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第40回全日本少年サッカー大会 12月25日に開幕
2016年12月16日
U-12年代のサッカーチーム日本一を決定する「第40回全日本少年サッカー大会」の開会式が12月25日(日)に行われ、26日(月)から熱戦の火ぶたが切って落とされます。記念すべき第40回大会を控え、ここでは前回大会の模様を振り返ります。
夏場に開催されていた従来と異なり、第39回大会は史上初めて冬に開催されました。これはU-12年代にリーグ戦の文化が浸透し、全国のチームが年間(4~10月)を通してプレーする環境が整ってきたからです。また、冬は選手たちが日々のトレーニングで培ってきた成果を発揮する最適の時期であり、12月は真夏よりも動きやすいという利点があることも、開催時期が移行された理由の一つでした。
第39回大会は12月25日(金)に開会式を迎え、翌26日(土)から29日(火)にかけて鹿児島県内鹿児島市内の各会場で、全国から集った48チームの選手たちが日本一を目指して戦いました。
4チームずつ12グループに分かれて行われた総当たり戦(1次ラウンド)、ノックアウト方式のラウンド16を勝ち抜き、符津スポーツ少年団サッカー部(石川)、鹿島アントラーズジュニア(茨城)、レジスタFC(埼玉)、兵庫フットボールクラブ(兵庫)の4チームが準決勝に駒を進めました。
符津SSと鹿島による準決勝第1試合は、伊藤 龍之介選手の得点で鹿島が優位に試合を運びます。一時は符津SSの安田虎士朗選手に同点とされますが、大輪風心選手の決勝点で鹿島が2-1で勝利を収めました。第2試合ではレジスタFCが山崎倫選手らの得点で兵庫FCを3-0で退け、決勝進出を決めました。
快晴の下で行われた決勝戦では、鹿島とレジスタFCの選手たちが序盤から勝利への執念を見せます。両者ともに攻守の切り替えが早く、ボールを失った後も素早く帰陣することで失点のリスクを減らしていきます。ゲームが動いたのは36分。準決勝でもゴールを挙げている山崎倫選手が宇田川瑛琉選手のFKに合わせてレジスタFCに先制点をもたらしました。
レジスタFCはこの後、鹿島の反撃をしっかりと受け止めながらも追加点を狙い、試合終了間際に篠田大輝が2点目を記録。勝負を決定づけるとともに、チームを大会初優勝に導きました。晴れの舞台で決勝点を挙げた山崎選手は試合後、「中学や高校でも活躍して、また全国大会に出て日本一の座をつかみたい」と話しました。
第39回大会の準決勝に残った4チームのうち、鹿島だけが第40回大会への出場権を獲得しました。競争の激しい各地の予選を突破し、本大会出場を決めたチームは敗れたチームの思いも背負って戦うことが期待されます。
第40回全日本少年サッカー大会
競技期間:
2016年12月25日(日)~12月29日(木)
会場:
1次ラウンド・ラウンド16 鹿児島ふれあいスポーツランド(鹿児島県鹿児島市)
準々決勝 鹿児島県立鴨池補助競技場(鹿児島県鹿児島市)
準決勝・決勝 鹿児島県立鴨池陸上競技場(鹿児島県鹿児島市)
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