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第41回全日本少年サッカー大会 セレッソ大阪U-12が逆転勝利で3大会ぶりの優勝!
2017年12月30日
第41回全日本少年サッカー大会の決勝戦が12月29日(金)、鹿児島市の鴨池陸上競技場で行われ、セレッソ大阪U-12(大阪府代表)が逆転勝利を収め、3年ぶりの優勝を飾りました。
決勝に進んだのはC大阪と北海道コンサドーレ札幌U-12(北海道代表)。ゲーム序盤から積極的に攻めていったのはC大阪でした。コーナーキックから鈴木聡太選手がゴールを狙い、渡辺皐選手もミドルシュートを放つなど、果敢な攻撃で札幌ゴールに迫っていきます。しかし、札幌も組織されたディフェンスでシュートコースを限定し、落ち着いてピンチを跳ね返していきます。すると流れは少しずつ札幌に傾き、前半終了間際には左サイドの高い位置で高橋昂雅選手がボールを回収し、右足でシュート。ここではC大阪のGK宮井海翔選手がファインセーブで失点を防ぎました。お互いに守備の良さが光り、0-0でハーフタイムへと入っていきます。
後半も立ち上がりから両チームのディフェンスが機能して、ゴール近くに選手を寄せ付けません。C大阪は25分、渡辺選手の入れたCKに大谷元輝選手が頭で合わせますが、惜しくも左に逸れました。ゲームが動いたのは残り時間が10分を切ってから。札幌の出間思努選手がドリブルでペナルティーエリア内でボールを動かし、狭いコースを見抜いてシュート。これが決まって札幌が先制します。
C大阪は追いかける展開となりますが、今大会でも逆転勝ちで勝ち上がってきた経験が力になり、落ち着いてボールを運びチャンスをつくっていきます。35分に三津井龍真選手が巧みなドリブルでボックス内に入っていき、右足で鋭く振り抜きます。このシュートがゴールネットを揺らし同点とします。さらにその4分後には、CKから皿良選手が詰めて逆転ゴール。C大阪が勝ち越しました。
このゴールが決勝点となり、熱戦が続いた今大会はC大阪の優勝で閉幕しました。初優勝を目指した札幌は惜しくも準優勝となりましたが、守備から攻撃へのスムースな連係で見応えのあるゲームをつくりました。
大会の得点王は吉丸凌平選手(リオペードラ加賀FC U-12)が受賞。リオペードラ加賀は初出場でしたが、吉丸選手のゴールなどで得点を重ね、準々決勝まで進出しました。また、3位の大宮アルディージャジュニア(埼玉)にグッドマナー賞、同じく3位のサンフレッチェ広島F.Cジュニア(広島)には努力賞が贈られました。フェアプレー賞は初出場の海南FCジュニア(和歌山)が受賞しています。
監督・選手コメント
鳥居塚伸人 監督(セレッソ大阪U-12/大阪)
これまでは、点を取られたあとで、確率的に入らないのに打ってしまったり、相手に簡単に渡してしまったりして、チャンスを逃していました。この大会を通じて慌てずにボールを奪うためにどうすればいいかが明確にできたと思います。子どもたちが、1失点があるのは当たり前なんだというのを感じ取れたのと、しっかりサッカーをすれば得点がゼロに終わることはないんだというのを感じ取れたことが自信につながったと思います。
渡辺皐 選手(セレッソ大阪U-12/大阪)
一番厳しかった試合はエスパルス戦(清水エスパルスU-12清水/ラウンド16)でした。そこでチーム力が上がったと思います。決勝戦も逆転勝ちでしたが、チームがまとまって勝てたと思います。前からプレッシャーに行ってボールを奪いにいくことは言われていることですが、ピッチ内では全力で戦い、ピッチ外では楽しく仲良くできているチームです。声を掛け合った中で、最後に逆転までもっていけたのは良かったです。先制されたあとも落ち着いてプレーすることは今日もできたと思います。
浅沼達也 監督(北海道コンサドーレ札幌U-12/北海道)
次のジュニアユースでもまた、いい内容で勝負できればと思います。子どもたちは優勝を目指して戦ってきましたが、アカデミーのスタッフとしては通過点であり、こういった場を経験できたことは大きなプラスです。前半はいい内容でしたが、後半は我々が点を取ったことで、セレッソが吹っ切れたところはあったと思います。勝負の分かれ目で言えば、少し点を取る時間が早かったのかなと思います。
小宮真輝 選手(北海道コンサドーレ札幌U-12/北海道)
北海道勢初の優勝を目指して決勝戦のゲームに入りました。まずはいつも通りのプレーをして落ち着くのと、この大会の中での一番いい試合をすることを目標に臨みました。先制したことで優勝に一歩近づけたと思いましたし、その後の自分たちの落ち着いたプレーで守り切れれば勝てると思いました。ヘディングと1対1の局面が自分の強みです。競り合いやパスカットなどで取り切れていましたが、さらに鍛えたいです。
第41回全日本少年サッカー大会
競技期間:
2017/12/26(火)~2017/12/29(金)
会場:
1次ラウンド・ラウンド16 鹿児島ふれあいスポーツランド(鹿児島県鹿児島市)
準々決勝 鹿児島県立鴨池補助競技場(鹿児島県鹿児島市)
準決勝・決勝 鹿児島県立鴨池陸上競技場(鹿児島県鹿児島市)
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