12月8日(木)に開幕する「Alibaba YunOs Auto プレゼンツ FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016」を前に、開催国代表として出場する鹿島アントラーズが5日(月)、初戦の開催地である横浜市内に入り、石井正忠監督と選手たちが会見を行いました。

鹿島は3日(土)に行われた「明治安田生命2016 Jリーグチャンピオンシップ」の決勝第2戦で浦和レッズに2-1で勝利し、第1戦との2試合合計スコアで並んだものの、アウェイゴール数で上回り、チャンピオンシップを制覇。開催国代表として初出場することになりました。8日(木)の開幕戦で、オセアニアサッカー連盟（OFC）代表のオークランド・シティーFC（ニュージーランド）と対戦します。

会見に出席した昌子源選手は、「ずっとテレビで見ていた大会に自分が出られるというのはすごくうれしいです」と、素直に世界大会に出場できる喜びを語りました。永木亮太選手も「上に勝ち上がるほど難しくなってくると思いますが、チームとしてどこまで戦えるのか、力を出したいと思います」と、各大陸の王者との激突に気持ちを高めていました。永木選手は対戦してみたい相手に、ルカ・モドリッチ選手ら欧州王者レアル・マドリード（スペイン）の中盤の多士済々の名前を挙げました。昌子選手は中でも、日本代表での活動時に内田篤人選手から「本当にすごい」と聞かされていたという、イスコ選手との対戦実現を望んでいると話しました。

鹿島は本大会初出場ですが、選手たちには世界との対戦経験があり、期するものもあります。鹿島は今年8月、スルガ銀行チャンピオンシップ2016 IBARAKIでインデペンディエンテ・サンタフェ（コロンビア）と対戦し、1点差で敗れています。だからこそ昌子選手は「僕らが勝ち進んだら準決勝では南米王者と当たります。今年負けている南米のチームともう1回戦って、勝ちたいと思っています」と話しました。

さらに鹿島には、Jリーグの代表として戦う気持ちも強くあります。石井監督は、昨年にJリーグ王者として出場したサンフレッチェ広島の森保一監督に連絡を取って、大会を通じての戦い方や時間の過ごし方についてアドバイスを受けたと明かしました。「今年は鹿島がJリーグの代表としていい戦いをして、決勝まで行ければいいと思います」と高みを見据えます。さらに、選手たちと同じく対戦してみたい相手を尋ねられた石井監督は、「各大陸の代表はいずれも強力ですが、決勝で当たるチームに勝って終わりたいと思います」と抱負を語りました。

鹿島とオークランドが激突する開幕戦は8日(木)、横浜国際総合競技場で19時30分にキックオフとなります。

監督・選手コメント

石井正忠 監督
出場を本当に光栄に思います。日本の代表として世界にどのくらいチームの力が通用するか、しっかりと示したいと思います。昨年はサンフレッチェ広島がJリーグの高いレベルをこの大会で示しました。今年は鹿島がJリーグの代表としてよい戦いをして、決勝まで行ければと思います。チャンピオンシップは3戦とも厳しい戦いになって、消耗した部分もあると思いますが、今日の練習では非常にいい動きをしていると感じました。この世界大会に向けて、選手たちも自然と気持ちが高ぶっていると思います。

永木亮太 選手
一昨日にJリーグのチャンピオンになりましたが、気持ちを切り替えて今日からしっかりと練習して、日本のチャンピオンに恥じないような戦い方をして、優勝目指してやっていきたいと思っています。Jリーグではなかなか体験できない外国人選手との対戦ができます。その中で自分がどれだけできるのか、また、チームとしてどこまで戦えるのか。勝ち進んで上に行くほど難しくなってくると思いますが、力をどこまで出せるかやってみたいと思います。

昌子源 選手
国際経験が豊富ではないので、この大会に出られてすごくうれしいです。日本でも、外国人アタッカー相手に通用している部分は多くあると思います。いつもどおり試合に入り、いつもどおりの外国人選手への対応ができれば、自分の能力をどんどん出せるのではないかと思います。昨年はサンフレッチェ広島が活躍して、最後の試合もどちらに転んでもおかしくないものでした。僕らも鹿島らしいサッカーをすれば、広島以上の成績を残せると思います。今まで石井監督の下でやってきたことを大舞台で発揮して、昨年の広島を越えられるように頑張りたいと思います。

Alibaba YunOS Auto プレゼンツ FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016

2016年12月8日(木)～12月18日(日)
神奈川県／横浜国際総合競技場
大阪府／市立吹田サッカースタジアム

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