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高円宮杯U-18プレミアリーグWEST 広島が西日本制覇を懸け神戸弘陵と対戦
2016年12月01日
WEST第17節の注目試合
神戸弘陵学園高校 vs サンフレッチェ広島F.Cユース
高円宮杯U-18プレミアリーグのWEST第17節を12月3日(土)と4日(日)に開催します。WEST制覇が目前のサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)は4日、兵庫県の三木総合防災公園陸上競技場で神戸弘陵学園高校(兵庫)と対戦します。
広島は2位セレッソ大阪U-18(大阪)の結果に関わらず、引き分け以上でWEST優勝が決定します。チームのコンディションもよく、本リーグ再開後の初戦となった前節は「選手たちが少し緊張するかと思ったけれど、そうでもなかった」(沢田謙太郎監督)と普段通りのアグレッシブな戦いで東福岡高校(福岡)に3-0の快勝。総合力の高さをあらためて示しました。
チームは週末の一戦も18試合のうちの1試合と捉えていますが、同時に「勝利か引き分けでWESTを制することができるので、自分たちの力で(優勝を)決めたい」と沢田監督。勝点を積み重ねることができれば、広島にとって2012年以来、(プレミアリーグ創設後は)3度目のWEST制覇となります。
ホームで迎える神戸弘陵も、士気高く広島戦に臨みます。プレミアリーグの中断期間は高校選手権の県予選準決勝で敗北を喫し、「予想外の結果に選手たちもモチベーションを落としていた」と谷純一監督は語ります。それでもプレミアリーグ残り3節の時点で残留の可能性も高くなっていたことから、選手たちは気持ちを切り替えました。京都サンガF.C.U-18(京都)との前節は、試合に登録されなかった3年生全員が応援に駆け付けるなど、チームにはまとまりが出ています。
前回、広島と顔を合わせた第8節は1-3で敗れました。「映像を見ても広島の組織力や連係、個々の能力はトップクラスだと思う」と谷監督も苦戦を予想しますが、粘り強く戦えば好機はやってきます。チーム一体となって守りながら、隙を見てチャンスをものにするという、これまでも実践してきたサッカーで勝点獲得を狙います。
監督・選手コメント
谷純一 監督(神戸弘陵学園高校)
中断明けの初戦は京都から勝点1を奪うことができました。今節も前節同様、難しい試合になると思いますが、残留するためにも何とか勝点1以上を獲得したいです。われわれは、昨年の3年生のおかげでこうして素晴らしい経験をさせてもらっています。現在の3年生も来年以降、下級生には同じ舞台に立ってほしいと思っているようです。チームに一体感が出てきて私自身驚いていますが、これをパワーに変えて残留できるように頑張ります。
谷後滉人 選手(神戸弘陵学園高校)
今節対戦する広島はチーム力が高く、非常に隙の少ないチームだと思います。自分たちは90分を通して粘り強く守り、ボールを奪ったら素早く攻撃に移ること、応援してくれる人たちも含めてチーム一丸となって戦うことが求められます。個人的には劣勢の時間が長くなっても、ゴールに直結するパスを出せればと思います。広島は優勝を、自分たちは残留をかけて戦います。隙をつくらず、ホーム最終戦でプレミアリーグ残留を決めたいと思います。
沢田謙太郎 監督(サンフレッチェ広島F.Cユース)
今シーズンをしっかり戦ってきた結果として首位にいると思うので、今節も自分たちでWEST優勝を決めるためにもいい試合がしたいです。勝利を目指す姿勢は他の試合と変わりません。神戸弘陵は、果敢に攻撃を仕掛けてくるチームです。グループとしてパスを回せますし、簡単にボールを奪おうと飛び込むとやられてしまう。隙の少ないチームですので、「自分たちは入念に準備しないと、足をすくわれるぞ」と選手たちにも伝えています。
イヨハ 理 ヘンリー 選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)
神戸弘陵とは7月に広島で対戦しています。そのときは相手への守備がルーズになって、そこから難しい状況を招きました。今回はそのときの課題をしっかりと修正して臨むことができればと思います。ここまでプレミアリーグでは簡単な試合が一つもなく、残り2試合も同じだと思っています。今節もしっかりと準備して、目の前の試合に集中して戦います。チーム一丸となって戦えば、みんなで喜び合える結果を手にすることができると思います。
神戸弘陵学園高校 vs サンフレッチェ広島F.Cユース
日時:12月4日(日) 11:00キックオフ
会場:三木総合防災公園陸上競技場
アクセス:●神戸電鉄粟生線「緑が丘駅」から神姫ゾーンバス防災公園線「防災公園駅前」下車
プレミアリーグWEST第17節
12/3(土)
11:00 大分トリニータU-18 vs 東福岡高校(大分スポーツ公園 県協会グラウンド/人工芝)
12:00 名古屋グランパスU18 vs ガンバ大阪ユース(パロマ瑞穂スタジアム)
12/4(日)
13:00 大津高校 vs ヴィッセル神戸U-18(大津町運動公園球技場)
15:00 セレッソ大阪U-18 vs 京都サンガF.C. U-18(セレッソ大阪舞洲グラウンド)
現在、最下位の大分トリニータU-18(大分)はホームで同じ九州勢の東福岡高校(福岡)と対戦します。残り2試合で8位・神戸弘陵を勝点5差で追っており、今節は勝点3が必要になります。9位の名古屋グランパスU18(愛知)は、神戸弘陵の結果によって引き分けでも最終節まで残留の望みをつなげられますが、今節の相手・ガンバ大阪ユース(大阪)を退けて残留を争うライバルたちにプレッシャーをかけたいところ。現在、7位の大津高校(熊本)も気が抜けません。名古屋が土曜日に勝点3を獲得した場合、日曜日のヴィッセル神戸U-18(兵庫)戦は大きな意味を持ちます。2位のセレッソ大阪U-18(大阪)は、京都サンガF.C.U-18(京都)と対戦。優勝の可能性は低いですが、最終節の広島戦をいい形で迎えるためにもしっかりと戦い抜きます。
JFA-TV
第17節を前に、第16節ダイジェスト映像をお届けします。
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