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FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016 鹿島がアジアのクラブとして初の決勝進出
2016年12月15日
FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016の5位決定戦と準決勝1試合目が12月14日(水)に市立吹田サッカースタジアム(大阪)で開催されました。
5位決定戦では、アジア王者の全北現代モータース(韓国)とアフリカ王者のマメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)が激突。大陸王者の意地を示したい両チームの対戦は、18分にキム・ボギョン選手のゴールで全北現代が先制します。その後も攻勢に試合を進めた全北現代は、29分にもイ・ジョンホ選手が追加点を挙げると、41分にもオウンゴールを誘発して前半だけで3点差を付けました。後半に入るとマメロディも反撃に出ます。48分にロングパスを受けたパーシー・タウ選手が鮮やかなゴールを決めて1点を返しましたが、マメロディの反撃はここまで。試合終了間際に途中出場のキム・シヌク選手の得点を加えた全北現代が4-1で勝利しました。
準決勝では、開催国代表の鹿島アントラーズと南米王者のアトレティコ・ナシオナル(コロンビア)が対戦しました。互いにチャンスをつくり合う中で、33分に今大会で導入されているVideo Assistant Referees(ビデオ判定)によってファウルが明らかになり、鹿島にPKが与えられます。このPKを土居聖真選手が決めて、鹿島が1点を先制しました。その後のアトレティコ・ナシオナルの猛反撃もGK曽ヶ端準選手を中心に耐えて、鹿島が1点をリードして前半を折り返します。
後半もアトレティコ・ナシオナルの攻撃を凌いだ鹿島は、83分に左サイドからのクロスがゴール前にこぼれたところを拾った遠藤康選手が、ヒールキックでボールをゴールに流し込み、追加点を奪います。その2分後にも交代出場したばかりの鈴木優磨選手が追加点を決め、リードを3点に広げました。鹿島はこの後も集中を切らさず、南米王者の攻撃を跳ね返して3-0で完勝。アジアのクラブとして初めての決勝進出を決めました。
勝利した鹿島は、15日(木)に行われる準決勝「レアル・マドリード(スペイン/欧州王者)対クラブ・アメリカ(メキシコ/北中米カリブ海王者)」の勝者と決勝戦で戦います。敗れたアトレティコ・ナシオナルは、この試合の敗者と3位決定戦を行います。
監督・選手コメント
石井正忠 監督(鹿島アントラーズ)
相手チームの攻撃力、技術力の高さには本当に驚かされました。それに対して、自分たちは90分間、組織で守り、決勝に進むことができました。これは現場の選手、スタッフだけではなくて、クラブ全体で勝ち取った1勝だと思います。クラブにとって新しい歴史を刻むとともに、日本のサッカーにとっても新たな一歩が踏み出すことができて、本当に良かったと思います。(ビデオ判定は)試合の途中でゲームが止まってしまいますが、しっかり判定していただければ、公平にジャッジができるので、一つのシステムとして良いと思います。
曽ヶ端準 選手(鹿島アントラーズ)
何よりも勝てたことがうれしいですし、ここから決勝に向けて良い準備ができればと思います。鹿島だけではなくて日本のクラブとして初めてのファイナルです。この一歩がないと、なかなか準決勝(を突破すること)が難しいのではないかという流れになります。そういう意味でも、アントラーズにとっても、日本のサッカークラブにとっても、とても大きい1勝だと思います。これからは、ファイナルに向けてしっかりと準備していきます。
レイナルド・ルエダ 監督(アトレティコ・ナシオナル)
前半、PKによる失点を喫したことで、われわれの秩序が乱れてしまったと思います。自分たちは、いつもは秩序を保ってプレーしていますが、今日はリスクを冒す場面が多く、それを利用されてしまいました。過信していた部分があったのかもしれません。今回の敗戦は非常に残念ですが、日曜日に1試合(3位決定戦)が控えているので、私たちのプライドのためにも、そこで良い試合をしなければいけません。
チェ・ガンヒ 監督(全北現代モータース)
選手たちには「シーズン最後のゲームだから、有終の美を飾れるように」と伝え、これまで試合に出られなかった選手を出場させました。彼らは私が考えていた以上に良いパフォーマンスを見せてくれました。マメロディ・サンダウンズと鹿島の試合を分析した結果、相手は個人能力が高く、パスで崩す力も持っていました。ですから、立ち上がりから厳しくプレッシャーを掛けるように言いました。選手たちが活発に動き、序盤の戦いが機能した結果、快勝できたと思います。ベストを尽くしてくれた選手たちに「ありがとう」と伝えたいです。
Alibaba YunOS Auto プレゼンツ FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016
2016年12月8日(木)~12月18日(日)
神奈川県/横浜国際総合競技場
大阪府/市立吹田サッカースタジアム
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