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第27回全日本大学女子サッカー選手権大会が開幕!
2018年12月24日
第27回全日本大学女子サッカー選手権大会が12月23日(日)、三木総合防災公園(兵庫県三木市)で開幕し、各地域の代表16チームが1回戦を戦いました。
ピックアップマッチ1
活水女子大学 0-5(前半0-4、後半0-1)慶應義塾大学
2年連続2回目の出場となった活水女子大学(九州第2代表)と慶應義塾大学(関東第7代表)との一戦。キックオフ直後から、活水女子大学が低い位置でコンパクトにしっかりと守備を固めてスペースを与えず、慶應義塾大学が一方的にボールを保持する展開となりました。慶應義塾大学はサイド攻撃を試みるも、朝露で濡れたピッチでボールが流れてしまいます。7分、右サイドへの大きな展開から、佐藤幸恵選手がボールを折り返し、工藤真子選手がヘディングで決めて先制点を挙げます。28分、ペナルティエリア近くで得たファウルから、鈴木紗理選手が直接FKを決めて追加点。前半終了間際の40分には左サイドからのボールに中央でフリーになっていた山本華乃選手が得点、さらに41分には中央で崩し、工藤真子選手が得点し、前半が終了しました。後半、慶應義塾大学は4名の選手を交代し勢いづけるも、活水女子大学の守備に阻まれ、なかなか得点に結びつけられません。活水女子大学はボールを奪って攻撃のチャンスとなるも、慶應義塾大学の素早い切り替えによる守備で、前線まで運ぶことができません。慶應義塾大学は87分、抜け出した勝木日南子選手が左サイドから折り返し、鈴村萌花選手が落ち着いてゴールを決めました。この結果、慶應義塾大学が5-0で勝利し、2回戦へ進出しました。
ピックアップマッチ2
追手門学院大学 3-2(前半1-1、後半2-1) 八戸学院大学
二度目の出場となる追手門学院大学(関西第4代表)と4年連続4回目の出場となる八戸学院大学(東北第2代表)との一戦。立ち上がりはコンパクトに陣形を保ちながらプレスをかける八戸学院大に対し、坂田絵里選手を中心としたスピードのあるアタッカーがタイミングよくディフェンス背後のスペースをつく追手門学院大。その攻撃が実り、坂田選手が9分にスルーパスから冷静にゴールに流し込み、追手門学院大が先制します。そのまま攻勢が続くと思われましたが、徐々に追手門学院大の攻撃に慣れた八戸学院大が落ち着きを取り戻し、CKからの混戦のこぼれ球を成田愛選手が決めて同点で前半を終了します。後半立ち上がり、シンプルな攻撃で追手門学院大を押し込んだ八戸学院大が、左サイドでFKを得ます。高畠早奈恵選手がヘディングを叩き込んで逆転し、その後は一進一退の攻防が続きます。そして後半中盤以降になっても運動量が落ちない追手門学院大が、八戸学院大の浅くなったディフェンスラインの一瞬の隙をつき、途中出場の伊禮彩音選が61分に中央から抜け出しシュートを決め同点に追いつきます。さらに畳み掛けるように、CKで佐々木彩選手のヘディングシュートの混戦から吉岡摩衣城選手が得点を挙げます。その後は必死に攻撃に出る八戸学院大をうまくコントロールした追手門学院大が逃げ切り、2回戦に進出しました。
ピックアップマッチ3
吉備国際大学 2-1(前半1-1、後半1-0) 新潟医療福祉大学
12月とは思えない温暖な気候の中、キックオフの笛が鳴り響きました。試合開始6分、新潟医療福祉大学は相手陣内で園田悠奈選手がパスをカットすると、GKの頭上を越える技ありのミドルシュートで幸先よく先制。その後も後方からビルドアップする吉備国際大学のミスを突き、チャンスを作ります。すると、吉備国際大学の太田監督が動きます。28分に長谷川朋佳選手に代えて池尻茉由選手、34分に井芹夏稀選手に代えて佐々木佑香選手を投入。その采配が流れを変えました。36分、自陣中央で佐々木佑香選手がパスカットすると、背後に抜けだした池尻茉由選手にロングフィード。左足の正確なコントロールから豪快に決めると、続く43分には再び背後に抜け出した池尻選手に対し、新潟医療福祉大学のGKのクリアが中途半端になり、それを拾った呉屋絵理子選手が無人のゴールに流し込みました。
後半、新潟医療福祉大学はポジションやメンバーを交代し得点を狙いますが、ゴールが遠く2-1のまま試合終了。吉備国際大学の勝利となりました。
その他の試合結果
12月23日(日)
大阪体育大学 4-0(前半1-0、後半3-0)徳島文理大学
信州大学 0-10(前半0-7、後半0-3)仙台大学
札幌大学 0-1(前半0-0、後半0-1)四国大学
愛知東邦大学 2-1(前半1-0、後半1-1)明治国際医療大学
中九州短期大学 0-16(前半0-7、後半0-9)大東文化大学
選手コメント
中島菜々子 選手(慶應義塾大4年)
3年ぶりのインカレの舞台。緊張もありましたが、部員全員で試合を楽しむことができました。創部史上初、インカレでの勝利を挙げることが出来、大変嬉しく思います。2回戦は関東1位の帝京平成大学との闘いとなります。臆することなく、慶應らしさを貫いて必ず歴史を更新します。部員、スタッフ、応援してくださる全ての方々と一体となって闘います。
川相愛里 選手(追手門学院大4年)
今日は前半の早いうちに得点することができましたが、なかなか自分たちのペースで試合を運ぶことができませんでした。ボールを保持するも決定的なチャンスが作れなかったり、またチャンスを作れても決めることができず、厳しい試合になってしまいました。セットプレーから2失点し、一時は逆転までされてしまいましたが、最終的には3-2で競り勝つことができて良かったです。2回戦はさらに厳しい戦いになると思いますが、1回戦同様、チーム全員で戦い、勝つことでチームの歴史を塗り替えたいと思います。
吉田凪沙 選手(吉備国際大4年)
課題が多く残るゲームとなりましたが、初戦を突破することができ一安心しています。ただここはまだまだ通過点です。2回戦に向けて、短い時間ではありますが、改善して次に繋げていきたいと思います。次は東洋大学との対戦になります。相手に関係なく、吉備国際大学らしい『ひたむき』『ハードワーク』というところを忘れずに戦っていきたいと思います。日本一に向けて、少しずつ近づいていきたいと思います。
第27回全日本大学女子サッカー選手権大会
大会期間:
2018/12/23(日)~2019/1/20(日)
会場:
【1回戦~準々決勝】
三木総合防災公園(兵庫県三木市)
陸上競技場/第2陸上競技場/みきぼうパークひょうご第1球技場/みきぼうパークひょうご第2球技場
【準決勝・決勝】
味の素フィールド西が丘(東京都北区)
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