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鹿島、初のACL4強進出をかけて天津権健と対戦へ
2018年08月27日
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2018が約3か月半のブレイクを経て今週、ベスト8の対戦で再開します。日本勢として唯一勝ち残っている鹿島アントラーズは初の4強進出をかけて、8月28日(火)に中国の天津権健をホームに迎えて第1戦を戦います。
鹿島はグループHを2勝3分1敗の2位で突破し、5月のラウンド16で中国の上海上港を2戦合計4-3で下して、ベスト8進出を決めました。ACL 8度目の出場でノックアウトステージへは6回進出していますが、準々決勝進出は2008年大会以来10年ぶりになります。
鹿島が初のベスト4をかけて対戦する天津権健は、ACL初出場です。中国スーパーリーグに初昇格した今季、ACLプレーオフを経て本戦へ出場し、グループEでは4勝1分1敗の成績で全北現代(韓国)に次いで2位で突破。ラウンド16では2大会優勝の広州恒大との中国勢対決に、2戦合計2-2のアウェイゴールで競り勝ってベスト8へ駒を進めました。今大会での日本勢との対戦はグループステージの柏レイソル戦以来で、柏にはアウェイを1-1で引き分け、ホームで3-2の勝利を挙げています。
チームはラウンド16以降、先日のFIFAワールドカップで活躍したベルギー代表MFアクセル・ヴィツェル選手がドイツのボルシア・ドルトムントへ移籍しました。その影響からか、チームはワールドカップ後に再開した国内リーグでは7月の3試合こそ2勝1敗で終えたものの、8月に入ってからは2分け3敗と苦戦。しかし、24日(金)の貴州智誠戦では約1ヶ月ぶりの勝利を挙げ、勝利の良いイメージで鹿島に乗り込んできます。
攻撃の中心は元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パト選手。国内リーグでも14試合で10得点をマークし、今大会でも柏戦や広州恒大戦を含めて4得点しています。24日の国内リーグで決勝ゴールを挙げた中国代表DFジャオ・シュリー選手は柏戦でも得点。中国代表FWヤン・シュ選手も国内リーグ再開後の9試合で4ゴールを挙げています。守備陣には韓国代表で今夏のワールドカップメンバー最終候補入りしたDFクォン・キュンオン選手、中国代表DFでU-23代表としてアジア大会でもプレーしたリウ・イーミン選手らを擁しています。しかし、国内リーグでは20試合で26得点に対して31失点、ACLグループステージでも6試合15得点に対して11失点と、失点は少なくありません。
一方、ホームで迎え撃つ鹿島は、ラウンド16後の約3か月半の間に、チームの顔ぶれに変化がありました。今回のワールドカップロシア大会メンバーだったDF植田直通選手が、大会から帰国後にベルギーのセルクル・ブルージュへ、FW金崎夢生選手がサガン鳥栖へ、FWペドロ・ジュニオール選手が中国2部の武漢卓爾への移籍でチームを離れました。負傷で長期離脱中のFWレアンドロ選手に加えて、DF昌子源選手、FW安部裕葵選手も負傷のため第1戦の出場は難しい状況ですが、MF遠藤康選手や日本代表最終候補入りしたMF三竿健斗選手らが健在です。また、チームには鳥栖から韓国代表DFチョン・スンヒョン選手、ブラジルのサントスからMFセルジーニョ選手が加わり、既にチームの力になっています。
さらに、8月からは日本代表監督も務めたジーコ氏が16年ぶりにクラブに復帰。テクニカルディレクターとしてチームを支えています。常勝クラブとしての基盤を築いたジーコ氏が「一切の妥協はしない」という強い姿勢でチームのテコ入れを図り、チーム合流後は3勝1分1敗で、ここ3試合は負けがありません。グループステージではホームで2分1敗と苦戦した鹿島ですが、ラウンド16の上海戦ではホームでFW鈴木優磨選手、DF西大伍選手らの得点で3-1の勝利を収めました。初の4強進出、そして唯一手にしていないアジアのタイトル獲得へ、再びホームで勝ち星を挙げて、アウェイでの第2戦(9月18日)を前に優位に運びたいところです。
準々決勝のこのほかの試合では、8月29日(水)に行われる全北現代対水原三星ブルーウィングス戦が韓国勢同士の顔合わせです。西地区では8月27日(月)にエステグラル(イラン)対アル・サッドSC(カタール)、28日(火)にアル・ドゥハイルSC(カタール)対ペルセポリス(イラン)と、どちらもイランとカタールのクラブ同士が対戦します。
なお、準決勝は東地区が10月3日(水)に第1戦、10月24日(水)に第2戦、西地区は10月2日(火)と23日(火)に開催の予定で、準決勝まで東西各地区での対戦が続きます。
大会期間:2018年1月30日(火)~2018年11月10日(土)
準々決勝 第1戦
8/28(火) 19:00 キックオフ
鹿島アントラーズ(日本) vs 天津権健(中国)
会場:茨城県立カシマサッカースタジアム
準々決勝 第2戦
9/18(火) 19:30 キックオフ
天津権健(中国) vs 鹿島アントラーズ(日本)
会場:天津奥林匹克中心体育場
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