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高円宮杯U-18プレミアリーグWEST G大阪、地元のライバルに劇的な逆転勝利!
2016年05月02日
ピックアップマッチ
セレッソ大阪U-18 3-4(前半2-0、後半1-4) ガンバ大阪ユース
高円宮杯U-18プレミアリーグは4月30日(土)と5月1日(日)にWEST第4節を開催し、セレッソ大阪U-18がガンバ大阪ユースとの「大阪ダービー」に挑みました。
「地元のライバルとして負けられない」とG大阪の宮本恒靖監督が意気込んだように、互いの意地がぶつかった一戦、前半はC大阪ペースで試合が進んでいきます。21分に山田寛人選手のパスを受けた林部晃己選手が左足のシュートを決めて均衡を破ると、直後の22分には舩木翔選手が目の覚めるようなロングシュートを叩き込み、C大阪が早々と2点を先行しました。対するG大阪は、「セレッソのプレッシャーが激しいのに、中央から崩そうとしてしまった」(宮本監督)ことが仇となってゴール前までボールを運べず、シュート0本で前半を終えました。
後半開始早々、G大阪の食野亮太郎選手のシュートが相手のハンドを誘発し、DFが退場。G大阪は一人多い状況となった上でPKを獲得したものの、食野選手のキックは井上聖也選手に防がれ、点差を縮めることができません。
逆に63分にはロングボールで守備陣の連係ミスを突かれ、C大阪に3点目を与えてしまいます。嫌な流れが続いたG大阪でしたが、ここから「負けていても、逆転しにいこうという気持ちが強い」(松本歩夢選手)という新チームの持ち味を発揮。63分に佐藤倭選手が一矢報いると、75分には左からのクロスボールを食野選手が決めて1点差に詰め寄ります。同点が見え始めたG大阪の勢いはこの後も止まりません。85分に松本選手が同点弾をゲットすると、試合終了間際には臼井貫太選手が左足シュートを叩き込み、ついに3点差をひっくり返してタイムアップ。「こういう試合は、あまりない」と宮本監督も驚く劇的な展開をものにしたG大阪が、今季3勝目を飾りました。
監督・選手コメント
村田一弘 監督(セレッソ大阪U-18)
ジュニアユース時代、G大阪に敗れた経験がある選手も多く、彼らは今日の一戦に強い意気込みで臨みました。序盤は相手を怖がっているように見えましたが、少しずつ自分たちの持ち味を出すことができ、スムーズに試合を運べたと思います。後半、自分たちに退場者が出て10人になってから、相手のロングボールが増えていたので、そのボールの出どころを防ぎたかったのですが、対応が遅れてしまったように思いました。
林部晃己 選手(セレッソ大阪U-18)
G大阪は、僕の中学時代に1度も勝ったことがない相手。高校3年間で学んだことを試す場所だと思っていたので、負けてしまって悔しいです。前半は高い位置でのプレスが機能し、自分たちのペースで試合が運べていましたし、良い時間帯に点が取れたと思うのですが、後半の退場で流れが変わってしまいました。10人での戦いに慣れておらず、相手に勢いを与えてしまいました。3-0とリードを広げてから、みんなが勝てるという気持ちになり、最後まで強い気持ちを保つこともできなかった点も課題です。
宮本恒靖 監督(ガンバ大阪ユース)
前半から良い形でスタートを切れたと思うのですが、自分たちの集中力のなさから先制点を許してしまいました。すぐに2点目を与えてしまい、東福岡に敗れた前節と同じく嫌な流れだったのですが、後半は選手たちがうまく気持ちをリセットして戦ってくれました。途中までの0-3というスコアや、PK失敗などネガティブな要素もありましたが、「1点を返せば勝てる」とみんなが信じることができた結果の勝利だと思います。
松本歩夢 選手(ガンバ大阪ユース)
C大阪は同じ大阪のチーム。強豪と言われているので、絶対に負けられない相手でした。前半、自分たちのミスで失点してしまい、3点差をつけられたときは、正直「厳しいな」と思いましたが、1点を取ってからチーム全体の雰囲気が良くなったことが、逆転勝利につながったと思います。前節の東福岡戦で敗れ、このまま負け続けてしまうと強いチームとは言えないと思い、今回のC大阪戦に臨みました。勝つことができてうれしいです。
その他の試合結果
神戸弘陵学園高校 0-0(前半0-0、後半0-0) 東福岡高校
名古屋グランパスU18 1-2(前半1-1、後半0-1) サンフレッチェ広島F.Cユース
京都サンガF.C. U-18 1-1(前半0-0、後半1-1) ヴィッセル神戸U-18
大分トリニータU-18 延期 大津高校
2連敗中の神戸弘陵学園高校(兵庫)は、開幕から無敗をキープする東福岡高校(福岡)と対戦。互いに見せ場をつくりながらもゴールは生まれず、0-0のままタイムアップとなっています。名古屋グランパスU18(愛知)とサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)の一戦は、名古屋が15分に金亮哉選手の得点で先制しましたが、前後半に1点ずつ許し、逆転負けを喫しました。ホームにヴィッセル神戸U-18(兵庫)を迎えた京都サンガF.C. U-18(京都)は、60分に服部航平選手の2試合連続弾で先制しましたが、後半アディショナルタイムに同点とされ、引き分けに。大分トリニータU-18(大分)と大津高校(熊本)による九州対決は熊本で起きた地震の影響で延期となっています。
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