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バーモントカップ 第26回全日本少年フットサル大会 初出場のセンアーノ神戸Jrが優勝!
2016年08月15日
バーモントカップ 第26回全日本少年フットサル大会は8月14日(日)、駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で大会最終日を迎え、準々決勝、準決勝、決勝の末に優勝チームが決定。初出場のセンアーノ神戸Jr(兵庫県)が小学生年代のフットサル日本一に輝きました。
準々決勝の4試合は、いずれも激しい試合となりました。前回大会王者のブリンカールFC(愛知県)はFCパーシモン(神奈川県)を相手に2点を先取し、前半を2-1とリードするも、チャンスをつくりながら決め切れない状況が続きます。パーシモンも反撃を開始し、同点で迎えた14分に逆転。最後にはだめ押しゴールも決まり、4-2でパーシモンが競り勝ちました。
そのパーシモンを準決勝で破ったのはエスピーダ旭川(北海道①)。自陣から攻撃を組み立ててチャンスをつくり、試合の主導権を握ると、相手の追撃を振り切って5-2で勝利しました。もう一方の準決勝はセンアーノ神戸と今大会の優勝経験を持つ江南南サッカー少年団(埼玉県)。ともに高い得点力を持つチーム同士の戦いは序盤から点の取り合いとなります。江南南が3分までに幸先良く2点を先行しながら、センアーノ神戸も立て続けのゴールですぐさま逆転に成功します。そしてリードを奪ってからはセンアーノ神戸が主導権を握り、終わってみれば和田健士朗選手が3得点、冨永虹七選手が3得点、末谷誓梧選手が4得点を挙げるなど、11-4で勝利を収めました。
迎えたエスピーダ旭川とセンアーノ神戸の決勝戦。序盤にチャンスを作ったのはエスピーダ旭川でした。3分、流動的な動きで相手を崩すと、最後は中央の伊藤梨宮選手が決めて先制します。対するセンアーノ神戸はその13秒後、ゴール前で抜け出した末谷選手がゴールに流し込んで同点とします。するとここから、試合はセンアーノ神戸の必勝パターンが決まり始めます。
5分、自陣左サイドのキックインから、和田選手がゴール前にロングボールを入れると、冨永選手がヘディングでコースを変えて勝ち越します。さらに冨永選手が右サイドから強烈なシュートを決めてリードを広げると、6分には、再び和田選手からのホットラインがつながり、冨永選手が早くもハットトリックを達成。エスピーダ旭川も9分に櫻井廉選手のゴールが決まって盛り返しますが、前半終了間際に、またもや和田選手から冨永選手への形からゴールが生まれ、5-2で試合を折り返します。
後半も和田選手の精度の高いキックと冨永選手のヘディングを中心に、センアーノ神戸が優勢な流れは変わらず、効率良く加点していきます。エスピーダ旭川は今大会を通じて、フィールドプレーヤー8人で2セットを組んで戦い、決勝でも随所に見事な連係を見せましたが、相手の攻撃に対応し切れず。最後まで粘りましたが、初出場チーム同士の対決は11-6でタイムアップ。7試合で実に69得点という驚異的な得点力を見せたセンアーノ神戸が初優勝を飾りました。
なお、ベストプレーヤー賞は、優勝したセンアーノ神戸から和田健士朗選手、冨永虹七選手、準優勝のエスピーダ旭川から渡辺健斗選手、3位のパーシモンからGK武蔵莉旺選手が受賞。フェアプレー賞は江南南に贈られました。
監督・選手コメント
大木宏之 監督(センアーノ神戸Jr)
初出場で何もかもが分からないことだらけの中、最後まで選手が頑張ってくれました。今年は、元気で仲が良く、みんなから憧れるチームになろうというビジョンを持ってきました。勝ち負けだけではなく、あいさつや普段の生活などいろんな部分で日本一になろうとやってきたので、フットサルで日本一になれたことは良かったです。優勝はもちろんのこと、ベンチ入りできずに涙した選手も含め、チームとして一体になれたことを褒めてあげたいです。
和田健士朗 選手(センアーノ神戸Jr)
全国大会で優勝したのは初めての経験なので、とてもうれしいです。決勝では冨永選手とのセットプレーがハマりましたが、キックには自信を持っていますし、しっかりと狙って蹴るという練習してきたことを出せました。今大会を通して先制されても慌てずに戦うことを経験でき、相手が近くにいてもしっかりと足元でつないでいくことも学びました。今度は、サッカーでの日本一を目指してやっていきたいと思います。
中川鉄平 監督(エスピーダ旭川)
相手の戦い方は警戒していましたが、対応し切れませんでした。良い経験だけで終わらせたくなかったので残念です。序盤の決定機でもっと決めていればもう少し良い試合をできたかもしれません。それでも、全員で関わって相手を引き付け、ドリブルかパスかシュートかを選択していくという狙い通りの得点もありました。素晴らしい大会を経験し、また旭川に戻って残りの14名を加えて、今度は全日本少年サッカー大会に向けて頑張ります。
古居俊平 監督(ブリンカールFC)
準々決勝は、良い流れをつくって2点を先行できましたが、そのあとのチャンスで決められずに焦り、苦手なセットプレーから失点する負けパターンに陥ってしまい、不完全燃焼です。選手たちにはこれまでも自分たちの状況を客観的にとらえ、試合中に修正することを伝えてきましたが、それを体現するのは簡単ではありません。ラウンド16でもある程度の手応えをつかみ、期待感を持っていましたが、大会で勝つことの難しさを再認識しました。
バーモントカップ 第26回全日本少年フットサル大会
2016年8月12日(金)~14日(日)
東京/駒沢オリンピック公園体育館、大田区総合体育館
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