ニュース
決勝ラウンドを目指して熱戦が続く JFAプレミアカップ2017
2017年05月04日
U-15年代の日本一を争うJFAプレミアカップ2017が5月3日(水・祝)に開幕し、各地から集結した精鋭12チームが1次ラウンドの2試合を戦いました。
初日を終えてグループAの首位に立つのはセレッソ大阪U-15(関西/大阪)です。第1節のスプレッド・イーグルFC函館(北海道2)戦を4-0で大勝すると、横浜F・マリノスジュニアユース追浜(関東1/神奈川)との第2節は1-0で勝利しました。第3節でC大阪と対戦するアルビレックス新潟U-15(北信越/新潟)は、横浜FMとの初戦を1-0で勝利。第2節の函館戦も2-0で前半を折り返しましたが、小田奏選手が「初戦に勝てたことで気の緩みがあったと思う」と振り返ったように、後半は相手の勢いに飲まれ、2-3で逆転負け。それでも、第3節で3点差以上で勝てば首位通過の可能性があり、小田選手は「まだ、決勝ラウンドに行ける可能性があるので、勝ちにいきます」と意気込みます。
グループBは前回大会の王者、清水エスパルスジュニアユース(東海1/静岡)が今年も強さを発揮しました。レノファ山口FC U-15(中国/山口)との初戦は、相手に先制点を許す展開となりましたが、花田耀祐選手の2得点などで逆転勝ち。第2節では、愛媛FC U-15(四国/愛媛)との初戦を制したモンテディオ山形ジュニアユース村山(東北/山形)を寄せつけず、4-0と圧勝しました。この結果、勝点6で首位に立ち、有利な状況で第3節を迎えます。
混戦模様を呈しているのは、グループCです。初戦を白星発進した北海道コンサドーレ札幌U-15(北海道1)は、第2節の湘南ベルマーレU-15平塚(関東2/神奈川)でも谷内仁郎選手の2試合連続ゴールで先制に成功。このまま逃げ切りたいところでしたが、後半は「同じミスをしないでおこうという気持ちが出た」と菅原愛斗選手が振り返るように守備を立て直した湘南に苦しみ、追加点が奪えません。すると、36分には秋山洸瑠選手にヘディングを決められ、そのままタイムアップ。1-1で試合を終えました。初戦を落とした名古屋グランパスU-15(東海2/愛知)は、第2節で一丸大地選手が前後半に1点ずつ奪い、サガン鳥栖U-15(九州/差が)に勝利。全チームに決勝ラウンド進出の可能性があるため、第3節は、試合の最後まで目が離せません
5月4日(木・祝)は1次ラウンドの第3節と、準決勝を実施。各グループの首位に加えて、2位に入ったチームの中で最も成績の良かった1チームが準決勝へと進みます。日本一に王手をかけるのは、どのチームでしょうか。
監督・選手コメント
宮川連太朗 選手(スプレッド・イーグルFC函館)
僕たちは初出場で対戦相手は格上ばかりなので、まずは1勝することを目標に掲げて大会に挑みました。初戦は自分たちの良さを発揮し、手応えを感じる場面もあったのですが、集中力が足りず勝つことができませんでした。普段、対戦できない道外のチームと対戦し、球際の強さやスピードの違いを感じられたことは収穫です。日頃から同じ基準を目指し、練習のプレッシャーも上げていかなければいけないと感じました。個人としては、相手を一枚はがすプレーができて良かったです。
井上秀人 監督(愛媛FC U-15)
初戦は開始すぐに失点し、うまくコンディション調整ができなかったように感じました。昨年から試合に出ている選手が少なく、全国大会の緊張感で堅くなっていた気もしましたし、大会に向けて気持ちを作れていない選手も見られました。個のレベルは他の地域に比べて落ちるかもしれませんが、四国の県民性である粘り強さを全面に出すことができれば、十分勝負になるのではと考えています。残りの試合は持ち味である、前線から連動した守備を見せたいです。
石谷光基 選手(名古屋グランパスU-15)
(初戦は)みんな緊張して、思うように身体が動かない時間帯もあったのですが、段々慣れてきてチームの雰囲気が良くなりました。良い形で攻める時間帯もあったのですが、最後の決めるべき所で決められず負けてしまいました。自分がチャレンジするのか味方にパスをするのかがはっきりせず、ゴールまではもっと思い切ったプレーが必要だと感じました。残りの試合は全員で、僕たちの特徴である前線のスピードをもっと出して、決勝ラウンドに進みたいです。
米山大介 監督(レノファ山口FC U-15)
私たちのチームは小柄な選手が多く、2試合とも相手との平均身長で7cmほどの差がありました。育成年代では身体の大きさや速さも必要ですが、足りない部分があっても戦えることを証明するため、ショートパスを強みとしたチームを目指しています。ただ、初戦は相手の強さやチーム名に圧倒されながらも、先制できたことで気が緩んでしまい、逆転負け。試合後は、選手に「君たちはここに何しに来たのか?」と声をかけ、喝を入れました。2試合目は、やりたいサッカーを1試合目よりも表現してくれました。選手を評価したいです。
JFA-TV 大会1日目ダイジェスト
グループA
グループB
グループC
JFA プレミアカップ2017
2017/5/3(水・祝)~2017/5/5(金・祝)
J-GREEN堺/大阪府
大会情報はこちら
JFA-TVでは、5/4(木・祝)の準決勝2試合、5/5(金・祝)の決勝戦をインターネットライブ配信
詳しくはこちら
関連情報
関連ニュース
最新ニュース
- 日本代表 2024/11/25 フットサル日本女子代表候補 国内トレーニングキャンプ メンバー・スケジュール(11.28-12.1@千葉/高円宮記念JFA夢フィールド)
- 2024/11/25 令和6年能登半島地震 復興支援活動 サッカーファミリー復興支援チャリティーオークション第8弾、本日より開始
- 大会・試合 2024/11/25 大津がWEST初制覇 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024第20節
- 大会・試合 2024/11/25 なでしこ1部チームが地力を見せる 皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会
- 大会・試合 2024/11/25 チケット販売概要のお知らせ 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 ファイナル