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法政大、昨年の雪辱を果たし42年ぶりの栄冠!~平成30度 第67回全日本大学サッカー選手権大会~
2018年12月24日
『平成30年度 第67回全日本大学サッカー選手権大会』は12月22日(土)に浦和駒場スタジアムで決勝戦を迎え、関東地区第3代表の法政大学と、関東地区第4代表の駒澤大学が対戦しました。
決勝戦は3年連続の関東対決となりました。2年連続決勝進出の法政大学は昨年大会の決勝で敗れた雪辱を果たすため、また駒澤大学は大会3連覇を果たした2006年以来となる12年ぶりの優勝を目指して試合に臨みました。両大学は今シーズン3度対戦し、2勝1分と法政大学が勝ち越しています。しかし、立ち上がりは駒澤大学が得意とするロングボールからの攻撃を軸に試合を展開。法政大学も長身FWの松澤彰選手にボールを集めますが、両チームともセンターバックを中心に高さのある攻撃を跳ね返し、前半はスコアレスのまま終わりました。
駒澤大学はハーフタイムに、準決勝で負傷した坂本和雅選手を下げて矢崎一輝選手を投入。54分にも安藤翼選手に代えて高橋潤哉選手をピッチに送り出すなど、早めの選手交代で流れをつかもうとします。しかし法政大学も、後半に入ると紺野和也選手のドリブル突破などでサイドから揺さぶりをかけると、60分にU-21代表のFW上田綺世選手を投入。「肩を負傷しているため時間限定の出場だった」(法政大学・長山一也監督)というエースの投入で一気に攻勢に出ます。すると72分に試合が動きます。法政大学はボランチの大西遼太郎選手のパスを受けた森俊貴選手がミドルシュート。このシュートはクロスバーを叩きますが、跳ね返ったボールをディサロ燦シルヴァーノ選手が右足でダイレクトに押し込み、法政大学が先制します。
追う立場となった駒澤大学はその後、交代出場の立花皓之介選手や星キョーワァン選手などDFを前線に上げるパワープレーで同点に追いつこうとしますが、法政大学もGK吉田舜選手を中心とした守りでピンチを防ぎます。駒澤大学は法政大学の守備を崩しきれず、試合は終了。ディサロ選手のゴールを守り切った法政大学が、昨年の悔しさを晴らす勝利で42年ぶり3回目の優勝を果たしました。
また大会後には優秀選手が発表され、最優秀選手にディサロ燦シルヴァーノ(法政大学)、ベストGKに吉田舜選手(法政大学)、ベストDFに星キョーワァン選手(駒澤大学)、ベストMFに紺野和也選手(法政大学)、ベストFWに上田綺世選手(法政大学)が選ばれました。
監督・選手コメント
長山一也 監督(法政大学)
この大会では初戦も準々決勝も苦しいゲームでしたし、準決勝も延長戦まで戦ってようやく勝てました。今日の試合も駒澤大学さんのパワフルなサッカーに対して粘り強く守り、ギリギリの戦いをできたからこそ勝てたと思っています。今年のチームをスタートさせたときの目標は、昨年の決勝戦で大敗したリベンジをしよう、ということでした。今日の試合でその雪辱を果たすことができてよかったです。
秋田浩一 監督(駒澤大学)
今日の試合はすべての面で力負け。法政大学のほうが速さもテクニックもすべてが上でした。けれど一流の選手も超一流の選手もいない駒澤大学の選手たちが、力を合わせて学生らしいサッカーを見せてくれました。チームを引っ張ってきた4年生たちには感謝しかありません。
黒崎隼人 選手(法政大学)
昨年の決勝で1-5で敗れて、この一年間はずっと悔しい思いを抱えてサッカーをしてきました。この大会は初戦から先制されるなど非常に難しい展開もありました。けれど大会を通して粘り強く戦うことを徹底できたからこそ、優勝という結果に結びつけることができたと思っています。
ディサロ燦シルヴァーノ 選手(法政大学)
ゴールシーンは、勝手に体が前に走り出したという感じです。森俊貴選手がシュートモーションに入った瞬間は「ゴールになればいい」と思っていたのですが、自分も点が取りたくて体が先に動いてしまいました。そうしたらボールが目の前にこぼれてきた。浮き玉でしたし利き足ではない右足だったので少し緊張しましたが、落ち着いてインサイドで流し込みました。昨年は大敗して悔しい思い出しかなかったこの浦和駒場スタジアムを、最高の思い出に塗り替えることができてよかったです。
平成30年度 第67回全日本大学サッカー選手権大会
大会期間:2018/12/12(水)~2018/12/22(土)
会場:浦和駒場スタジアム、味の素フィールド西が丘、NACK5スタジアム大宮、柏の葉公園総合競技場、浦安市運動公園陸上競技場、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場、Shonan BMWスタジアム平塚
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