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“大阪ダービー”を制したG大阪が首位を堅守! ~高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ第7節~
2019年06月24日
高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2019 WESTは22日(土)と23日(日)に第7節を開催し、ガンバ大阪ユース(大阪)とセレッソ大阪U-18(大阪)が対戦しました。
ピックアップマッチ
ガンバ大阪ユース 4-2(前半0-2)セレッソ大阪U-18
島田貴裕監督に「相手より走って戦えば、俺たちは絶対に勝てる」と背中を押されて試合に挑んだG大阪でしたが、C大阪の守備に苦しみます。「ガンバ相手に引いてしまったら、ペースを握られるので前からアプローチをかけて蹴らせて奪おうとみんなで意識していた」とFW藤尾翔太選手(#9)が話すように、序盤はC大阪が理想とする展開で進みます。
G大阪はFW唐山翔自選手(#9)がサイドのスペースに飛び出す場面はありましたが、「相手のプレッシャーを恐れて、攻撃が裏ばかりになってしまった」と島田監督が振り返る通り単調な攻撃が続くと、26分にはカウンターから藤尾選手に決められ、C大阪に先制点を献上。41分にも自陣でのビルドアップミスを拾われると、MF松本凪生選手(#8)のパスから、藤尾選手に2点目を決められ、前半を終えました。
追い掛ける展開を強いられたG大阪でしたが、FW大谷優斗選手(#18)が「0-2で負けていたけど、ある程度ボールは持てていたので負ける気はしなかった」と振り返る通り、気落ちした様子は見られません。53分には相手エリアでボールを持ったMF福井和樹選手(#13)がゴール前にパスを展開すると、大谷選手が「自分が良いところにポジションを取れていたので呼んだら良いところに出てきた」と冷静にゴールネットを揺らしました。
この1点で勢いに乗ったG大阪は、DF西村翔選手(#4)が「個で打開できる選手が何人もいる」と評するアタッカー陣がここからゴールラッシュを繰り広げます。56分には福井選手のサイドチェンジからペナルティーエリア左を抜け出したMF久保勇大選手(#17)が同点弾をマーク。
74分にはMF伊勢航選手(#7)のパスから福井選手が勝ち越し点をたたき込むと、81分にも唐山選手がPKを決めました。守備も後半はDF陣が要所を封じ、4-2でタイムアップを迎えたG大阪が首位の座をキープしました。
監督・選手コメント
島田貴裕 監督(ガンバ大阪ユース)
前半はセレッソさんがすごく良かった。前からプレッシャーを掛けられて私たちが自由にボールを持てませんでした。ハーフタイムに修正し、相手プレスをかわしたり、真ん中をより使うことでフリーになったサイドに起点をつくろうと指示を出しました。サイドチェンジも交えてボールを持つ時間を増やそうと話したら1点を取ることができ、そこから流れに乗れました。結果的には逆転できて良かったですが、前半のような激しいプレッシャーをかわして攻撃して欲しい。もっとできるようにならないといけません。
DF #4 西村翔 選手(ガンバ大阪ユース)
セレッソが前からプレッシャーをかけてくるのは分かっていたのですが、前半は勢いに飲まれてビルドアップがうまくいきませんでした。ただ、後半は飛ばしていた相手のプレスが緩くなるのは分かっていたので、その隙を狙って行こうと話していました。後半に4点もたたき込めたのは、みんなが戦っていたからだと思います。ここまで攻撃陣が決めるべきチャンスを決めてくれていますし、守備も最小失点で守れています。このまま前期の残り2試合も勝って、クラブユース選手権に良い流れで挑みたいです。
海本慶治 監督(セレッソ大阪U-18)
大阪ダービーということもあり必然的に気持ちが入っていたが、必要以上に盛り上がることなく、試合に挑むことができました。前半は選手が普段練習から取り組んでいることがピッチで表現できましたし、高い集中力を保てたことが得点につながったと思います。ただ、選手自らが「この試合展開は危ない」と話していた通り、後半はガンバさんの良いところが出たため逆転されました。今日の結果も含めて我々の力不足を痛感したので、全てのレベルを上げて、勝利を得られるように頑張ります。
FW #9 藤尾翔太 選手(セレッソ大阪U-18)
個人として2点決められたのは良かったのですが、チームとして負けていたら意味がありません。前半は良い流れが来ていたのでどれだけ引き離せるかが大事だったのですが、僕が3点目を取れなかった。しっかりチャンスを決めていれば逆転されることはなかったと思うので、もっと引き離せるように個の力を伸ばしていきたいです。ギリギリの勝負を勝ち切れないのはチームの弱さだと思うので、技術や気持ちを練習から変えていかなければいけません。
その他の試合結果
サンフレッチェ広島F.Cユース 1-2(前半0-0)京都サンガF.C. U-18
大津高校 2-1(前半0-1)東福岡高校
アビスパ福岡U-18 5-2(前半1-2)愛媛FC U-18
ヴィッセル神戸U-18 2-4(前半0-2)名古屋グランパスU-18
サンフレッチェ広島F.Cユース(広島)とのアウェイゲームに挑んだ京都サンガF.C. U-18(京都)は、MF川崎颯太選手(#7)とDF木村歩夢選手(#6)の得点により2-1で勝利。大津高校(熊本)と東福岡高校(福岡)の九州対決は後半の2ゴールで大津が逆転勝ちをつかみました。打ち合いとなったアビスパ福岡U-18(福岡)と愛媛FC U-18(愛媛)の一戦は、FW松田知己選手(#8)とFW石井稜真選手(#9)がそれぞれ2点ずつマークした福岡が制しています。3試合ぶりの白星を狙った名古屋グランパスU-18(愛知)はFW武内翠寿選手(#17)の先制点を皮切りに4点を奪い、ヴィッセル神戸U-18(兵庫)に快勝しました。
WEST 第7節 ダイジェスト
大会期間:2019年4月6日(土)~2019年12月8日(日)
EAST 第8節
2019年6月30日(日)
11:00 市立船橋高校 vs 流通経済大学付属柏高校(船橋市法典公園(グラスポ)球技場)
11:00 尚志高校 vs 大宮アルディージャU18(郡山市営西部サッカー場)
11:00 青森山田高校 vs 鹿島アントラーズユース(青森山田高校グラウンド(人工芝))
13:00 ジュビロ磐田U-18 vs 清水エスパルスユース(磐田スポーツ交流の里ゆめりあ球技場サッカーグラウンド)
15:00 柏レイソルU-18 vs 浦和レッドダイヤモンズユース(日立柏総合グランド(人工芝))
WEST 第8節
2019年6月29日(土)
10:00 大津高校 vs サンフレッチェ広島F.Cユース(大津町運動公園多目的広場)
17:00 アビスパ福岡U-18 vs 東福岡高校(福岡フットボールセンター 人工芝A)
18:00 ヴィッセル神戸U-18 vs 愛媛FC U-18(いぶきの森球技場)
2019年6月30(日)
18:00 ガンバ大阪ユース vs 京都サンガF.C. U-18(OFA万博フットボールセンターグラウンド)
2019年9月28日(土)
17:00 セレッソ大阪U-18 vs 名古屋グランパスU-18(セレッソ大阪舞洲グラウンド)
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