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F東京はホームで引き分け、G大阪はアウェイで黒星 ~ACLグループステージ第3週1日目~
2016年03月16日
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2016は3月15日、グループステージ第3週1日目を迎え、FC東京はホームで江蘇蘇寧(中国)に0-0で引き分け、ガンバ大阪はアウェイで上海上港(中国)に1-2で敗れました。
前節のホームでのACLの勝利以降、J1リーグでも2連勝中の東京は、大型補強で代表クラスのMFアレックス・テイシェイラ選手やDFラミレス選手ら強力なブラジル人選手を獲得した江蘇と対戦。「彼らの良さを出させないように」(城福浩監督)と相手の攻撃力を警戒して臨みましたが、日本代表DF森重真人選手を中心に狙い通りの守備力を発揮します。
攻撃では、FWネイサン・バーンズが前線で動き回ってボールを受け、前半12分には左サイドからの折り返しのボールにFW前田遼一選手が合わせましたが、シュートは枠の外に流れました。
18分にはCKからのルーズボールをMF橋本拳人選手が、42分には、バーンズ選手が中央に持ち込んでいずれもミドルレンジからシュートを放ちましたが、ゴールネットを揺らすことができません。
江蘇はボールを奪うとテイシェイラ選手にボールを集めて左サイドからの仕掛けを試み、テイシェイラ選手やブラジル人FWジョー選手がペナルティエリアにドリブルで持ち込む場面もありましたが、常に数的優位を保った東京が冷静に対応し、相手に思うようなプレーをさせません。
江蘇のチャンスは26分に、中央からのFKを前線で落とし、これに反応したジョー選手がシュートを打ちましたが、ボールはポストの外へ流れました。
後半に入っても、東京がボールを支配。左サイドバックの小川諒也選手やMF羽生直剛選手を中心に攻撃を組み立てますが、江蘇もDFラミレス選手を出場停止で欠きながら、トレント・セインズベリー選手とリー・アン選手の両センターバックが東京の攻撃陣をきっちりとマーク。なかなかシュートまで持っていかせません。
それでも63分には羽生選手のパスに相手DFの裏に走り込んだMF水沼宏太選手が合わせ、その約10分後には途中出場のMF米本拓司選手がミドルシュートを狙いましたが、いずれも相手GKに止められました。
さらに終盤87分には左サイドのクロスに、交代出場のFW河野広貴選手がゴール前で合わせようと試みますが、ゴールを割ることはできません。後半アディショナルタイムには、小川選手の左サイドからのクロスに羽生選手がニアで合わせましたが、相手GKが阻止。東京は相手攻撃陣を前半シュート2本、後半1本に抑えながら、最後までゴールを割ることができず、引き分けに終わりました。
グループEのもう一方の試合で、全北現代(韓国)がビン・ズオン(ベトナム)に2-0で勝って勝ち点を6と伸ばして首位に立ち、江蘇(勝ち点5)が2位、東京は1勝1分け1敗の勝ち点4で、3位のままです。ビン・ズオンは勝ち点1で4位です。
一方、上海に乗り込んだG大阪は上海の攻勢に押し込まれます。41分にコンカのFKから繋がれて、最後は今オフに広州恒大から加入したFWエウケソンに決められて、1点ビハインドで前半を折り返しました。
G大阪は、後半開始からMF阿部浩之選手に代えてMF倉田秋選手を送り出し、FW宇佐美貴史選手を右MFに下げて攻撃のリズムを作ります。そして60分、宇佐美選手のFKにFWパトリック選手が頭で合わせて1-1に追いつきました。
しかし、その直後に再びエウケソン選手にゴールを許して1-2にされます。
G大阪は79分にMF藤本淳吾選手を投入して追い上げを図りますが、再びゴールを割ることはできず、1-2で終了。3戦を終えて2分け1敗と未勝利のままです。
グループGのもう一方の試合ではメルボルン・ヴィクトリー(オーストラリア)が本拠地で水原三星ブルーウィングス(韓国)に0-0で引き分けました。この結果、上海が勝ち点6で首位、メルボルン(勝ち点5)は2位。G大阪は水原に勝ち点2で並ばれましたが、総得点で3位につけ、順位は変わりません。
16日には、サンフレッチェ広島がホームにブリーラム・ユナイテッド(タイ)を迎え、浦和レッズがアウェイで広州恒大(中国)と対戦します。
監督・選手コメント
城福浩 監督(FC東京)
90分間集中して我々の組織的な守備ができたと思います。だからこそ、勝ち点3が欲しかったですし、チャンスに得点を決めきれなかったことは残念です。こういう焦れる展開の中で相手に後半あまりシュートを打たせなかったのは、選手たちがJリーグの開幕で味わったことを糧にして努力を続けてくれた成果だと思うので、これを大事にしながら、点を獲ることにもう少し向き合って次につなげていきたいです。3試合で勝ち点4には全く満足していません。残り3試合で勝ち点を積み上げて、グループステージを突破できるようにしたいと思っています。
MF 羽生直剛 選手(FC東京)
相手の前線が強力だと聞いていましたが、ある程度コントロールでき、前半を戦って勝ち点3を狙える試合だったので、この結果は残念です。城福監督の下、結果にこだわるサッカーをやってきて、ACL中心に出させてもらっている者としては、もっと何かできたのではないかという思いが残っています。ただ、最低限負けなかったところは、Jリーグでも続けて行くべきだと思っています。
DF 徳永悠平 選手(FC東京)
前半から僕らがうまく前線からコンパクトにやれていたので、相手もイライラしていました。90分間集中できて、前線から良い守備ができたと思います。チャンスがあったので得点を獲ってホームで勝ち点3を獲りたかったですが、切り替えてやるしかありません。
ダン・ペトレスク 監督(江蘇蘇寧)
難しい試合だったが、最終的には勝ち点1を手にすることができたので嬉しく思います。東京に来て勝ち点1を獲るのは簡単ではありません。今日はうまくいきましたし、選手たちのプレーにも満足です。運があればPKで得点できていたと思います。次の試合では、大会を勝ち進むためにも、勝たなくてはなりません。
AFCチャンピオンズリーグ2016
2016年1月27日(水)〜2016年11月26日(土)
グループステージ 第3節 | |||||
---|---|---|---|---|---|
日程 | K.O. | 対戦カード | 会場 | ||
3/16(水) | 19:00 | サンフレッチェ広島 | vs | ブリーラム・ユナイテッド (タイ) |
広島広域公園陸上競技場 |
3/16(水) | 19:30 | 広州恒大 (中国) |
vs | 浦和レッズ | 広州天河体育中心 |
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