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高円宮杯U-18プレミアリーグEAST 東の王座を狙うFC東京が鹿島と対戦
2016年12月02日
EAST第17節の注目試合
鹿島アントラーズユース vs FC東京U-18
高円宮杯U-18プレミアリーグのEAST第17節を12月3日(土)と4日(日)に開催し、茨城県の県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズユース(茨城)とFC東京U-18(東京)が対戦します。
ホームの鹿島は現在、残留圏外にいる9位アルビレックス新潟U-18(新潟)に勝点5差をつけて8位に位置しています。これまでに喫した全8敗のうち6試合が1点差と、勝点を上積みするのに苦しみましたが、「シーズンが開幕したときからいままで選手たちに伝えてきたことは変わらない」と熊谷浩二監督は語ります。攻守を切り替えるスピードや球際での厳しさなど、試合に勝つために必要な要素を突き詰めてきました。
プレミアリーグの中断期間に開催された2016Jユースカップでは3回戦でヴィッセル神戸U-18(兵庫)に0-1で敗れましたが、「大会を通して内容の濃い試合ができた」と熊谷監督はチームの成長を感じていました。結果が出ない時期も一貫した姿勢を保った結果、リーグ再開後の初戦で青森山田高校(青森)に1-0の勝利を収め、残留に近づきました。今回は、2試合続けて首位チームとの対戦となりますが、これまでと同様に全力で勝点を狙います。
一方のFC東京は、夏のクラブユース選手権、先の2016Jユースカップを制して、すでに2冠を成し遂げている強豪です。他会場の結果次第で今節にもEAST優勝が決まりますが、佐藤一樹監督は「結果を意識すると選手たちの意識がブレる。目の前の試合に集中するだけ」と話します。
チームは第14節、第15節と引き分けに終わりましたが、前節は横浜F・マリノスユース(神奈川)との上位対決で3-0の快勝。攻撃時は高い技術と連係、守備面ではボールを奪い切る力を発揮して、充実の内容で勝点3を積み重ねました。シーズン序盤から中盤にかけ、明治安田生命J3リーグを戦うFC東京U-23に選手を送る関係で、メンバーのやりくりに苦労しました。それでもJ3リーグが全日程を消化し、今後は全ての選手がプレミアリーグに集中できることも追い風になります。残留への執念を見せる鹿島相手にどのような展開となるか注目です。
監督・選手コメント
熊谷浩二 監督(鹿島アントラーズユース)
前節、結果が出たことは前向きに捉えていいかと思いますが、一喜一憂せず、今節もこれまで取り組んできたことを発揮するだけです。選手も私も、自分たちの力をしっかりと認識しているつもりです。今シーズン開幕から言い続けてきた通り、自分たちの成長のために頑張り、残留争いに勝っていきたい。残り2試合でも選手たちにかける言葉は普段と同じですし、FC東京戦も自分たちにできること、やるべきことをしっかりとやるだけだと思います。
松浦航洋 選手(鹿島アントラーズユース)
FC東京の選手たちは一人一人の技術が高いと思うので、自分たちは走力や攻守の切り替えといった部分で負けないようにしたいです。個人的には、ロングフィードや球際の強さという持ち味を発揮したい。セットプレーの際は積極的にゴールを狙おうと思います。今シーズンも残りの試合が少なくなってきた中で残留の懸かった試合が2試合続くので、しっかりと残留できるように、チームが一つになって勝てるように頑張ります。
佐藤一樹 監督(FC東京U-18)
自分たちはシーズン3冠を狙える位置にいますが、EAST制覇という結果より、素晴らしいスタッフと選手たちと1試合でも多く試合がしたいという思いのほうが強いです。目の前の試合に集中して、いつもどおりのプレーを見せることができれば結果はついてきます。そして、チャンピオンシップでさらに1試合戦うこともできます。選手たちには、躍動感あふれるサッカーをしてほしい。自分のプレーに没頭して、それぞれの持ち味を出してもらいたいと思っています。
生地慶充 選手(FC東京U-18)
今週末の相手・鹿島は試合前のウォーミングアップの段階から団結しており、球際の争いや空中戦に強い印象があります。自分たちもチームの一体感や日ごろの練習の質では負けていないと思いますし、個人としては左足のキックとドリブルで攻撃に変化をつけていきたい。鹿島の堅守を崩し、ゴールにつながるプレーをしたいと思います。EAST優勝に向けてこれから1試合も落とせないので、チーム全員で助け合って、勝利をつかみたいです。
鹿島アントラーズユース vs FC東京U-18
日時:12月4日(日) 11:00キックオフ
会場:県立カシマサッカースタジアム
アクセス:●JR鹿島線「鹿島神宮駅」からタクシーで約10分
プレミアリーグEAST第17節
12/3(土)
13:00 大宮アルディージャユース vs アルビレックス新潟U-18(NACK5スタジアム大宮)
14:00 横浜F・マリノスユース vs 流通経済大学付属柏高校(横須賀リーフスタジアム)
12/4(日)
11:00 清水エスパルスユース vs 青森山田高校(清水ナショナルトレーニングセンター(J-STEP))
15:00 柏レイソルU-18 vs 市立船橋高校(日立柏サッカー場)
勝点3差で首位のFC東京を追う大宮アルディージャユース(埼玉)はアルビレックス新潟U-18(新潟)との一戦に臨みます。土曜の一戦で大宮が勝てば、今節でのFC東京の優勝はなくなります。現在、4位の横浜F・マリノスユース(神奈川)は流通経済大学付属柏高校(千葉)と対戦。最終節の大宮との上位対決に向けて勝利が必要な試合です。2位の青森山田高校(青森)は清水エスパルスユース(静岡)とアウェイで戦います。前節の敗戦を払拭したい青森山田と、本リーグでJ-STEP未勝利の清水が勝点3獲得を目指して戦います。逆転優勝の可能性を残す市立船橋高校は、同じ千葉県勢の柏レイソルU-18と顔を合わせます。ここ4試合1得点で勝利から見放されているだけに、今節は攻撃陣の奮起に期待がかかります。
JFA-TV
第17節を前に、第16節ダイジェスト映像をお届けします。
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