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JFA 第15回全日本女子フットサル選手権大会、開幕目前!前回大会優勝の福井丸岡ラック・田中悦博監督インタビュー(前編)
2018年10月31日
JFA 第15回全日本女子フットサル選手権大会が11月2日(金)に開幕します。前回大会では福井丸岡ラックが初優勝に輝きました。チームを率いる田中悦博監督に、前回大会を振り返ってもらうとともに、本大会の特徴や見どころなどを語ってもらいました。
――前回大会を振り返って、1次ラウンドでは過去4度の優勝を誇るアルコイリス神戸と同組となりました。
田中 アルコイリス神戸は、その前の日本女子フットサルリーグでも1-3と敗れるなどフィジカルやメンタルを含め、力の差がある相手です。試合ではうまく先制し、同点に追い付かれたものの、引き分けで終えることができました。この時点で選手はよく頑張ったと思っていたのですが、そこからすごいことが起こりました。1次ラウンドの2戦目を終え、アルコイリスに得失点差で4点リードされている状況。最終戦は隣ピッチのアルコイリスのスコアも気にしながらの戦いでしたが、残り2分で神懸かったかのように4ゴールを奪ったんです。これにより得失点差で1点上回り、勝ち上がることができました。
――デリッツィア磐田との準決勝の戦いぶりは田中監督の目にどう映りましたか。
田中 昔から「準決勝の戦い方で決勝の結果が決まる」と言い続けてきました。準決勝では早い時間帯に得点を決めて、主力選手を温存できました。準決勝以降は試合時間が長くなるため、総力戦になってきますが、出番のなかった選手も活躍して思い描いていた通りになりました。
――これまで2度跳ね返されてきた決勝戦。試合前にはどういった声を掛けましたか。
田中 「今年こそは」という思いはありましたが、選手はみんなリラックスしており、「自分たちらしく戦おう」と送り出しました。やはり得失点差でもアルコイリスに勝てたことが自信になっており、普段通りの試合ができました。決勝のピッチに立つのは他の試合と比べて緊張感が全く違いますが、これまでの経験でその緊張感にも慣れていた。3度目の正直で、悲願の初優勝でした。
――あらためて優勝できた要因は何だと思いますか。
田中 この大会では、ベンチにいる選手、スタンドで応援してくれる選手、そして観客を含めて応援の力を強く感じました。そしてこの大会を戦ってきて、学んできたことが出せた。応援の力と経験が優勝の要因だと思います。
――福井丸岡ラックの特長を挙げると。
田中 チームワークだと思います。幼稚園から15年ほど同じチームでプレーしている選手もいて、あうんの呼吸が出来上がっています。他のチームは大学でスターだった選手がいたりして、私たちよりもうまいですが、それでもチームワークでどうにか太刀打ちできる。フットサルではチームワークも大事だということを感じますね。
――優勝したことで変化したことは。
田中 優勝して福井県に戻ると、町を挙げて歓迎してくれたり、より応援されるようになり、全日本女子フットサル選手権の重みや偉大さがすごくよく分かりました。皆さんの支えで活動できていることも強く感じたので、今後はもっと地域に貢献していきたいと思うようになりました。
大会日程:2018年11月2日(金)~11月4日(日)
大会会場:石川県/いしかわ総合スポーツセンター
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