東京は地域チャンピオンズリーグを準優勝したチームなので、そこを相手にどこまで戦えるか、対策を練りたいと思います。この2試合は緊張もありましたが、これが最後の大会なので、北海道代表として、1年間やってきた集大成を見せて楽しみながら勝利を目指します。
第21回全日本フットサル選手権大会
1次ラウンド[2016年3月4日(金)~6日(日)]
静岡県/エコパアリーナ、大阪府/府民共済SUPERアリーナ、兵庫県/グリーンアリーナ神戸
( ※1次ラウンドは、全試合入場無料)
決勝ラウンド[2016年3月11日(金)~13日(日)]
東京都/国立代々木競技場第一体育館
(決勝ラウンド チケット情報はこちら)
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