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「選手には思い切りチャレンジしてほしい」小野木玲監督(清水) JFA 第22回全日本U-15サッカー大会

2018年05月03日

「選手には思い切りチャレンジしてほしい」小野木玲監督(清水) JFA 第22回全日本U-15サッカー大会

JFA 第22回全日本U-15サッカー大会が、大阪府のJ-GREEN堺で5月3日(木・祝)に開幕します。3日間にわたり、U-15年代の日本一を懸けて熱い戦いを繰り広げます。今回は、3連覇を目指す清水エスパルスジュニアユースの小野木玲監督に、チームの育成方針と全国大会に向けての意気込みを聞きました。

―― 清水では1学年ごとに監督を置いていますが、クラブとしての意図は何なのでしょうか。

クラブとしては、3年というスパンで選手を見ています。エスパルスに入ってきてスタートとなる時期と、その1年後といったように段階的に成長経過を見て、情報を共有しています。良いときも悪いときも同じ時間を過ごしているので、選手の状態がよく分かります。

―― 監督自身は、今年初めてU-15の監督として各大会の指揮を執ります。試合と練習でのコーチングは変わるのでしょうか。

その違いはないと思います。というのも、大会で成果を出すことは大事ですが、ピッチには彼らが日頃から積み上げているものの成果が出ます。選手たちはプロになりたいと強く思ってここに来ていて、自分たちの現在地とプロになるということのギャップを埋めるために毎日の練習に取り組んでいます。そのため、大会に臨む気持ちやサッカーに対する考え方は、練習でも試合でも基本的には変わらないと思います。

―― 清水の選手はピッチ外の部分でもクラブの教育が行き届いていると感じます。

そう思ってもらえるのはうれしいですね。これは個人的な印象ですが、サッカーのプレーというのは、浮き沈みも含めて、日常の生活とつながっていると思います。日常の積み重ねがピッチ上の表現に出てきますし、勝ち負けはあるにせよ、サッカーは人間がやるもの。そこにはいろいろなことが詰まっています。試合が行われる90分間だけいい格好をしていても、勝負事には勝てないような気もしています。それはカテゴリー関係なく、ユースもジュニアユースもジュニアも日常の積み重ね。それが人間形成なのだと思います。

―― 今年の3年生と小野木監督にとっての集大成となる一年が始まります。どのような一年にしていきたいですか?

毎日が生き残りを懸けた勝負です。彼らはプロになりたいと思ってエスパルスに来て、直近の目標で言えばユースに上がりたいというのがあります。競争だということは彼らが1年生のときから言ってきました。チーム内の競争で切磋琢磨しながら成長するなかで、今年は試合が多いので、試合経験でサッカーに必要な要素も含めて、人間的にも成長してほしい。小さくまとまってほしくはありません。特にこういう全国大会だからこそピッチの中でも外でも思い切りチャレンジしてほしいです。

―― 新チームになって間もないこのタイミングで全国の強豪チームと対戦できるメリットはありますか?

それは大きいと思います。各地域予選を勝ち上がってきたチームと対戦できる場は限られていますから。昨年冬の高円宮杯でも素晴らしいチームや選手が多くいました。試合でピッチに立っていた選手も、ベンチで見ていた選手もいますが、準決勝で対戦したサガン鳥栖U-15とはもう一度対戦してみたいですし、選手たちにはこういう舞台でこそ奮起してほしいという思いがあります。

―― 全国大会は選手の成長にとってどのような影響を与えると思いますか。

去年、一昨年を見ていると、全国大会だからこそ、選手は自然とチャレンジしていましたし、対戦相手やその環境によって力が引き出されていました。自分自身でも気づいていなかった力が引き出されて成長する選手も多くいました。同時に今まで見えていなかった課題が、レベルの高い中で浮き彫りになることもありますので、選手にとっては重要な試合、大会になります。新たな課題に取り組むきっかけが生まれ、ここまで2年間携わってきた選手の新たな一面が見られるかもしれないと思うと、今から楽しみです。

JFA 第22回全日本U-15サッカー大会

大会期間:2018年5月3日(木・祝)~5月5日(土・祝)
大会会場:大阪府/J-GREEN堺
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