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「あの大会で頑張っていたからこそ、今の自分がある」髙木彰人選手(ガンバ大阪)インタビュー前編 JFAプレミアカップ2017

2017年04月28日

「あの大会で頑張っていたからこそ、今の自分がある」髙木彰人選手(ガンバ大阪)インタビュー前編 JFAプレミアカップ2017

U-15年代の強豪チームが競い合うJFAプレミアカップ2017が5月3日(水・祝)に開幕します。2012年大会で優勝を経験した髙木彰人選手(ガンバ大阪)が、大会の思い出や当時のチームの雰囲気について語りました。

― 最初に髙木彰人選手のストロングポイントやご自身のプレースタイルを教えてください。

自分はFWなので、ゴールを奪ったり、得点につながるプレーが僕の持ち味だと公言してきました。あとは、DFラインの裏に抜け出したり、クロスに入って行く動きは意識しています。ガンバ大阪ジュニアユースの頃から、点を取ることに関して、かなり言われ続けてきましたし、そこはずっと意識してきました。

― JFAプレミアカップについて聞かせてください。髙木選手にとって、この大会はどんな位置付けでしたか。

中学3年生になって最初の全国大会で緊張したのを覚えています。優勝すれば世界大会(マンチェスター・ユナイテッド・プレミアカップ・ワールド・ファイナルズ2012)に行ける大会でしたし、「世界に行きたい」という気持ちは当時からあったので、絶対に勝ちたいと思っていました。チームの皆も気合いが入っていたし、集中して大会に臨めたことが優勝という結果につながりました。プレミアカップでは、1次ラウンドだと1日に2試合戦うこともあるので、チーム全体で戦えるチームが優勝するのかなと思いますね。

― 当時のガンバ大阪ジュニアユースは、現在トップチームで活躍している初瀬亮選手や、一学年下の堂安律選手も擁していたタレントぞろいのチームでしたが、当時のチームを振り返ってください。

全体的にバランスが良かったし、ベンチにいる選手も途中から出て来たら結果を出せました。そういうこともあって当時は強かったのかなと思います。プレミアカップはスタメンの11人だけでは勝てません。大会が進むに連れて疲れも出てきますし、まさに総力戦でした。今、振り返るとあの大会で頑張っていたからこそ、今の自分があるし、その過程の中でガンバ大阪ユースにも昇格できました。アカデミーにいる選手にとって、中学3年生はユースに上がれるかどうかという大事な時期ですし、皆が結果を出したいと思っていました。僕たちの年代はその意識もいい結果につながりましたね。僕はFWのポジションを任されていましたし、自分が点を決めればチームが勝てるという強い気持ちでプレミアカップに挑んでいましたね。

― プレミアカップを制した後、マンチェスター・ユナイテッド・プレミアカップでは日本勢で最高順位の2位に輝き、さらにU-15世代では初の国内三冠(JFAプレミアカップ、高円宮杯全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会、日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会)を達成しました。プレミアカップの優勝でチームはさらに成長したのでしょうか。

それは間違いないですね。あの大会で優勝できず世界大会に出られなかったら、その後の三冠もなかったと思います。世界のすごさを改めて感じましたし、その後の練習の取り組みに関しても真剣味が増したと感じます。国内で負けていたら、世界では通用しないというチームの皆の気持ちも伝わってきました。当時のチームの雰囲気も良かったですよ。それに一度、大会で優勝すると、他のチームは「次は勝たせない」という気持ちでぶつかってきます。そういう厳しい環境の中で勝ち続けることは難しいことでしたが、その難しさを経験できたことも今につながっていると思います。

JFA プレミアカップ2017

2017年5月3日(水・祝) ~ 5月5日(金・祝)
J-GREEN堺/大阪府
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