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第7回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会  伊藤雅範フットサル日本女子代表監督が1次ラウンドを展望

2017年01月03日

第7回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会  伊藤雅範フットサル日本女子代表監督が1次ラウンドを展望

中学年代の女子フットサルチームの日本一を決める「第7回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会」が1月8日(日)、9日(月・祝)の2日間にわたって開催されます。この大会の開幕を控え、日本女子フットサル代表の伊藤雅範監督にグループステージの展望などをうかがいました。

――各グループの展望を聞かせてください。

伊藤 まずグループAですが、藤枝順心SCジュニアユースブルー(東海/静岡)は、女子サッカー界の名門です。静岡のチームであり、選手個々の高い技術が特長です。シュラインレディースFC(東北/青森)は、初出場の前回大会でいきなり準優勝に輝きました。本当に粘り強く戦ってくる、ものすごく面白いチームという印象ですね。京都精華学園中学校(関西/京都)も、ミニサッカーのようなフットサルをします。狭い局面でもボールを回すことのできるチームです。このグループは、どのチームが勝ち上がってきてもおかしくありません。

――グループBはいかがでしょうか。

伊藤 本命は優勝候補の福井丸岡ラック(北信越/福井)です。丸岡は、現在18歳の選手たちが6年前のバーモントカップに初めて単独女子チームとして出場し、「スーパーガール」と呼ばれました。そして、次の「スーパーガール」と言われているのが、現在15歳の選手たちなのです。今大会は彼女たちの集大成になる大会といえます。昨年も優勝していますが、ほとんどの選手が14歳でした。あれから1年が経ち、最後のU-15年代の大会で優勝して終われるかが、一つの注目ポイントです。

3大会連続で4強に進んでいるクラブフィールズ・リンダ(北海道)は技術に長けたチームで、前回大会でも高い技術を備えた2人の選手を軸に勝利を収めていました。毎年、攻守のタレントを育ててくる印象があります。徳島ラティーシャ(四国/徳島)もリンダ同様、昨年はチームに2人、スキルフルな選手がいました。丸岡がグループBの本命であることに変わりはないかもしれませんが、リンダや徳島も、番狂わせを起こすポテンシャルを秘めたチームです。

――最後に、グループCの見どころをお願いします。

伊藤 グループCの注目は、十文字中学校(関東/東京)です。女子サッカー界ではすでに有名ですが、彼女たちはフットサルにも力を入れています。いま、十文字中出身のフットサル選手がとても増えていて、その筆頭が先日、フットサル日本女子代表入りした田中千尋選手です。十文字中は、サッカーとフットサルの「良いとこ取り」をしているチームという印象があります。

アンベリール島原(九州/長崎)とFCエフロンテ(中国/岡山)は情報も少なく、想像がつかない分、楽しみです。岡山は、優れたタレントが出てくる地域です。また、九州からはフィジカルの強い選手が数多く輩出されていますし、それはフットサルにおいても、大きなアドバンテージです。九州という「隠れたフットサル大国」から来るチームがどんなプレーを見せてくれるか、とても楽しみです。

第7回 全日本女子ユース(U-15)フットサル大会

2017/1/8(日)~2017/1/9(月・祝)
三重県/三重県営サンアリーナ
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