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前回王者・名古屋オーシャンズの星龍太選手と翔太選手の兄弟が語る大会の思い出 ~JFA 第24回全日本フットサル選手権大会~
2019年02月19日
フットサルの日本一を決するJFA 第24回全日本フットサル選手権大会が3月2日(土)に開幕します。前回大会、3大会ぶりに本大会を制した名古屋オーシャンズのキャプテンである弟・星龍太選手と、今シーズン名古屋に移籍した兄・星翔太選手に、大会の思い出や連覇への思いを聞きました。
※このインタビューは2月5日(火)に実施しました。
――2009年度の第14回大会、お二人はFUGA MEGRO(関東リーグ)の一員として、Fリーグの上位3チームを破り、優勝しました。
翔太 大学を卒業する時期だったので、その年限りでチームを出て、上のリーグにチャレンジするつもりでした。僕にとってはFUGAで挑む最後の大会。チームとして良い結果を残したいという気持ちとともにその年に加入した弟と一緒のピッチに立てれば良いなと思っていました。
龍太 僕はフットサルを始めたばかりで何もできず、当時は翔太のような気持ちを持たないままプレーしていました。ちゃんと勝たなければいけないと思うようになったのは名古屋オーシャンズに移籍して3年目から。過去には1次ラウンド敗退という悔しい経験もしたので、昨年は優勝とMVPを獲得できたことはとてもうれしかったです。
――今年、翔太選手は名古屋オーシャンズの一員として初めて今大会に臨みます。移籍を決意した理由を教えてください。
翔太 バルドラール浦安ではキャプテンを長く務め、日本代表でもプレーしていたので、自分が一番上の立場にいられましたが、チームでタイトルを取ることができなかった。チームを勝たせることができていればそれでよかったかもしれませんが、そうではなければ僕が頂点にいるピラミッドを崩さないと、チームが良くならないと考えました。僕自身も停滞感を感じていたので、さらにうまくなるためにはチームをやめるしかないと思いました。移籍先も決めないまま退団を発表したのですが、名古屋オーシャンズから話をいただきました。弟とまた一緒にプレーしたいなとはずっと思っていましたが、まさか名古屋で叶うとは思いませんでした。
龍太 移籍の相談はなかったけど、チームと契約の話をするタイミングで、家に泊まりに来たよね。兄弟そろって同じチームに在籍する日本人選手は多くないので、加入を知った時はうれしかった。FUGA時代は加入1年目で僕がフットサルを何も知らないままプレーしていたので、経験を積んでからピッチで再会できるのも格別でした。
――同じチームでプレーするからこそ、気付くお互いの成長もあるのではないでしょうか。
翔太 2009年に日本代表で一緒になって以来なので、すごく成長を感じました。僕も浦安でプロとしてプレーしましたが、龍太は名古屋という全員がプロ選手で常に勝たなければいけない環境で長くプレーしています。その積み重ねた経験によって、人としても大きく成長したのではないでしょうか。プレー面では、これまでマッチアップする機会が多く、嫌だなと感じていた部分をチームメートになってあらためて強く感じました。弟が出してくれたパスは責任を持って、失わないようにしなければいけないという思いもあります。
龍太 翔太は日本代表や海外クラブでのプレーも経験して、フットサルをよく知っている選手の一人。昨シーズンからほとんどメンバーが変わっていないチームに新しい風を吹き込んでくれました。相手に分析されやすい状況を打開する動きをしてくれているのが、Fリーグで首位を独走する一因になりました。ピッチ外でも後輩と積極的にコミュニケーションをとってくれているので、キャプテンとしても非常に助かっています。
――最後に今大会の見どころを教えてください。
龍太 これまでは1次ラウンドのグループ1位しか決勝ラウンドに進めないため、1敗も許されない難しい大会であり、緊張感があってバチバチした空気を楽しめる大会でした。ノックアウト方式になった今大会は、よりそういう傾向が強くなると思います。地域代表チームも“ジャイアントキリング”を起こそうと必死に戦ってきますが、名古屋でプレーするからには勝たなければいけません。難しさはありますが、昨年優勝できたいいイメージを保って連覇できるように頑張ります。
翔太 ノックアウト方式になったため、以前よりも“ジャイアントキリング”が起こりやすい大会になりました。地域代表チームがFリーグのチームを倒せば称賛されるでしょう。受けて立つ側としては難しいですが、目の前の相手を倒すのはリーグ戦と変わりません。僕らはFリーグ王者を必死に倒そうとするチームを常に相手にしているので、気を引き締めていれば負けない自信はあります。
龍太 連覇するのは、勝つことよりも難しいこと。キャプテンになってから2連覇はできていないので必ず達成したいですし、ノックアウト方式になった1回目の大会という意味でも絶対に優勝したいです。
1回戦・2回戦
大会期間:3月2日(土)・3日(日)
会場:静岡県/エコパアリーナ、愛知県/武田テバオーシャンアリーナ、大阪府/岸和田市総合体育館、兵庫県/兵庫県立総合体育館
準々決勝~決勝
大会期間:3月8日(金)~3月10日(日)
会場:東京都/駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場
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