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「自信を持ってプレーしてほしい」と池田咲紀子選手(浦和レッズレディース)JOCジュニアオリンピックカップ 第21回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会
2017年12月28日
JOCジュニアオリンピックカップ 第21回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会が2018年1月3日(水)、大阪府のJ-GREEN堺で開幕します。今回はGK池田咲紀子選手(浦和レッズレディース)にプレーで心がけていることなどを語ってもらいました。
――池田咲紀子選手は中学時代にトップチームに選手登録されました。
池田 この大会が行われる2018年にはトップチーム12年目を迎えます。今大会に出場する選手にも、同じような立場の、すでにトップチームに登録されている選手がいるかもしれませんね。
――当時、この大会で頂点に立つ自信はありましたか?
池田 先輩に良い選手がそろっていたので「優勝するならばここしかない」と感じていました。それでも、決勝では何度もピンチがありました。苦しみながらも、仲間がゴールを決めてくれて、守備陣と何度も「絶対にゼロで終えようね」と話していました。GKとして完封勝利はうれしいことですから、それを決勝で見せられたことは思い出に残っています。
――池田選手はフィールドプレーヤーからGKへ転向しました。手本とする選手はいましたか?
池田 お二人とも引退されましたが、山郷のぞみさんや小金丸幸恵さんですね。GKとしても、人としても、学ぶことが多かったです。先輩たちは、私が練習場に入れば一人の選手として扱ってくれ、良いものは良い、ダメなものはダメだと言ってもらいました。そんな環境や、与えられたチャンスが貴重なものだと実感してからは、身近にいた二人のGKが自分の目標になりました。
――池田選手の武器の一つはキックの精度ですが、自分の武器がこれだと思い始めたのはいつですか?
池田 高校生の頃に山郷さんから「どうやってキックを蹴っているの?」と聞かれたことがきっかけです。「ボールをすごくキレイに蹴っているけれど、何を意識して蹴っているの?」と言われた時、うれしかったんですよね。それまでは自分に自信が持てずにいたのですが、山郷さんから「もっと自信を持ちなよ」と言われたことが大きかったと思います。
――反対に注意されたことは?
池田 10代の時は、ゴールマウスの前に立つ態度の部分を言われました。相手陣内でボールが動いていた時、無意識に足をクロスして立っていたんですよね。それを先輩方に「何、その態度?」と指摘されて。今、振り返ると、本当にふざけた態度だったと思います。練習でも、試合が動いているのですから。遠くにボールがあるからといって次のプレーの準備をしないなんて。与えられたチャンスの大事さ、ありがたさが全然分かっていない時期でしたね。
――トップチームにあがっても試合に出られない現状もありました。
池田 はい、でも、「隙あらば、試合に出てやるんだ」と思っていました。レベルが高い選手たちと一緒にプレーしていると、もっと練習で、試合でこういう人たちとプレーしたいと思うようになるのです。それを経験するためには、試合に出なければいけない。そう考えるようになった時、手本となる存在が、次第に越えたいと思う存在になりました。
――普段から心がけていることは?
池田 自分にちゃんと自信を持ち、不安は出さないようにすることです。ピンチで慌てたり、そわそわしたりしたら、仲間も不安になると思うんです。それが普段通り、いつも通りの自分のプレーに自然とつながっていくと思います。それは、なでしこジャパンの活動でも同じです。FIFA女子ワールドカップへの出場権が懸かったAFC女子アジアカップ ヨルダン 2018を戦い抜くうえでも大事だと思っています。
JOCジュニアオリンピックカップ 第21回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会
大会期間:2018年1月3日(水)~2018年1月7日(日)
会場:J-GREEN 堺(大阪府堺市)
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