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第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会 10月25日(水)に準々決勝を開催

2017年10月24日

第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会 10月25日(水)に準々決勝を開催

第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会は25日(水)に準々決勝を迎え、ヴィッセル神戸対鹿島アントラーズ、セレッソ大阪対大宮アルディージャ、横浜F・マリノス対ジュビロ磐田、川崎フロンターレ対柏レイソルの4試合が各地で開催されます。

神戸総合運動公園ユニバー記念競技場では、神戸が前回覇者の鹿島を迎えます。神戸はシーズン途中に元ドイツ代表のルーカス・ポドルスキ選手やハーフナー・マイク選手を補強し、リーグ戦での上位進出を目指しましたが、第30節を終えて10位と苦しいシーズンを過ごしています。天皇杯で好調を維持するキャプテンの渡邉千真選手を中心にチームとしての完成度を高めていくことができれば、2000年度大会以来、2度目のベスト4進出が近づきます。

対する鹿島は、ラウンド16(4回戦)で浦和レッズとの大一番を制し、準々決勝に駒を進めています。リーグ戦でも4節を残して首位を快走。5度の優勝を誇る鹿島は天皇杯でも安定した戦いぶりで通算13回目のベスト4進出を狙います。また、現在、通算59試合出場で釜本邦茂氏の歴代1位の記録に並んでいるGK曽ヶ端準選手の記録更新にも期待がかかります。

キンチョウスタジアムで対戦するC大阪と大宮は対照的なシーズンを過ごしています。C大阪はリーグ2位の19得点を挙げている杉本健勇選手を中心に攻撃陣が好調。J1復帰初年度ながら、リーグ戦でも4位につけており、国内3大タイトル(天皇杯、J1リーグ、Jリーグルヴァンカップ)獲得の可能性を残しています。けがで出遅れていた清武弘嗣選手も復調の兆しを見せており、虎視眈々と終盤戦の“主役の座”を狙います。

一方、1回戦から破竹の勢いで勝ち上がってきた筑波大学(茨城県代表)を破った大宮。リーグ戦ではJ2降格圏の17位に沈んでいるものの、J1残留の可能性を残しています。まずは天皇杯で2年連続のベスト4を決めてチームに勢いをもたらしたいところです。

ニッパツ三ツ沢球技場で激突する横浜FMと磐田は、リーグ戦での失点はともにリーグ最少の28点と守備力が高いチーム同士の一戦となります。前節のリーグ戦で首位・鹿島を破り、優勝戦線に踏みとどまった横浜FM。中村俊輔選手や川又堅碁選手といった今季加入選手がチームの中心を担う磐田との1点を争う緊迫したゲームが予想されますが、中澤佑二選手らベテラン選手と、遠藤渓太選手ら若手選手を融合させて日産自動車時代を含めて9度目の頂点に突き進みます。

等々力陸上競技場で行われる前回準優勝の川崎と柏の一戦も見どころの多いゲームとなりそうです。柏は、GK中村航輔選手、中谷進之介選手、中山雄太選手らアカデミー出身の若手守備陣を中心にリーグ戦でも上位をキープ。キャプテン・大谷秀和選手が手綱を締め、クリスティアーノ選手を筆頭としたスピード感あふれる攻撃陣も兼ね備えます。攻守にバランスの取れた柏も日立製作所時代を含めて5度目の優勝を目指します。

一方、リーグ戦で11戦負けなし、勝点2差で首位を射程圏内に捉えている川崎も3冠の可能性を残しています。攻撃陣の一角を担っていた阿部浩之選手がけがで戦線を離脱したことは痛手ですが、小林悠選手、中村憲剛選手、家長昭博選手が織りなす爆発的な攻撃力には陰りがありません。前回大会の決勝で苦汁をなめた経験をバネに元日決勝へ猛進します。

前回大会と比べると約2カ月早い開催となった今回の準々決勝。どのチームが12月23日(土・祝)に行われる準決勝に進出するか是非注目してください。
 

【1回戦】4月22日(土)、23日(日)
【2回戦】6月21日(水)
【3回戦】7月12日(水)
【ラウンド16(4回戦)】9月20日(水)
【準々決勝】10月25日(水) 
【準決勝】12月23日(土・祝) 
【決勝】2018年1月1日(月・祝)

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