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名古屋オーシャンズ、延長戦の末に準々決勝で敗退 AFCフットサルクラブ選手権インドネシア2018

2018年08月09日

名古屋オーシャンズ、延長戦の末に準々決勝で敗退 AFCフットサルクラブ選手権インドネシア2018

AFCフットサルクラブ選手権インドネシア2018
2018年8月8日(水) キックオフ時間 18:00 試合時間 50分(20分ハーフ+延長戦5分ハーフ)
Gor UNY(インドネシア/ジョグジャカルタ)

名古屋オーシャンズ 2-3(前半2-1、後半0-1、延長前半0-0、延長後半0-1)タイ・ソンナムFC(ベトナム)

得点
6分 安藤良平(名古屋オーシャンズ)
18分 失点(タイ・ソンナムFC)
20分 西谷良介(名古屋オーシャンズ)
21分 失点(タイ・ソンナムFC)
49分 失点(タイ・ソンナムFC)

スターティングメンバー
GK:関口優志
FP:吉川智貴、星龍太、星翔太、ルイジーニョ

サブメンバー
GK:篠田龍馬
FP:酒井ラファエル良男、安藤良平、平田ネトアントニオマサノリ、八木聖人、齋藤功一、橋本優也、西谷良介

マッチレポート

AFCフットサルクラブ選手権インドネシア2018は、8日に準々決勝の4試合が行われました。グループAを3戦全勝で首位突破した名古屋オーシャンズは、グループB2位のタイ・ソンナム(ベトナム)と対戦しました。

元フットサル日本代表監督のミゲル・ロドリゴ氏が率いるタイ・ソンナムに対し、名古屋は序盤から圧倒していきます。前半6分には、今大会で安定した活躍を見せている平田ネトアントニオマサノリ選手が、左サイドから中央にボールを入れると、最後は安藤良平選手がゴールを決めて、名古屋が1点を先制します。その後も名古屋はプレッシングが機能し、ほとんどの時間、ボールはタイ・ソンナム陣内にある状態でした。しかし2点目が挙げられないまま迎えた18分、スピードが持ち味の相手の攻撃を食い止められず、同点ゴールを決められてしまいます。それでも前半残り6秒、名古屋は安藤選手からのパスを受けた西谷良介選手が、速いクロスをゴールに押し込み、前半を2-1とリードして折り返します。

後半に入ると、試合の流れが変わり始めます。21分にはキックインから同点ゴールを決められてしまいます。名古屋だけでなく、前半は沈黙していたタイ・ソンナムもチャンスをつくり出す展開となり、一進一退の攻防が続く展開から、徐々に流れはタイ・ソンナムに傾いていきます。高い位置でボールを奪い、ショートカウンターという形から何度かチャンスをつくった名古屋でしたが、ルイジーニョ選手のシュートがクロスバーに嫌われ、星翔太選手のシュートが相手GKに止められるなど、チャンスを生かしきれずに後半の20分は無得点で終了し、試合は2-2のまま延長戦に突入することになります。

両チームのファウル数が5となり、次のファウルからは第2PKが与えられるという展開で迎えた49分、名古屋は西谷選手をGKにして5人全員で攻めるパワープレーを仕掛けます。しかし49分、攻撃が中途半端な形で終わり、相手GKにボールを拾われると、そこからシュートを決められてしまい、2-3と逆転を許してしまいました。

名古屋は残り時間もパワープレーを続け、同点ゴールを目指しましたが、最後まで同点ゴールを決めることはできずに試合終了。2大会ぶりのアジア制覇を目指した名古屋でしたが、準々決勝で大会を去ることとなりました。

名古屋オーシャンズ監督・選手コメント

ペドロ・コスタ 監督
非常に複雑な気持ちです。想定通り非常にタフな試合になりました。相手に対して上回りハードワークをして、強いディフェンスでボールを支配することがゲームを支配することだと考えていました。相手のプレスを回避してボールを保持したときはポゼッション高くチャレンジできていました。ゴールのチャンスも多く作れました。しかし、フィニッシュの部分の成功率が低かったです。勝敗を決めたのは自分の勝つ気持ちが強く出てパワープレーに出たことです。それで返されてしまい負けてしまいました。リーグでこの悔しさを晴らします。

FP #5 星龍太 選手
前半に相手の守備がまだ迷っているとき、対応しきれていないときに試合を決めることができていたら良かったです。後半は修正されたと思いますし、僕たちの攻撃も単調だったと思います。体力的にもきつくて、相手のロングボールに対して、ディフェンスで落ちた部分もありました。今後、日本国内でも対応されてきてしまう部分があると思うので、チームとして根本的に見直しをしてもいいのかなと思います。負けてからでは遅いですし、やれる時間はあるので、そういう手は早く打った方がいいと個人的には思います。

FP #7 安藤良平 選手
後半は相手の方が、勢いがある試合になってしまいました。前からあまり来ないでカウンターを狙っている相手に対し、焦れてミスしたところを狙われてしまいました。相手も疲れていたので、僕たちも焦れずにやれれば良かったのですが……。決定機はたくさんあったので、そこで突き放せなかったことで、相手に「まだ行ける」という気持ちにさせてしまいました。特に前半は、相手のチャンスはほぼなかった展開だったので。この悔しさは絶対に忘れられないので、またこの舞台に戻ってきて自分たちがタイトルを獲れるように、国内で圧倒的な力を見せつけたいと思います。

FP #9 平田ネトアントニオマサノリ 選手
グループステージでは、過去にないくらい引いた相手に対して、チーム全体がやりづらかったです。今日の相手はボールを持つ時間もちょっとあり、前からも来ていたのでやりやすかったのですが…前半の残り数秒でリードして、良い流れで後半に入れたと思うのですが、後半開始直後に失点したのがもったいなかったです。負けてしまったので満足はできませんが、初めて出場したAFCクラブ選手権で、思った以上に個人としてはやれたので自信になった部分もあります。ただやっぱりあれだけ試合に出たら、ゴールを決められる選手にならないといけないですね。

AFCフットサルクラブ選手権インドネシア2018

大会期間:2018年8月1日(水)~8月12日(日)
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