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AFCフットサルクラブ選手権タイ2016 名古屋オーシャンズ、3度目のアジア制覇!
2016年07月25日
フットサルのアジアNo.1クラブチームを決める「AFCフットサルクラブ選手権タイ2016」が7月15日(金)から23日(土)の間、タイのバンコクで開催され、日本からはFリーグを制した名古屋オーシャンズが出場しました。
2大会ぶりの優勝を目指す名古屋は、グループステージ初戦でオーストラリアのヴィック・ヴァイパーズと対戦。スペインからこの大会のために期限付きで補強された吉川智貴選手のゴールで先制するも、一度は逆転を許し、結局2-2のドローで終えました。続く第2戦は、1万人を超える大観衆の後押しを受ける地元のチョンブリ・ブルーウェーブ(タイ)に1-3で敗れ、名古屋はグループステージを1分1敗で終えたものの得失点差により、かろうじて第1回大会から7大会連続となるノックアウトステージに進出しました。
そして19日(火)に行われた準々決勝では、昨年優勝のタシサット・ダリアエイ(イラン)と対戦。昨年もこのチームに同じ準々決勝で敗れ雪辱を期す名古屋は、2-2のまま延長戦でも決着がつかず、PK戦にもつれ込みましたが、日本代表GK関口優志選手の活躍でこれを制しました。
続く準決勝のディッバ・アルヒッシン(UAE)戦も先制を許す苦しい展開でしたが、前半のうちに試合をひっくり返すとそのまま3-1で押し切り、名古屋は2大会ぶりとなる決勝に進出。イラクのナフィト・アルワサトとの対戦となった決勝戦は両チームが激しい点の取り合いを見せるシーソーゲームとなりました。延長戦終了間際に星龍太選手の起死回生となるゴールで同点に追いつき、PK戦となりましたが、これを6-5で制し、名古屋が2大会ぶり史上最多となる3度目の優勝を果たしました。
AFCフットサルクラブ選手権タイ2016 名古屋オーシャンズの試合結果
グループステージ
第1戦 7月16日(土)
名古屋オーシャンズ 2-2(前半1-0、後半1-2)ヴィック・ヴァイパーズ(オーストラリア)
【得点】吉川智貴、酒井ラファエル良男
第2戦 7月17日(日)
名古屋オーシャンズ 1-3(前半0-1、後半1-2)チョンブリ・ブルーウェーブ(タイ)
【得点】安藤良平
準々決勝 7月19日(火)
名古屋オーシャンズ 2-2(前半1-1、後半0-0、延長1-1、PK3-2)タシサット・ダリアエイ(イラン)
【得点】酒井ラファエル良男、齋藤功一
準決勝 7月21日(木)
名古屋オーシャンズ 3-1(前半3-1、後半0-0)ディッバ・アルヒッシン(UAE)
【得点】酒井ラファエル良男、安藤良平、吉川智貴
決勝 7月23日(土)
名古屋オーシャンズ 4-4(前半2-2、後半1-1、延長1-1、PK6-5)ナフィト・アルワサト(イラク)
【得点】吉川智貴、齋藤功一、酒井ラファエル良男、星龍太
大会結果
優勝:名古屋オーシャンズ(日本)
2位:ナフト・アルワサト(イラク)
3位:チョンブリ・ブルーウェーブ(タイ)
表彰
フェアプレー賞: ディッバ・アルヒッシン(UAE)
大会最優秀選手: ファルハド・タバコリ(ナフィト・アルワサト)
大会得点王: ジラワット・ソーンウィチアン(チョンブリ・ブルーウェーブ) 6得点
名古屋オーシャンズ 監督・選手コメント
ペドロ・コスタ 監督
まずは相手チームを称えたいです。難しいゲームで最大限の力を出さなければならず、本当に力強いチームでした。
次に称えたいのは私のスタッフたちです。マネージャーはクラブのために選手のために、朝から夜まで仕事をしてくれました。通訳がいなければ、私の言葉はピッチに届きません。ピッチで見える強さはアシスタントコーチ、彼のおかげです。ドクター、トレーナーは選手のコンディションをしっかりと調整してくれました。ありがとうございます。ここにいるスタッフ全員が喜びを分かち合えることができてよかったです。今は、素晴らしい結果に嬉しすぎて言葉が見つかりません。
そして、過去2人の監督にも感謝しなければなりません。私が選手時代に最後の監督だったビクトル・アコスタ監督、そして、名古屋オーシャンズに来た時のアジウ監督。この2人から学ぶべきことが本当に多くありました。監督に就任して3ヶ月で、このような名誉あるタイトルをとれたことをとても光栄に思います。今大会に入る前、リーグ戦で思うような結果が出ず、非常に不安な要素がありました。しかし大会を重ねるごとにチームのレベルや状態が良くなり、この大会を通して、チームは非常に成長したと思います。たとえ先制点を許したとしても、それを引っ繰り返せる力をつけたり、粘り強く戦える精神力をつけました。
日本に帰ったらFリーグがはじまります。リーグ戦へ向けて、ここでの経験を最大限に出して戦っていきたいと思います。そして最後に、私の家族に感謝したいと思います。たとえどんなに離れていてもいつも私たちは側にいます。
本当にこれ以上言葉になりません。ありがとうタイ、ありがとうAFC。
篠田龍馬 選手
家族のようなこのチームでアジアのタイトルを獲れたことをとても嬉しく思います。個人的には出場機会がありませんでしたが、僕は幸いにも親や恩師、そしてたくさんの偉大な先輩方から、苦しいときやうまくいかないときにどんな立ち振る舞いをするかでその人間の本質が分かるということを学んできました。エゴは捨てて、自分に何ができるか考えて行動してこれたと思います。最高の結果を出してくれたチームメイトに感謝します!そして日本から応援してくださったたくさんの方々、ありがとうございました!
関口優志 選手
今シーズンに移籍して初のタイトルを獲れたことはとても嬉しいです。この勢いをFリーグにつないで10連覇できるように頑張ります。
吉川智貴 選手
まずはたくさんの応援ありがとうございました。個人的には2月に行われた日本代表のAFCフットサル選手権で敗れてしまい、非常に悔しい思いをしていたので、今回の大会にかける気持ちはとても強かったです。また日本のフットサルが強いということをアジアに示せて本当に良かったと思います。今は本当に最高の気分です。
酒井ラファエル良男 選手
誰も名古屋オーシャンズの優勝を信じていなかったこの大会で、苦しいプレッシャーをはねのけて優勝できたことを誇りに思います。一番大切なことは優勝することだったので本当に良かったと思います。
星龍太 選手(キャプテン)
第一に、応援ありがとうございました。アジアのタイトルを獲れたことは非常に大きなことですし、とても光栄に思います。新しいオーシャンズとして踏み出した一歩なので、これに慢心せずFリーグのタイトルを獲って二歩、三歩と歴史を築いていきたいです。
中村友亮 選手
チームのみんなを信じてチーム一丸となって優勝できたことを本当に嬉しく思います。また日本に戻って一から頑張りたいです。
齋藤功一 選手
応援ありがとうございました。たくさんの人に支えられ、チームが一つになって得ることのできた結果だと思っています。また、良い事、悪い事全てを含めて自信になりました。しっかりと気を引き締め、これからも頑張りたいと思います。
田村研人 選手
このメンバーで結果を出すことができて非常に嬉しいです。今まで以上に誇りや自覚を持ってこれからの試合、練習に取り組んでいきたいです。
八木聖人 選手
あらためて、一緒に戦った選手たちを素晴らしく逞しく思いました。スタッフも含めて一丸となれたことが優勝につながったと思います。日本に戻ったらメンバー争いがさらに激しくなると思うのでまた練習から頑張ります。応援ありがとうございました。
セルジーニョ 選手
AFC選手権には周りの人たちを驚かせるために来ました。今はこのタイトルを獲ってチームで喜んでいますが、日本に着いた瞬間にFリーグのことのみを考えて切り替えたいと思います。
橋本優也 選手
アジアナンバーワンになれたことはとても嬉しく思います。しかしシーズンはまだ続きます。残りのタイトルを全て獲れるように努力していきたいと思います。応援ありがとうございました。
前鈍内マティアスエルナン 選手
昨シーズンから変わったこの新しいチームで、AFC選手権を優勝できたことを本当に嬉しく思います。この結果はチームが一つになれたからだと思っています。仲間を信じて残りのタイトルを全て獲りにいきます。
安藤良平 選手
素晴らしい経験ができた大会でした。日本に帰ったらFリーグが始まるので、成長した姿を見せられるようにさらに頑張っていきたいと思います。応援ありがとうございました。