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第11回全国ビーチサッカー大会 バモス・ア・ラ・カーサ 角谷剛監督兼選手が語るビーチサッカーの魅力

2016年10月13日

第11回全国ビーチサッカー大会 バモス・ア・ラ・カーサ 角谷剛監督兼選手が語るビーチサッカーの魅力

第11回全国ビーチサッカー大会が、10月14日(金)に開幕します。ここでは、関東大会を制し、2年ぶりに全国の舞台に帰ってきたバモス・ア・ラ・カーサ(関東地域第1代表/千葉県)の角谷剛監督兼選手にビーチサッカーの魅力、大会の展望やチームの目標を語っていただきました。

取材協力○バモス・ア・ラ・カーサ

――ビーチサッカーをプレーする選手や監督にとって今大会はどのような大会ですか?

角谷 ビーチサッカーの環境整備がまだ整っておらず、普及が進んでいない日本では全国大会も少ないです。全国ビーチサッカー大会は、日本サッカー協会(JFA)が主催の大会とあって、大会の規模も含めて日本で一番レベルの高い大会だと思います。ビーチサッカーでは、まだまだ大会運営も自分たちで行う場合もありますが、その点でもしっかりしていて、選手がプレーに集中できると大会だとも言えます。

――第11回目を迎える本大会の見どころは。

角谷 チームが普段活動している地域によって戦い方が異なるのは見ていても面白いと思います。基本的にはビーチサッカー特有の、ボールを地面に落とさずにゴールに迫るという日本代表の戦い方を参考にするチームが多いのですが、実力差がある場合はサッカーと同じようにカウンターやセットプレーを生かす戦い方をするチームもあります。

――注目しているチームはありますか。

角谷 フュージョン(北信越地域代表/新潟県)は茂怜羅オズ監督兼選手、後藤崇介選手という日本代表選手2人に加え、タヒチ代表のシャルル・ラバステ選手とエマニュ・タイアルイ選手が加わりました。タイアルイ選手はワールドカップのMVPですし、ワールドクラスのチームだと思います。

――今大会の展望を教えてください。

角谷 ビーチサッカーは長らくソーマプライア沖縄(開催地代表/沖縄県)と東京レキオスBS(関東地域第2代表/東京都)がけん引してきました。これまでこの2チームが全国大会でも優勝を分け合ってきましたが、前回大会ではドルソーレ北九州(九州地域第3代表/福岡県)が初めて2強に割って入る形で優勝を果たしました。ここにフュージョンを加えた4チームが中心になると見ています。その4チームが別々のグループに分かれているのも今大会の見どころだと思います。

バモス・ア・ラ・カーサとしては、初戦のドルソーレ戦が重要になると感じています。勝って勢いに乗って1位でグループステージを突破できれば、目標とする4位以内も見えてくると思います。グループ2位では準々決勝で “4強”のうちのどこかのチームと対戦する可能性が高いですから。ただし、たとえグループステージでドルソーレに敗れたとしても、準々決勝でDグループ1位のチームに勝てばベスト4に入ることができます。今大会からグループステージ2位までが決勝ラウンドに進出できるので、多くのチームに優勝のチャンスが与えられたと言えるかもしれません。

――バモス・ア・ラ・カーサの特長は。

角谷 他のチームと比べると核となるような選手はいませんが、過去に8回全国大会に出場しているので、連係面を含めた経験が強みです。出場するほとんどのチームや選手の特長を理解していますし、初めて対戦するチームでも試合を進めながらうまく対応できると思います。

――角谷監督が思うビーチサッカーの魅力は何ですか。

角谷 アクロバティックなプレーは盛り上がりますね。特にオーバーヘッドは迫力もありますし、戦術的にも意味合いが大きいプレーです。ルールでオーバーヘッドの体勢に入ってからのブロックは相手のファウルになります。バモスの半分以上の選手はオーバーヘッドができます。

――チームの目標は。

角谷 今年の初めに立てた全国ベスト4という目標は絶対にクリアしたいと思います。私自身は元々ボンファムBSというチームでプレーしていた古牧賢一選手に誘われてビーチサッカーを始めました。一昨年にボンファムは解散してしまったのですが、それから古牧選手はバモスでプレーしています。彼は今シーズン限りで引退が決まっています。また、全国大会を前に内側靭帯を痛めた選手もいます。このメンバーで1試合でも多くの試合ができるようにしたいと思います。

第11回 全国ビーチサッカー大会

2016年10月14日(金)~16日(日)
沖縄県/宜野湾市トロピカルビーチ

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