アトレティコ・ナシオナル（南米代表／コロンビア）

CONMEBOLリベルタドーレスカップ決勝で新興のインデペンディエンテ・デル・バジェ（エクアドル）を1－1、1－0の1勝1分で破り、27年ぶり2度目の南米制覇を成し遂げました。来年が創立70周年となるクラブで、国内選手権での15度の優勝が最多であることから、「カップの王様」の異名を取ります。

1987年、コロンビア人のフランシスコ・マトゥラナ監督が就任すると、コロンビア人選手によるチームを編成。その2年後には早くもリベルタドーレスカップ初優勝を果たし、南米を代表してトヨタ ヨーロッパ／サウスアメリカ カップに出場。東京・国立競技場でACミラン（イタリア）と戦い、延長戦の末に0－1で惜敗しました。その後も1995年にリベルタドーレスカップ決勝進出、コパ・スダメリカーナで2度の決勝進出など、国内外で安定した強さを発揮しています。

現在のチームも、若く才能あふれるコロンビア人選手が多く、GKクリスティアン・ボニージャ選手、DFフェリペ・アギラル選手、FWミゲル・ボルハ選手はリオデジャネイロオリンピック出場のメンバーです。ボニージャ選手、アギラル選手は、DFファリド・ディアス選手と共に、今年6月に行われたコパ・アメリカ（南米選手権）に出場したコロンビア代表にも招集されています。昨年から指揮を執るコロンビア国籍レイナルド・ルエダ監督は、2010年のFIFAワールドカップでホンジュラス、2014年の同大会でエクアドルを率いた名将です。

オークランド・シティーFC（オセアニア代表／ニュージーランド）

OFCチャンピオンズリーグ決勝で、チーム・ウェリントンに3－0と快勝して6連覇を達成、最多優勝回数も8に伸ばしました。FIFAクラブワールドカップへの出場権獲得も6大会連続。同大会への通算8度目の出場は最多記録となります。昨年の大会は1回戦でサンフレッチェ広島に0－2と敗れたものの、2014年には3位という見事な成績を収めました。昼間はそれぞれに仕事を持つ選手が多く、夜に集合して練習することから、「世界最強のアマチュアチーム」と話題になりました。

同クラブは、2004年10月のリーグ再編を機に、ニュージーランド北島のオークランド市を本拠としていたセントラル・ユナイテッドFCの選手を中心に結成されました。その2年後には、OFCクラブチャンピオンシップ（現OFCチャンピオンズリーグ）初優勝で、同年に日本で開催されたFIFAクラブワールドカップに出場。元日本代表の岩本輝雄選手を加えて臨んだチームは、最下位の6位に終わりました。

スペイン人のトゥリブリエッチ監督は多国籍のチームを率い、ボールキープに基礎を置いた攻撃サッカーを目指します。今シーズンの優勝で特筆すべきは若手選手の台頭でしょう。準決勝、決勝で2得点ずつ挙げる大活躍を見せて大会最優秀選手にも選ばれたのが、ソロモン諸島代表でもある24歳のFWミカ・リアラファ選手で、同国のフットサル代表でもプレーするテクニシャン。やはり決勝で得点し、準決勝でも2点をマークした19歳のFWクレイトン・ルイス選手は、既にニュージーランド代表でもプレーしています。日本人DF岩田卓也選手も、左サイドバックのレギュラーとして得点に絡むなど健在です。

Alibaba YunOS Auto プレゼンツ FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016

2016年12月8日(木)～12月18日(日)
神奈川県／横浜国際総合競技場
大阪府／市立吹田サッカースタジアム

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